雑学・和歌山→記事一覧 投稿した記事が増えてきましたので目次と要約のサイトにリンクしました(2010.4.3)。画像も増えてきましたので、雑学・和歌山 MY ALBUMにリンクしました(2011.2.12)。

2015年12月18日

大統領とオトコの話題

韓国の国会での議論、朝鮮日報のコラム、それに韓国証券街の情報誌のソース(情報源)をもとに、こんな噂もあると産経新聞のソウル支局長が、日本語で日本読者にコラムの形式で報道した。

この記事は、日本語で書かれているので、韓国内では正確に読むことはできなかった。しかし、これを嫌悪した韓国内の団体があった。その団体が、「産経新聞は悪である」と決めつけ告発したようだ。ただ、その記事に悪意の「解釈」を付け加え、韓国語に翻訳し、韓国で読まれているネットに掲載した媒体があった。

いったん、韓国検察庁はこの媒体について産経新聞のソウル支局長と同時に告発をしたのだが、途中で捜査を打ち切ったかのごとく、その後何も決着をつけずに今に至っているらしい。

そういう事実からはこの事件がつまり、いわゆる慰安婦問題など韓国にとって不都合な真実を報道する産経新聞狙い撃ちと言っても言い過ぎではないと思える。だから極めて当たり前のことだけど、韓国の一審裁において、昨日(12月17日)、無罪判決が出された。

結局、韓国大統領が旅客船沈没当日に7時間もの空白の時間帯があったことから、大統領府での執務状況(スタッフと殆ど面談せず文書での報告などが常態)や大統領と側近との関係が不通(プルトン)状態であることなどが明らかになった。この判決を受けてなのかどうかは知らないが、大統領の7時間の空白時間帯については、今後、韓国国会で調査をすることになったようだ。

もうひとつ、書いておかねばならない。それは、韓国での報道の自由をめぐる、この問題について、いわゆる日本国内の左派系のメディアや団体の無関心さである。どうして、これらの連中は憤らないだろうか。

韓国内の情報を日本の特派員がその国で報じられている情報をもとに、日本向けにコラム形式で報じただけで刑事事件になるという無法、どうして黙っているのだろうか。日本の報道機関は、韓国検察をなぜ批判しないのだろうか。韓国マスコミでさえ一部は批判しているというのに。

「帝国の慰安婦」を書いた韓国大学教授に対する刑事告発。朝日新聞の慰安婦誤報の元記者の韓国の大学への就職。韓国の反日的行動を見る限り、韓国を到底民主的な自由国家とは思えない。反日無罪のお隣の大国や国民が奴隷国家のお隣とさほど変わりがないようにさえ感じる。


  


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2015年09月13日

慰安婦は天皇からの贈り物

米国の公立高校の世界史教科書が旧日本軍による慰安婦強制連行など事実とは異なる記述を掲載している問題がある。

我が国政府は、マグロウヒル社など米教育出版社に修正を要請していたが、逆に米歴史家20人が日本政府を批判する声明を出した。

これに対し、日本人学者50人が反論を発表した。その趣旨は、次のようなものできわめて真っ当なものである。

教科書に明らかに事実誤認と認められるような記述があり、それがある特定の国家と国民の尊厳を著しく損ねるような場合には、当該国政府が当該記述の訂正を求めるのは極めて自然なことである。

マグロウヒル社の教科書には、「慰安婦は天皇からの贈り物である」とか、「終戦に際して、証拠隠滅のために多数の慰安婦が殺された」などという、まったく根拠のない表現も見受けられる。

わたしは、中国、北朝鮮や韓国は事実や真実を尊重しない、政治優先、人治の国であって、我が国とは基本的価値を共有できない国家だと思っている。しかし、米国は少なくとも自由に事実を主張でき、真実を追求することが可能な国だと信じている。

日米、互いの国家と国民が一層の信頼を築くためにも、間違ったことを子孫に伝えてはならない。歴史の事実を明らかにしなければならないのは当然のことだ。

参照:米教科書めぐり日本人学者50人が米歴史家に反論 慰安婦記述「全体の信憑性が問われる」

  


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2015年06月18日

韓国外相を歓迎する

今月21日(2015.6.21)、韓国の尹炳世(ユン・ビョンセ)外相が来日する。今年3月にソウルで日韓外相の会談があった。昨年のオバマ米大統領の仲介以降は、局長クラスでの実務者会談も継続して開催されている。

韓国は、我が国にとって大切な隣国。とても難しい国柄であるが、情の深い魅力的な人たちが住む国でもある。わたしは以前、韓国の方々とネットでチャットをしたことがある。拙い英語でのテキスト文での会話だったけど、文化や歴史についても知的で、書かれている文章は優しさにあふれていた。

この日韓外相会談の翌日22日は、日韓国交正常化50周年の日にあたる。尹外相は政府主催の記念行事にも出席されるようだ。

思うに、尹外相は今や敵地の感がある日本に行くのである。国内メディアや反日勢力は、その言動を鋭く批判的にみている。日本で何をしゃべるのか。日本は韓国外相をどう接遇するだろうか。日本国民は温かく歓迎するだろうか。

わたしたちは、もちろん隣国の外相を心から歓迎するだろう。大型の観光客船の遭難事故、強力な伝染病の発生、経済の低迷など「国難」と言われている時期であるから一層の歓迎をしたい。隣国としてできることはないか。ともに、この極東という地域をより良くしていこう。

