雑学・和歌山→記事一覧 投稿した記事が増えてきましたので目次と要約のサイトにリンクしました(2010.4.3)。画像も増えてきましたので、雑学・和歌山 MY ALBUMにリンクしました(2011.2.12)。

2012年06月18日

ゲームで裁判員

大阪弁護士会・法教育委員会が企画・制作した無料のPC用ソフトウェア「ゲームで裁判員! スイートホーム炎上事件」が人気とのことです。

このゲームのダウンロードは「ゲームで裁判員! スイートホーム炎上事件」公式サイトからできます。サイトにはゲームの概要や遊び方も掲載されています。

ベクター(Vector)の「ゲームで裁判員!スイートホーム炎上事件」の真ん中あたりにある「このソフトを Download Now 今すぐダウンロード」と表示されたバナーをクリックすることによってもダウンロードができます。

一応わたしは、このゲームをダウンロードしましたが、まだ遊んでいません。たくさんの画像のためか428Mbとかなりのボリュームで、ダウンロードにけっこう時間がかかりました。

今日買った「ただのサラリーマンが時間をかけずに半年でTOEICテストで325点から885点になれたラクラク勉強法」を読み終わったら、ゲームをしてみようかなと思っています。

ゲームをやり終えた方、できれば、感想など教えていただけるとうれしいのですが...

ゲーム紹介ビデオ
  


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2012年06月16日

産経新聞の黒田記者

産経新聞に個性的なジャーナリストがいる。黒田勝弘記者である。

「韓国、“日本”の名称が嫌いならば日本脳炎とも言うな」

「岩の塊の島のために戦争を起こす国はない。 すでに独島(ドクト、日本名・竹島)は韓国のものになっているではないか。 50年以上も自国が支配しているのに、なぜそんなに興奮するのか」

「韓国と付き合ってきた多くの日本人は、韓国について冗談半分に「昼は反日、夜は親日」とよくいう。

つまり、韓国人は昼の会議など公式の席では反日的な態度だが、夜の宴席などでは親日的になるというのだ。
(中略)日本をめぐるこうした韓国人の二重性は、彼らがいかにタテマエ人間であるかを物語っている」
(「SAPIO・6/14号 黒田勝弘「世界最大の反日国家」と「親日国家」が同居する国」より引用)

「盧武鉉政権はなぜ、これほどまでに日本に対する敵意を剥き出しにするのだろうか。多くの日本人は、それが韓国の「民意」を反映したものだと思っているに違いない。テレビのニュース映像では、事あるごとに日の丸を焼き捨て、大声で日本を罵る韓国人の姿が流されるからだ。

しかし、日韓併合時代の真っ只中、1923年に生まれた私は、当時から現在にいたるまで、韓国の国民が必ずしも「反日」ではないことを知っている。むしろ韓国人は、根本的には日本に好ましい感情を抱いていると言っていいだろう。

盧政権やメディアが世論や国民感情を反日に焚きつけているだけだ。
実際、日韓併合時代は、私の生まれ故郷でも、韓国人と日本人が対立することなく、仲良く暮らしていた。
終戦時はお互い別れを惜しんで、涙を流しながら手を取り合っていたほどだ」
(「SAPIO・6/14号 崔基鎬「韓国同朋に大真面目に訴える!今こそ現代版『日韓併合』が必要だ」より引用)

「ソウルの二度泣き」(“日本人がソウルに赴任になると悲しんで泣くが、いざソウルを離れることになる頃には離れがたく泣く”と言う)


ざーっと見ただけでも、彼には以上のような語録がある。また、彼は、韓国の文化を敬愛しており、韓国の食文化を日本に紹介するのにも熱心である。彼は、ほんとうに韓国が大好きなんだと思う。

その彼が北朝鮮の「労働新聞」6月12日付で名指しで非難された。ソウルからヨボセヨ 「御用ラッパ手」サマ

具体的には、「サンケイ新聞のクロダ記者が日本の保守右翼雑誌(『WiLL』)4月号に“慰安婦を国民代表にする国”というタイトルで慰安婦をおとしめる記事を書いている」と非難されたのだ。