誤った情報、事実に反すると思うことは率直に話し合おう。情に流されず、ほんとうの意味での信頼関係を未来に向けて築いていこう。そのことによって、一時的に気まずい関係になっても良いではないか。後世の、もっと賢いわたしたちの子や孫が互いに尊敬し信頼できるような関係になれば良い。

だから、真摯に歴史の真実を語りあい、未来志向で、ほんとうに信頼できる関係を築いていこうではないか。正直で嘘をつかないこと。このことこそ我が国の国是でありたい。  


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2014年12月08日

JR和歌山駅のだまし絵

和歌山駅のホームに、床から飛び出したように見せる特急くろしお号の「だまし絵」が登場した。床に、写真を基に作成されたシートを貼り付けたものらしいが、楽しいことだと思う。


画像は、NHK関西のニュースより

巷では、相変わらず、役人たちの不祥事、幼児や動物虐待、いじめ自殺、殺人などの報道が続くが、こういうニュースはほんとうに良い。

農家にスズメが遊びに来て餌をやると手のひらに乗ってくるようになった。松が岩を砕き、雑草がコンクリートの隙間から芽を出す、面白い形をした野菜を見っけた。迷子になったペットが帰ってきた。毎日がこんなニュースばかりだったら良いのに、ね^^


関連:マチオコシに関係するかも  


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2014年09月14日

朝日新聞の権威

朝日新聞の「誤報」表明を受け、日本史の教科書会社の一部が、日本軍による強制連行があったかのような印象を与える記述の見直しを始めたそうだ。このことは、言論界や政界に圧倒的影響力を朝日新聞が持っていることを示している。

かってアメリカで、この世界にサンタクロースがいるのか、いないのか疑問を持った一人の少女がいた。友だちから「サンタクロースなんてほんとうはいないのよ」と言われた少女はお父さんに「この世界にサンタクロースはほんとうにいないの」と聞いた。

おとうさんは、「そうだね。そういう問題は信頼できる新聞会社に聞いてみるのが一番良いよ」と答えた。彼女は、手紙を新聞会社に送った。その回答があの有名なニューヨーク・サン新聞の社説だ。1897年9月21日に報道された、八さいのおんなのこに対する社説は多くの人の心に残った。

地に落ちた朝日新聞の信頼と権威。この傲慢でイデオロギーにとらわれた、上っ面だけの権威主義の新聞会社は、もしかすると、こう書くかもしれない。ヴァージニアちゃん、よく聞いてくれました、サンタのおじさんはいます。誰が何と言っても必ずいます、と。

あのニューヨーク・サン新聞のフランシス・ファーセラス・チャーチという記者が書いた、真実を前提にしたうえでのヴァージニアちゃんへの回答は見事なものであった。

参考:
Yes, Virginia, There is a Santa Claus  


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2014年09月13日

報道の責任の重さ

今回の朝日の誤報、虚報、捏造記事の問題で、あらためて報道の責任の重さを感じる。小は、実名、通名報道の問題から、大は、国家民族に関する問題まで、報道によって、読者の判断や理解は大きく左右される。

弾丸が飛び交う戦場での取材、嵐のなかの台風報道、被災間もない二次災害が起こりうる中での取材や報道、惨たらしい事件の取材。権力者や人気者に対する、報復を恐れぬ仮借のない取材。わたしは、記者と言う業務に就く方々の苦労を思う。

つい最近でも、海外で若い女性のジャーナリストが殺されている。しかし、記者クラブで、マージャンをしながら、広報の発表をそのまま裏を取らずに垂れ流す、手抜きの記者もいるだろう。こういう記者はほんの一握りで、たいていは社会正義の実現、権力行使のチェック、弱者の気持ちの代弁、社会の木鐸でありたいとの初心があったはずだ。

文芸と違って新聞記事は残らない。いくら名文であっても、冬は読者の心を温める蝋燭の灯りとなり、夏は一筋の涼風として消えていくものかもしれない。しかし、ときとして、その記事は読者の心に深く残り、人を変え、世の中を変えていく原点にもなりうる。

今般の一連の記事は、残念なことにこれまで先人が積み上げてきた報道の信頼を壊し、読者や関係者に不安と不信を与えてしまった。そのうえ、多くの人たちに取り返しのつかない傷を負わせた。

だから、朝日はこうするべきだとは言わない。それはわたしたち読者が決めることだと思う。  


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2014年09月12日

朝日新聞が謝罪

朝日新聞社社長の謝罪があった。あの権威主義の朝日がともかく頭を下げた。読者、広告主等からのクレーム、最近の購読打ち切りなど、とことん追い詰められ、止むをえなくなったんだろう。

おそらく、記者など内部からの突き上げもあったはずだ。嘘ばかりを書く朝日に取材協力はできないという声が多く、記者たちが困っているといううわさもある。

原発元所長の吉田調書や慰安婦問題、池上彰氏のコラム掲載拒否など、一連の失態で読者はもちろん多くの国民の朝日新聞への怒りはピークに達していた。そういう状況で、朝日首脳部は、中央突破は無理だと判断したのあろう。だから、この謝罪は世論の勝利だと思う。

ただ、今般の謝罪会見があっても、世界の我が国に対する認識は特段変化したとは思えない。虚報、30数年の時間は長すぎた。福島原発の作業員は実は腰抜けだった、インパクトが強すぎた。

わたしたちは今後、時間をかけて、南京虐殺も含めたこれら、朝日が引き起こした世界(特に韓中北と米国)に対する誤解を解消していかねばならない。時間がかかるかも知れぬ。だけどこれは、政府を筆頭に我々国民の次世代に対する責務であると思う。  


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2014年09月09日

またも悲報か

帝国データバンク和歌山支店が県内企業を対象に行った「女性登用に関する意識調査」によると、従業員、管理職に占める女性の割合がいずれも、全国の都道府県で最も少ない結果となったという。

企業に占める女性の割合も低く、女性管理職も9割を超える企業で1割に達していない。政府が成長戦略に掲げる「2020年に指導的地位に占める女性の割合30%」の目標とは大きな隔たりがあるとメディアも報じている。

関係者は、和歌山の女性は出世欲が少ないのではと分析している。いや、地域として女性が職場進出や昇進を望むような環境整備をして来なかったからだという見解もある。帝国データバンクの調査結果は、とても朗報だとは言えないだろう。まぁ、ガツガツしないで大らかなのが和歌山女性の良さだと強がりを言っておこう。

蛇足だけど、こういう調査って自治体や政府がするもんじゃないの。県や市の見解を聞きたいものだ。でもきっと、こういうだろう。民間企業の調査結果にいちいちコメントするのは差し控えたいって。  


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2014年08月23日

有事に逃げ出した作業員

政府の事故調査・検証委員会は、東京電力福島第1原発事故に関し、事故発生時に所長として対応に当たった吉田昌郎氏(25年7月9日死去)から聞き取り調査を行っている。今般、政府はその「聴取結果書」(吉田調書)を公開する方針を固めたそうだ。公開は9月中旬以降になる見通し。

イタリアでのコスタ・コンコルディアの座礁事故。韓国のセウォル号事故。その際、船長たちはどのように振る舞ったのか。我々は、報道によりかなりの詳細まで知っている。

これらの事故における船長たちの無責任な対応に比べ、福島第一原子力発電所事故は、電源喪失状態のなか、手作業でのベント作業など作業員の必死の努力が国内外から高く評価され、多くの人に感動さえ与えた。

記憶に残る言葉がある。フクシマ50(フクシマフィフティ、英語: Fukushima 50)、欧米など日本国外のメディアが与えた呼称だ。その勇敢な行動を賛美する名誉ある呼称である。

あの日(2011年3月11日)以降、我が国の原子力政策は全面的に見直される結果になった。福島第1原発事故の関係者の調書も作成された。

ところが、つい最近(5月20日)、これら調書を独自に入手した朝日新聞が1面トップで「『吉田調書』入手」「所長命令に違反」「福島第一 所員の9割(が福島第2原発へ撤退していた)」と報じたのだ。

フクシマ・フィフティーをはじめとする作業員たちの命を賭した行動が世界で称賛されたが、実は約650人の所員が吉田昌郎所長の命に反して逃げていたのが真実だというのだ。

これに対して、『週刊ポスト』(6・20)が『死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日』(PHP研究所)の著者、門田隆将さんの怒りの反論を掲載した。同調書を(8月に入って)ようやく入手した産経新聞も、朝日の記事は事実に反すると報道し始めた。

そういう状況における吉田昌郎氏の「聴取結果書」の公表である。当時の総理、総理官邸・東電本店の対応について、表に出しにくい吉田氏の表現などもあり、本人は決して公表を望んでいなかったようだ。しかし、この未曽有の事故の記録はやはり公表する価値がある。何よりも河野談話同様、一生懸命に国家国民のため努力した者たちの名誉に関するものであるからだ。朝日によって辱められたことが事実であるのかないのか、それを明らかにしなければならぬ。

ちなみに、イタリアでのコスタ・コンコルディアの座礁事故では、船長とリボルノ港湾監督事務所との交信記録が公開されている。

港湾当局:「今どこにいるのか、逃げ出したのか」
船長  :「私と司令官は…その…います」
港湾当局:「乗客を置き去りにして救命ボートに乗ったんだな」
港湾当局:「いいか、あんたは助かったかもしれない。だが状況は悪化している。後悔するぞ。船に戻れバカ野郎!」
船長  :「ちょっと待って下さい」
港湾当局:「船に戻ると約束して下さい」
港湾当局:「船で指揮をとれ! 拒否するのか」「これは命令だ!」
船長  :「真っ暗で何も見えません」
港湾当局:「だからどうしろというんだ? 暗いから家に帰りたいとでも?」
港湾当局:「船に戻って、何ができて、何人が船にいるか、何が必要か報告しなさい、今すぐにだ!」
港湾当局:「何をしている?救助を放棄するつもりか?」
港湾当局:「船長、君は助かったかもしれないが、この責任はちゃんととってもらうからな」
船長  :「ああ…そんな……。死人は何人出ているんだ」
港湾当局:「こちらではわからない。君が知っていなければならないことだぞ」


事故当時、船長は、ワイン片手に若い女性と食事中であった。また、「船長は乗客らより先にジリオ島に避難しているのを沿岸警備隊関係者に見とがめられ、船に戻るよう促されていた」と地元メディアが伝え、緊急事態にもかかわらず、船長が船を放棄して先に避難していたという疑いが強まっていた。