彼が書いた記事の骨子は、次のようなものだった。

韓国では今や元慰安婦たちはまるで“抗日独立有功者”のような扱いで聖域化され、誰も手が付けられない問題として解決を難しくしている。

その証拠として、日本大使館前の慰安婦記念像は無許可でも当局は撤去できないし、元慰安婦は亡くなるとすべての新聞に顔写真付きで必ず死亡記事が出るし、ソウル市長と市民代表による大晦日の“除夜の鐘”にも招かれている……

なお、雑誌の表紙が「売春婦を国民代表にする国」とした理由を彼は知らない。


韓国(北朝鮮)について、竹島、慰安婦、それに反日教育など繰り返し報道されている。こういう状態は、両国の発展、融和のためになるだろうか。ならないということは誰もがわかっている。本来協力して中国や北朝鮮に対応するべき両国間に埋めがたい溝ができるのを恐れる。その点からも、韓国文化を愛し、なお奮闘している黒田勝弘記者に期待したい。今後の動向にも暫く注目していくこととしたい。  


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2012年06月02日

振り込め詐欺不発

ちょっと、自虐的というか面白いニュースがありましたので書きます。
昨日(6月1日)午後、和歌山県すさみ町の90歳の男性宅に役場の「オカダ」と名乗る男から電話がありました。

男は、「医療費の過払い金の払い戻しが受けられる」などと言ってフリーダイヤルの電話番号を告げました。男性の娘さんがそのフリーダイヤルに電話すると、「コンビニATMで口座を確認するよう」指示されました。

ここまでは、よくある振り込め(還付金等)詐欺です。で、面白いのは、この娘さんが男に「すさみ町内にコンビニはない」と言ったら、一方的に電話が切られてしまったというオチです。

ほんとうに、すさみ町内にはコンビニがないのか、それとも娘さんが詐欺だと気づいてそう応えたのか詳細はわかりません。でも、結果オーライで、詐欺に合わずに良かったですね。

全国的に、還付金等詐欺が多発しているようです。「還付金がありますので、携帯電話を持って、ATMへ行ってください。ATMについたら電話をください」とコンビニエンスストアやショッピングセンターのATMに行かせます。そして、携帯電話で言葉巧みにATMの操作を指示し、還付を受けるどころか気付かないうちに犯人の口座にお金を振り込ませるという手口。

で、こういう悪い奴に対して、「だまされた振り作戦」というのがあります。それは、振り込め詐欺の犯人からかかってきた電話にだまされた振りをして、犯人が使用している携帯電話番号や預金口座番号等を聞き出し、その口座番号等を使用停止にするほか、犯人をおびき出して逮捕することです。

これは、お年寄りの方にはお薦めはしませんが、正義感の強い屈強なあなた、もし詐欺の電話がかかってきたら「だまされた振り作戦」で、詐欺犯人の逮捕に協力してください。きっと世のため人のためになると思います。

参考:
産経ニュース(2012.6.2 07:52)
「町にコンビニないんですが…」振り込め詐欺不発 和歌山すさみ町
愛知県警察-「振り込め詐欺(恐喝)」にご注意  


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2012年05月30日

和歌山市内のウォークキングMAP

無料の和歌山市内MAPがいろいろと作られています。以下にわたしの知るMAPを列挙しておきます。

・観光ガイドマップ「わかやま市観光虎の巻
 ごく最近、和歌山市観光協会が作成したものです。わかやま市の魅力がつまった46ページ(写真付き)のMAP。和歌山城観光案内所や南海和歌山市駅前観光案内所、JR和歌山駅観光案内所などで配布されているとのことです。


・和歌山市健康ウォーク
 和歌山市役所が作成した全33コースから選べるウォークキングMAP。単なるMAPというより、62ページにわたる本格的なガイドブックです。ウォークキングの効果、正しい歩き方、準備体操、整理体操、靴の選び方などについても詳しく書かれています。← JR和歌山駅の観光案内所で入手できます。 






和歌山中華そば・ラーメン食べ歩きMAP

和歌山市観光案内MAP

このほか、「城まちeco観光レンタサイクル」関連の「和歌山市内のサイクリングマップ」が作成されていたはずだが、現在、ネットでは見当たらなくなっていました。

もしかすると、JR和歌山駅の観光案内所に置いているのかも知れません。とにかく、さまざまな市内MAPが作成されています。それぞれの目的に応じて作られており、それなりに工夫もされていると思います。是非、一度ご覧になってください。