このような非常時、わたしならどのような行動をとるのか、とれるのかを考えると、慄然とする。でも、そのような責任ある立場に着いていないことを思い、感謝もする、寂しさとともに...^^  


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2014年08月20日

朝日新聞は謝罪するべき

長い間虚報を流し続けた朝日がようやくその非を認めたが謝罪の必要性はないと開き直っている。

今回、しぶしぶ従軍慰安婦の強制連行が詐話であったことを認めたが、その報道姿勢には誠実さというものがまったく見受けられないと言わざるを得ない。捏造したと言われても仕方のない記事を書いた記者が早期退社(本年1月頃)し、組織とは直接関係が無くなったことで、社として責任などを問われたりする恐れが無くなった。それにいまや、従軍慰安婦という言葉は定着し、セックススレイブ、性奴隷とさえ呼ばれるようになり、ジャパニーズ・ディスカウントの報道目的は達せられた。

何よりも、朝日は、この問題による講読者離れをくい止める必要があり、従軍慰安婦問題の河野談話検証も終え、安倍二次内閣もそれを継承するとしたタイミングをとらえ、ほんとうに嫌々だけど記事にせざるを得なかったという感じがする。

それゆえ、朝日は、反省どころか、それらの記事が世界に与えた影響やその誤った情報を流したことによるわが国民の苦痛などに思いが及ばないのであろう。一連の記事は、日本への憎しみを植え付け、アジア各国間の信頼と友好を失わせ、取り返しのつかない大きな傷を与えた。古い言葉でいえば、万死に値する失策であった。

国民の一人ひとりが朝日がしてきたことを振り返り採るべき対応を考えるべきだと思う。なぜに、朝日はでっち上げをしてまで日本を貶(おとし)めたいのだろうか。

蛇足:
従軍慰安婦問題を煽った朝日新聞はたんなる謝罪では済まない。こういう見解もあり、朝日は謝罪できない状態だと推測する。社長の辞職と社内の真実の報道確保のための規律の確立等で、読者の信頼を取り戻し、倒産の危機を脱するほかないんじゃない。  


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2014年08月08日

元朝日新聞ソウル特派員の前川氏

ネットでこんなエントリがありました。元朝日新聞ソウル特派員の前川惠司氏の書いたものです。先に「記者の自負心もうないのか」で、わたしは前川惠司氏を評価したのですが、ネットではこの方も共犯者の一人じゃないか。冒頭にお詫びの言葉もなく、何を偉そうに後輩に言っているんだとありました。

わたしとしたことが、またもや朝日(前川惠司氏)にはめられたってことになるのだろうか。ほんとうは加害者だった人が何時しか傍観者になり、果ては当時は社内での少数者だった、とすり替えているのだろうか。

記者の皆さんはきっと頭の良い方々であろう。悪知恵の働く方々であろう。ならば、朝日新聞在職中になぜに正論、事実を書こうとしなかったのか、あんたにも責任があるんじゃないの。そういう見解がある。

確かに筋が通っている。わたしは勝手な想像で、前川氏は在職中に従軍慰安婦はおかしいと社内で言い続け、ソウルに飛ばされたのだ思っていたがそうではなかったのかもしれない。飛ばされたどころか、現に前川氏は朝日関連会社の社長になっておられる。

今ごろになって、単にあの記事(2016.8.5)はおかしいと言っているのなら「何だ、今頃」となってしまう。とにかく、ネットでこんなエントリがあったので引用しておきたい。

元朝日ソウル特派員「日本人が無理やり娘をさらったら暴動が起きましたよ」

 慰安婦問題が過熱した1990年代初め、朝日新聞ソウル特派員として前川惠司(現在は退社しジャーナリスト)は、韓国内で元慰安婦らに取材した。日本にいたときも「韓国・済州島で奴隷狩りをした」との虚偽の強制連行証言をし、朝日が繰り返し取り上げてきた吉田清治とも会った。

 「確か80年に川崎支局で『韓国・朝鮮人』という続き物をやっていたころ、吉田が『自分の話を聞いてほしい』と支局に電話をかけてきた。彼の自宅に行って3、4時間ぐらい話を聞いたが、(核心部分の)済州島の話はまったくでなかった。尋ねるたびに話のつじつまが合わなくなるので結局、多くは書かなかった」

 本紙の取材にこう語る前川は、元韓国人慰安婦にインタビューし、「女子挺身(ていしん)隊」の名で慰安婦が戦場に連行されたと、事実をねじ曲げて伝えた朝日新聞平成3年8月11日付朝刊(大阪版)の植村隆(今年3月退社、大学講師)の署名記事についても首をひねる。

 「『勘違いしているな』と直感し、すぐに訂正がでるだろうと思った」

 挺身隊が慰安婦と異なるのは、少しでも戦時下の日本について調べればすぐ分かる常識だったからだ。

 前川はこの4月、ソウル時代に元慰安婦を取材したエピソードを「戦場の慰安婦哀譚昨今」(亜細亜大学アジア研究所所報第154号)と題したエッセーにつづった。そこから浮かび上がるのは、元慰安婦の女性らが支援団体らの主義主張に「利用」されているという一面だ。

 エッセーには、前川のこんな忘れられない光景が記されている。

 93年11月、当時の首相、細川護煕と韓国大統領、金泳三による首脳会談が韓国の慶州で行われたときのことだ。元慰安婦を支援する韓国の団体が、元慰安婦ら十数人を中心としたデモを展開した。

 厳しい寒さの中、元慰安婦らは、薄い生地の白いチマジョゴリで、傘もささず雨の中を歩かされていた。時折、デモの指導者のかけ声に合わせ、「日本は補償しろ」と叫んではいたものの、顔面は蒼白(そうはく)だった。前川が「おばあさんたちが風邪をひいてしまう」と案じていると、その目の前で1人が倒れてしまった。

 「これが人権団体のやることか」

 前川は憤りを禁じ得なかった。ほかにも、こんなエピソードが記されている。

 別の集会では、元慰安婦らは「『今度、国連に訴えたので、もらえるお金もうんと増えるといわれたの。本当かしら』と、嬉(うれ)しそうに顔をくしゃくしゃにし、金を得たら、これを買う、あれを買うと皮算用を膨らませていた」。

 前川が当時韓国で、元軍人、大学教授から友人の母親まで、つてを総動員して60歳以上の人々に「日本兵や日本の警察官に無理やり連れていかれた娘がいたか。そんな噂を聞いたことがあるか」と尋ねて回っても「ある」とうなずいた人は皆無だった。逆にある人は「無理やり娘を日本人がさらったりしたら、暴動が起きましたよ」と言った。

 「あのころのおばあさんたちは、苦しい生活のなかで、名乗り出ればお金がもらえるんだと、単純に考えていた印象です。素朴なおばあさんたちでしたから」

 取材に対し、こう振り返る前川は、少女の慰安婦像まで用いて「元慰安婦イコール性奴隷」との表現が盛んになされている現状に大きな違和感を抱いている。

 「そこまで朝鮮半島の女性を侮辱する言葉が、李朝時代を含めてあっただろうか。自分たちの民族の女性が公然と『性奴隷』と貶(おとし)められて、侮辱を感じないのだろうか」

 前川は疑問を投げかけ、エッセーをこう結んだ。

 「あちこちに従軍慰安婦像を建てようとしている人たちが、本当に貶めているのは誰なのか、気になってならない」
  


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2014年08月08日

記者の自負心もうないのか

元朝日新聞ソウル特派員・前川惠司氏が書かれている。古巣の出身母体を批判するのはつらかろうが、よくぞ書いた。まさに正論だと思う。

わたしは、読んでいて前川氏の気持ちを想像し目頭が熱くなった。この方は、朝日新聞を、そして言論に携わること、新聞業界をとても大事にされているのだと、読了後、思わず頭を下げた。

以下全文引用です。
記者の自負心もうないのか」 元朝日新聞ソウル特派員・前川惠司氏

2014.8.8 10:30 (1/2ページ)[メディア]
 慰安婦報道が、どのように日韓関係を歪(ゆが)め、日本の立場を貶(おとし)めたのか。朝日新聞の慰安婦問題の2日間の「特集」は、その部分に関する検証が欠落している。

 日韓関係悪化の原因は、もちろん朝日新聞だけではなく、慰安婦支援団体や韓国側の動きにもあった。だが、朝日新聞の一連の報道は、慰安婦支援団体に勢いを与え、運動を正当化させた。そうした点を検証しないのはおかしいのではないか。点検であって検証ではなかったと言える。

 吉田清治氏の証言を「虚偽」として取り消し、挺身隊と慰安婦の混同を「誤用」と認めたのは、よいことだとは思う。だが、吉田証言は本来、吉田氏にデータ提供や面会を拒まれた段階で新聞社として明確に疑問を呈すべきだった。挺身隊と慰安婦の混同についても、当時は戦時中を知る人たちが大勢いたのだからそうした人に聞けばよかった。「参考資料にも混同がみられた」と説明するが、それでは記者は一体何をしていたのか。


2014.8.8 10:30 (2/2ページ)[メディア]
 結局、「騙(だま)された」「騙した方が悪い」とすべて他人のせいにしている。それでは「相手の言うことをうのみにして記事を書いているのか」ということになる。かえって読者の信用を落とすのではないか。後に「元慰安婦が強制連行ではなくキーセンに売られた」という話が出たのなら本人に確認して報じればよい。取材の基本動作をしてこなかったことを自ら明かしてしまったに等しい。ある意味で衝撃を受けた。

 産経新聞など他紙も吉田証言を取り上げたり、挺身隊と慰安婦の混同があったことも指摘しているが、「他の人も同じことをやりました」というのは、報道の世界では通用しない。自分たちが日本の報道を引っ張っているという自負があるならば「他紙はどうだ」とは書けないはずだ。「朝日新聞にそういう自負心や誇りはもうないんだな」と感じてしまう。

 一般商業紙は、政党機関紙とは違う。裏付けもしていない記事が新聞に出ているんだと読者に誤解させたことは業界全体にとっても大きなマイナスだ。朝日新聞だけでなく新聞という媒体の価値を貶めることにもつながってしまったのではないか。


例によって蛇足ですが...
前川惠司氏が書かれたこと。「自分たちが日本の報道を引っ張っているという自負」、かっての「朝日新聞に(は)そういう自負心や誇り」というものがあったぞ。ちゃんとしろよ。間違ったことを正すのは恥ずべきことではない。恥ずべきは間違ったことをしたにも拘らず正さないことじゃないのか。  