個人的には、夕方や日没後、安心してジョッキングや散歩ができるコースのMAPが欲しいです。上記の健康MAPはどちらかというと観光コースの紹介に力点を置いています。それよりも、車道と歩道が分離されているコース。住んでいる人がよく散歩したり走ったりしているコース。長い間信号待ちをしなくても良いコースなど。そんなささやかな生活者のためのMAPが欲しいと思ったりしました。さらに贅沢を言えば、コース途中の公園、お地蔵様、樹木、ベンチ、休憩所等が掲載されているとありがたいなぁ。

というのは、和歌山市健康ウォークのような本格的なウォークキングMAPよりも生活者(住民)のためのウォークキングMAPが実用的だと思うのです。和歌山市内の道路は、車道と歩道が分離されている道路が幹線道路を除き少ない。だから、単純な話、車道と歩道が分離されている道路(殆ど車が通らない道路を含む)のMAPがあるだけでずいぶん役に立つと思うのですが...  


Posted by ecell at 21:25Comments(0)公益

2012年05月30日

ウイルス感染

和歌山県国際交流センターのサイトが改ざんされコンピューターウイルスに感染していたとのことである。このセンターは、県民が国際交流及び国際協力に関する活動を行う拠点として、県が平成10年12月2日に設置したものである。現在、(公財)和歌山県国際交流協会が指定管理者として管理している。

去る5月19日、ここのホームページが第三者により改ざんされ、不正なプログラムが埋め込まれた。運営はホームページ管理委託会社が行っているようだが、サイトが改ざんされてから4日後の23日に閲覧者からのメールではじめて認知するというお粗末さ。

和歌山県、市関連のサイトを時々閲覧するが、管理、コンテンツなどかなりレベルが低いと感じている。特にひどいサイトやページがあるときは、電話やメールで連絡することもあり、暫くすると訂正されていることもあるが、全般的には情報の発信をさほど重要視しているとは思われない。

数年前の状態でサイト更新が止まっているもの、文字が小さい、画像が見にくい、数十件のデータしかないのにデータベース検索を使っているものなど改善、改良する必要のあるサイトやページが少なく無い。

これは、所属する職員が自分のサイトだという意識が無いこと、あるいは自分が属しているサイトに興味が無いということに起因するのかもしれない。サイトが改ざんされた場合、すぐにわかるのが普通だろうが、どうして4日間もわからなかったのだろうか。
 
とにかくお粗末な話だけど、同サイトに平成24年5月19日15時41分から平成24年5月21日17時00分の間にアクセスしたパソコンは「マルウェア」に感染した可能性があるそうだ。なお、公表されているマルウェアが具体的にどのような悪さをするのかなど詳細は不明である。 

有料のセキュリティソフトを購入されていない方のため下記の無料ソフトを使用されること推奨しておきます。
Microsoft Security Essentials
http://windows.microsoft.com/ja-JP/windows/products/security-essentials
これは、ウイルス、スパイウェア、およびその他の有害なソフトウェアから、ご家庭や小規模ビジネスの PC をリアルタイムで保護できる無料ソフトです。

また、ネットを使って感染しているかどうかをチェックできるサイトもありますが、オンラインスキャンを装ってマルウェアをインストールする悪質なサイトもありますので注意が必要です。

蛇足だけど、たまには所属する会社や組織のサイトを閲覧してみようよ。できれば一日一度。

追記:紀伊民報によれば、感染したマルウェアは「トロイの木馬」だったらしい。  


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2012年05月23日

中日新聞と「南京事件」

新聞にもいろいろありますが、ブロック紙でのNO1は中日新聞(名古屋市)です。東海地区で最大の発行部数を有しています。中日新聞東京本社が発行する日刊一般新聞である東京新聞などを含めた発行部数は約355万部にのぼり、3大紙の毎日新聞(383万部)に肉薄する部数を誇っています。

つまり、中日新聞は、日本経済新聞・産経新聞を上回る日本第4位の全国紙と見なすこともできる大新聞です。この新聞が、ちょっと古い情報(2012.5.12)ですが、社説で名古屋市の河村たかし市長の「南京事件」否定発言を「友好都市が公の交流を停止し、記念行事や経済活動にも影を落とす。苦しい釈明ではなく、素直に撤回できないものか」と歴史認識より友好のほうが大事と批判しています。