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2014年08月05日

慰安婦問題の虚偽報道

朝日新聞は、8月5日付朝刊1面と16~17面で慰安婦問題の特集を組み、例によってアサヒルっています。そのごく一部を引用しておきます。

朝日新聞は吉田氏について確認できただけで16回、記事にした。初掲載は82年9月2日の大阪本社版朝刊社会面。大阪市内での講演内容として「済州島で200人の若い朝鮮人女性を『狩り出した』」と報じた。執筆した大阪社会部の記者(66)は「講演での話の内容は具体的かつ詳細で全く疑わなかった」と話す。

読者のみなさまへ、吉田氏が済州島で慰安婦を強制連行したとする証言は虚偽だと判断し、記事を取り消します。当時、虚偽の証言を見抜けませんでした。


吉田氏:日本の植民地(?)だった朝鮮で戦争中、慰安婦にするため女性を暴力を使って無理やり連れ出したと著書や集会で証言した吉田清治氏のこと。

それにしても、吉田清治氏の話がでっち上げであることをなんで今ごろまでしかわからなかったんだ。とっくの昔に当の本人があれは作り話だと語っていたじゃないか。

確認できただけで16回も虚報を流した結果についてはどのように考えているのだろうか。その責めをどう取ろうとしているのか。

朝日が曲がりなりにも新聞会社であれば、社会の公器としての責任をとり、その過ちを正すべきではないか。与太話をさも事実のように取り上げ、それも、確認できただけで16回も繰り返している。この虚報を信じた者に対して、少なくとも16回は、「(韓国)済州島で200人の若い朝鮮人女性を『狩り出した』」と報じたのは虚でした、事実無根でしたと報道してほしい。

また、16回もの虚報を流した期間は何年間で、その影響の大きさはどうだったのか。いずれにしても、もはや、朝日は信用できるメディアではないと言わざるを得ないと感じる。

ただ、遅きに失したが、曲がりなりにも慰安婦問題の特集を組み、一部非を認めたことは評価したい。時間はかかるだろうが信頼の回復を望む。

そのためには、再度、あるいはそれ以上、この問題についての虚報、誤報等についての検証を続けていただきたい。続報を期待する。


出典:「慰安婦問題どう伝えたか 読者の疑問に答えます」と題した8月5日付け朝日新聞紙面

蛇足:
先だって、大阪府警の統計不正8万件をスクープしたのは確か大阪朝日だったよね。凄腕の好い記者がいるのに、なんで彼らを登用しないのだろうか。朝日は戦前と云い戦後と云い、経営陣・編集トップが良くないように感じる。  


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2014年07月09日

ちょっとやり過ぎかも

小保方さんの似顔絵で「おいしいお米は あります!!」 秋田のJAふるさと青年部大森支部の看板はふざけ過ぎ?、とJcastニュースが報じている。




秋田県横手市の国道沿いに、ふざけ過ぎていて笑える看板が立っていると、その写真がネットで拡散されているらしい。記者発表での演出が過ぎたり、共同記者会見など言い過ぎ(失言を含め)たり、変わったことをすると、後々まで何かと取り上げられることが多い。

まぁ、これを使って芸能人などは(ときには政治屋も)売名行為をする。ただ、マスゴミにもルールはあるようで、引退宣言するとよほどのことがない限り報道などしない。ちあきなおみさん、山口百恵さん、引退はしていないが高倉健さんなど。たまには、なおみさん、百恵ちゃん、健さんの歌を聴きたいなぁと思ったりする。

....と言って、小保方博士の研究者としての引退を勧めているわけではない。これを逆バネにして、あなたとわが国の科学技術の名誉を是非とも挽回していただきたいと思っている。

蛇足:
この看板の絵、下手なのがいいですね。それにしても、小保方博士には些か同情もしています。巨悪は別にいるにも拘わらず、ひとり悪者にされているきらいがあります。 1983年6月29日生まれ31歳の若い才能の芽を摘んでしまった巨大研究所。研究組織のあり方を問いたい。決して小保方博士の肩を持っているわけではありません。そのほかにより大きな問題があるのではないかと言いたいだけ。
  


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2014年07月06日

和歌山電鉄の収支状況

和歌山電鉄(貴志川線)の収支は、南海電鉄からの引き継ぎ後ずっと赤字を続けている。でも赤字幅は随分と少なくなりよく頑張っているなと思っている。トータル収支では、和歌山市と紀ノ川市からの運営支援資金(8.2億円を上限に10年間)を受けながら、何とか黒字になっている状況だ。

昨年度の年間乗車人員も、前年度より13万人増えて、当面の目標である250万人に後20万人となっている。

平成25年度の運輸実績(速報値)年間乗車人員

合計   2,298,000人(対前年比106.1%、132,000人増)
(内訳)
定期外   776,000人(対前年比103.6%、27,000人増)
通勤定期  695,000人(対前年比104.9%、32,000人増)
通学定期  827,000人(対前年比109.6%、73,000人増)


昨年、沿線約7万人の住民が1年間に今よりあと4回(2往復)多く利用すれば250万人に達すると会社は訴えていた。その効果があったのかもしれない。

しかし、貴志川線は依然として厳しい経営状況にある。老朽化した設備をどうすべきか。新たな投資とその財源。鉄道用地が市有地のため固定資産税不要のメリットがあるものの駅のスペースを事業者に貸し出して収益を得ることができないデメリットなどなど。

親会社の岡山電気軌道が再生に乗り出した当初は観光客をターゲットにしていた。それは、通勤だけではもたないと考えられたからである。でも沿線には隠れた観光資源はあるものの圧倒的人気はタマちゃんで、結局のところ沿線の住人の利用によるほかない。この鉄道を愛する和歌山の人は多く、地元の個人と諸団体も全面的に支援している。

そのような支援は引き続き得られようが、今後も沿線の住人の数が増えることは期待できないだろう。であるならば、通勤、通学、買い物等利用者の車使用から鉄道利用への変更しかない。果たしてそれは可能なのか。そのためにどのような工夫やアイデアがあるのだろう。そして、それは経営者サイドだけで可能なのか。残された期間は残すところあと3年、28年度からは運営支援資金は約束されていない。

参考:
2013年06月28日 きみはタマちゃんを見たか
地域や自治体の熱意と行動により地方鉄道を再生 [和歌山電鐵株式会社]
平成25年12月 和歌山県議会定例会会議録
  


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2014年06月08日

フクシマ50

朝日新聞は、2014年5月20日に特集企画「吉田調書 福島第一原発事故、吉田昌郎所長の語ったもの」で、次のように報じた。

吉田所長の命令に違反して福島第二原発へ
東日本大震災4日後の11年3月15日朝、第一原発にいた所員の9割にあたる約650人が吉田氏の待機命令に違反し、10キロ南の福島第二原発へ撤退していた。その後、放射線量は急上昇しており、事故対応が不十分になった可能性がある。


これに対して、吉田所長に直接、長時間のインタビューをしたジャーナリストは「『自分の命令に違反』して『撤退した』とは、吉田氏は発言していない」と朝日新聞を批判する。

いったい真実はどうだったのか。それにしても吉田氏の待機命令に違反し、10キロ南の福島第二原発へ撤退した人たちを誰が責めることができるのか。それができないからこそ、現場に踏みとどまった人たち、いわゆる「フクシマ50」がヒーロー視されるのだろう。

結局、複合的なフクシマ原発事故は献身的な人たちの手によってまがりなりにも破滅を免れることができた。わたしは、吉田所長は、リスク管理や初期活動に甘さがあったものの現場の所長としての責務を果たしたと信じている。そしてなによりも、現場で死を賭して頑張った下請け関連会社の作業員、自衛隊員、各自治体の消防署員たちに最大限の敬意を払いたいと思う。

そのうえで言いたいことは、政府関係機関はデータを公表して真実はどうであったのかをできるだけ早く検証してほしいということ。それがこの地震国での原発のあり方を決定する基礎であり土台であると思う。  


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2014年05月24日

捨て猫と行政

朝日新聞 2014年5月20日07時51分によれば、「捨て猫、放したら違法?」 遺棄の疑いで愛知県職員らが送検されたという。

捨て猫を行政が引き取らないのは是か非か――。捨て猫を預からずに放して遺棄したとして、愛知県警は県動物保護管理センターの知多支所長らを動物愛護管理法違反の疑いで書類送検した。預かれば殺処分することになる県は、自活できる猫の場合、「遺棄」ではないと主張している。

県警などによると、昨秋、同県大府市の病院前で段ボールが置かれているのが見つかった。「お願いします」と書かれ、中には子猫1匹が入っていた。病院は東海署に持ち込み、同署会計課長が同センター知多支所に引き取りを頼んだが拒まれたため、近くの造成地に放したという。

 この対応を知ったボランティア団体が、会計課長を同法違反容疑で刑事告発。県警は4月24日、会計課長と、遺棄をそそのかしたとして支所長をそれぞれ書類送検した。

 団体代表は「県警は子猫の遺棄事件をちゃんと調べなかったうえ、さらに自ら遺棄したことが問題」と訴える。

 これに関し、愛知県の大村秀章知事は5月19日の会見で「自活可能な猫を放すことは遺棄とは考えない。職員に違法性はない」と主張。県は、自分で活動できる猫の引き取りを相談された際は放すよう伝えているという。


捨て猫の問題は悩ましいですね。動物愛護の声と野良猫による獣害を危惧する声。どちらもわかります。もちろん悪いのは捨てた飼い主ってことを忘れてはいない。

でも、なんだかこのニュースおかしいって感じがする。県動物保護管理センターが捨て猫を遺棄しないで引き取っていれば、結局、殺処分することになるのだろう。もっとも、かなり低い確率であろうが、誰かに引き取ってもらえる可能性もある。

それにしても、捨てられた猫にとっては、なにが一番幸せなのだろうか。一方、猫を捨てられた街の住民はどう思うだろう。やはり、だれも捨て猫を貰ってくれない限り、殺処分しかないのだろうか。

思うに、この問題の解決策は、犬の糞の問題と同様、糞を放置したやつ、つまり猫を捨てたやつを徹底的に割り出すのが一番良いのかもしれない。猫を捨てたやつをとっ捕まえて、猫の餌代を含めた費用を負担させたい。

参考:
動物の愛護及び管理に関する法律
(犬及び猫の引取り)
第三十五条  都道府県等(都道府県及び指定都市、地方自治法第二百五十二条の二十二第一項 の中核市(以下「中核市」という。)その他政令で定める市(特別区を含む。以下同じ。)をいう。以下同じ。)は、犬又は猫の引取りをその所有者から求められたときは、これを引き取らなければならない。
3  第一項本文及び前項の規定は、都道府県等が所有者の判明しない犬又は猫の引取りをその拾得者その他の者から求められた場合に準用する。

なお、この猫の場合は、「捨て猫」だと確定できますが、飼われていた猫が逃げ出した「迷い猫」の場合もあるでしょう。内田百閒先生の「ノラや」という本を読むと「あぁ昔からペットロスっていうのはあったんだなぁ」と思わせる。子母沢寛の愛猿記など動物を描いた物語は少なくない。でも、猫と言えば、アラン・ポーの「黒猫」でしょうかねぇ...  