これに対して、有識者でつくる団体「河村発言を支持し『南京』の真実を究明する国民運動」(代表・渡部昇一上智大名誉教授)が寄付を募り意見広告を掲載しようと、広告代理店を通じて中日新聞側に掲載を打診しました。4月10日に見本刷りを送り、同19日にメールで「掲載の了解」を得たとのことです。ところが、その後、代金や掲載日などの交渉が行われ、広告の最終送付が約1週間後に迫った5月2日、突然、中日新聞側から「掲載できない」と通告されたといいます。
http://sankei.jp.msn.com/life/news/120512/edc12051201300000-n1.htm

いわゆる慰安婦問題、南京事件などの歴史問題については、さまざまな見解があることを踏まえた上で、議論が広がることを期待するという視点は重要です。過去において、一部の学者、ジャーナリストや作家たちの書いたことをもう一度検証し、何が事実なのかを議論することが隣国との関係からもとても大事なことだと思います。

わたしは、明治以降のわが国の外交はその時代のなかでほぼ最善を尽くしてきたのではないかと思っています。ただ、昭和期の松岡外交は世界認識を誤ったと感じています。半島を含む大陸政策についてももっと謙虚に他民族の誇りを勘案しながら欧米(列強)からの侵略を防ぐべきだったのかもしれません。民間レベルではそのような活動(孫文への支援など)もあったようですが、わが国政府は当時そんな財政的余裕など無かったと思います。しかしながら、近代世界史のなかにおいて、わが国が本格的に西洋と出会った16世紀から今日までの政策は一貫して列強からの侵略との戦いであったのは事実であります。

豊織、江戸、明治時代の先人は欧米諸国の本質(一神教、弱肉強食と人種差別など)を見抜いていました。残念なことに大正、昭和の政治家はそれを知っていながら、結局は破滅への道を選択してしまいました。もちろん、今はもう昔のようなナマの帝国主義は終わったように思いますが、ハゲタカ資本主義、博打資本主義、覇権主義という言葉で表されるような凄まじい国家(民族)間競争は続いています。それは、情報戦であり、心理戦です。

わたしたちが道を誤らないためには、情報を公開しさまざまな議論を戦わせることは必要で不可欠なことだと思います。youtubeを観ていて、ある人がある歴史認識について発言した学生に対して言った言葉が記憶に残っています。「君には歴史を語る資格が無い」

この言葉は、わたしに旧軍部が驕っていた時代の「問答無用」を思い起こさせました。言論の自由は絶対に尊重しなければなりません。政府批判、政策批判、学説(通説)への批判等。どこかの国々のように言論の自由が奪われることの悲惨を招いてはいけないと思いませんか。それ故、中日新聞の「南京事件」に関する名古屋市の河村たかし市長への批判を尊重するとともに、有償での反論広告掲載の拒否を批判します。  


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2012年03月16日

和歌山大学前駅

4月1日(日)に開業する和歌山大学前駅は、南海本線では新今宮駅以来46年ぶりの新駅だ。



これで、和歌山大学へのアクセスがどのぐらい便利なるのかということを検証してみた。まず、大阪方面から見ると、今まで紀ノ川駅で下車し、徒歩30分程かかっていたのが、一駅大阪よりの大学前駅で下車し、徒歩20分程度だから確実に便利になったといえるだろう。

しかし、和歌山方面から考えてみると、さほど便利になるとは思えない。南海市駅から和歌山大学前駅に行き、徒歩20分程度は辛い。和歌山大学前駅(東口)~直行~和歌山大学前(シャトル運行)を利用すると、待ち時間などでかなり時間がかかってしまう。

おそらく、新駅ができてもさほど和歌山方面の利用形態は変わらないのではないだろうか。つまり、バイク、乗用車、JR和歌山駅や南海市駅からのバスの利用者数の変動(南海本線へのシフト)はさほど無いと思う。料金でみても、シャトルバスを利用すると、200円(南海本線)+160円(バス)で360円かかる。現行のJR和歌山駅/南海市駅からの330円と比べても30円高い。もっとも20分ほどなら歩くということであれば、130円お安くなる。