Posted by ecell at 09:45Comments(0)公益

2013年11月18日

公共交通機関の時間の正確さ

2013/10/26から2013/11/5、有効回答数 863件(ウェブログイン式)で、マイナビウーマンが調べた「世界に誇る日本 Top5」という記事があります。

■世界に誇る日本 Top5
第1位 公共交通機関の時間の正確さ……82人
第2位 和食/日本食……68人
第3位 治安の良さ……24人
第4位 富士山……22人
第5位 トイレがきれいなこと……22人
以下順位略

82人の方が「公共交通機関の時間の正確さ」を挙げておられます。これを見て、悲しくなりました。JR西よ、阪和線よ、お前は恥ずかしくないのか!

蛇足:警察・司法関係の方には申し訳ないのですが、「治安の良さ」は今ではもう都市伝説みたいに思えます(泣)  


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2013年10月09日

犬の散歩とフン害

いまや、我が国の犬猫のペットの数は子どもの数より多いという。綱吉さんがおられれば狂喜することだろう。

しかし、世の中は生類憐みの令を出した第五代将軍のような人ばかりでない。犬猫嫌いの人もいる。まぁ、猫を放し飼いしている人はそうはおられないでしょうから、問題は犬である。小型犬で室内飼いをしている人は別にして、朝夕、散歩させているときのフンの処理をどうしているかである。

よく観察していると、犬を散歩させている人は大通りや河川の向こう側に犬を連れて行く傾向にある。つまり、あまり自宅の周辺を散歩させないのだ。人によっては、犬を車に乗せて自宅からかなり離れた場所で散歩させている人もいる。

それに、意外と中年、初老の男性が散歩させているのをみかける。主婦らしき女性が散歩させているのもみるが、男性のほうがけっこう多いように感じる。

犬を散歩させるときのスタイルだが、さまざまで何も持たないで、つまり犬のフンの処理道具を持たないで出かけている人はおよそ半分を超えていると思う。ごく稀に、道端で犬のフンを処理している人を見るが、たいてい女性でフンを完全に取りきっていない。もちろんオシッコをした後にペットボトルの水をかけている人はまず見ない。

こまめにフンを取り去っている通りではそれほど犬のフンを見ることはないが、ほったらかしにしているところではかなりの数のフンを見ることがある。特に車道と歩道の間にあることが多い。

それと不思議に思うのだが、全く人気のないところは犬の散歩に向いていないのか、けっこう人通りのあるところを散歩コースにしているようだ。人によっては、同じコースをたどる人もいるが、毎日、コースを多少変える人もいる。

わたしは、動物が大好きだけど、マナーを守らない人は大嫌いだ。飼われている犬が可哀想に思うことも少なくない。それにしても、むかし神戸の六甲山で野犬のグループを見て以来、野良犬を見たことが無い。確実に我が国の公衆衛生は進歩してきていると思う。が残念ながら、マナーはそれほど進歩しているようには思えない。  


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2013年10月06日

勇気ある行為をたたえる

政府は、横浜市緑区の踏切内で男性(74)を助けようとして電車にはねられ、死亡した会社員、村田奈津恵さん(40)に対し、安倍晋三首相名で勇気ある行為をたたえる書状を渡すことを決めた。彼女の行動は、国民すべてが称えて異存はないだろう。

授与する理由「一般的に他人にあまり関心を払わない風潮の中、他人のために自らの命の危険を顧みずに救出に当たった行為に対し、国民とともに胸に刻みたい」も、納得のいくものである。帰らぬ村田さんの魂へのせめてもの御礼であり感謝である。

ご遺族にとっては、政府からの褒賞など、さほどあり難いものではないだろうが、わたしたち国民の気持ちと思い受け取っていただきたい。それにもまして、彼女の死を無駄にしないためにも、鉄道施設のより一層の安全策を講じてもらうことも忘れてはいけない。

随分と昔のことだが、阪和線の踏切には踏み切り番のおじさんが常駐していた。安全技術の向上が理由なのか、人員削減(営利追求)が原因なのか知らぬが、もう見ること無く久しい。

先の記事でも書いたが、鉄道事業者、道路管理者、関係の方々は、鉄道運行の安全を徹底して欲しい。例えば、踏み切り遮断機のバー(横棒)から、より頑丈な柵等への変更により、容易に鉄道施設内に入られないようにする技術革新など、あるいは当面、高齢者等の雇用による踏み切り番の配置など.....

一番よいのは、高速道のように鉄道をすべて高架にすれば踏み切りも無くなって事故は激減するだろう。まぁ、その経済的負担は相当な額になるだろうけど、少なくとも一定の交通量のある箇所等は高架にするべきであろう。  


Posted by ecell at 08:47Comments(0)公益