だから、和歌山市駅から南海本線を利用するか、和歌山バスを利用するかは、大学前駅から大学までの徒歩20分程度をどう考えるかに尽きる。その距離を当然歩く距離だと考えるかどうかである。それも市駅利用の場合に限定される。JR和歌山駅からであれば、180円(JR西)+200円(南海)+160円(シャトルバス)の540円になり、現行バス料金330円を超えてしまう。

まぁ、それにしても和歌山市役所が称えるコンパクトシティとはいったいどんなものだろう?
以上、独断と偏見でした。そして、行政の都市計画に対する疑問でした^^

参考:
和歌山大学前駅(東口)~直行~和歌山大学前(シャトル運行
※和歌山大学の時間割と鉄道との接続を踏まえた運行を行います。(大人片道160 円、所要4分-徒歩では約19分)

南海和歌山市駅 → 和歌山大学(バス)
所要時間 14分(乗車14分)距離 5.6km 片道運賃 大人 330円

JR和歌山駅 → 和歌山大学(バス)
所要時間 33分(乗車33分)距離 10.3km 片道運賃 大人 330円

南海和歌山市駅 → 和歌山大学前駅 片道運賃 大人 200円
時刻表・運賃 

JR和歌山駅 → 南海和歌山市駅 片道運賃 大人 180円  


Posted by ecell at 11:17Comments(2)公益

2012年02月20日

JR鉄道運賃の疑問

通常、遠距離になればなるほど運賃は1Kmあたりの料金が安くなるはずである。ただし、競合する私鉄などがある場合は、運賃体系が複雑になる場合があるようだ。

例えば、和歌山~京都間の乗車券(片道、以下同じ)は1,790円である。

だけども、次のように分割して乗車券を買うと、230円の差金が生ずる。つまり、夫婦2人で京都に日帰りでいく場合、分割購入すると920円がお得になる。お昼の食事が一人分浮くぐらいの金額になる。

和歌山~天王寺(南海電鉄との競合のためか?)
830円
天王寺~大阪(大阪市地下鉄=御堂筋線との競合のためか?)
190円
大阪~京都(阪急電鉄等との競合のためか?)
540円
合計
1,560円

しかし、このような買い方は自動販売機では無理なんだと思う。緑の窓口で購入するほか仕方が無いのだろう。ただ、窓口でこのような買い方をするのは少し勇気がいるかもしれない。説明も面倒だし、嫌な顔をされるかもしれない。

そこで思うのだけど、JR和歌山駅で京都までの乗車券を自動販売機で買う場合、片道1,790円ではなく、1,560円にしてくれないのだろうか、という疑問である。

それに関連して、例えば京都へ行く予定で天王寺までの切符(830円)を買って乗車したとき、車内で車掌さんに乗越し精算をしてもらうこととする。この場合、車掌さんに京都までの運賃1,790円-830円の960円を支払うのか。それとも、天王寺~京都駅間の890円を支払うのか。精算の仕方によっては70円の差が生ずることになる。

誰か詳しい方ご教示お願いします。どうか、つまらないことを計算しているなとバカにしないでいただきたい。

実は、和歌山(市内)バスでは10時から16時の時間帯の割引パス(カード)が販売されている。これでずいぶん悩んだことがあった。つまり、10時とか16時の解釈のこと。例えば、16時ジャストに乗車して16時30分に下車するとき、この割引パス(カード)を使うことは許されるのかどうか。16時に来るはずのバスが遅れて16時10分に乗車したとき、この割引パス(カード)を使っても良いのだろうか。わたしは悩みました^^

追記(2012.5.30)
緑の窓口で購入できる切符はその駅から乗車する切符しか購入できないようです。ですので、和歌山から京都へ行く場合、それぞれ天王寺、大阪駅で下車し切符を購入する必要があります。緑の窓口で天王寺と大阪間の切符を和歌山駅で購入できるような誤った情報を流してしまいました。申し訳ありませんでした。お詫びします。  


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2012年02月15日

JR定期券の解約

和歌山~大阪間の定期券を解約した。六ヶ月定期の解約で、丸々二か月分が残っていたから、31,060円が戻ってきた。有効期限が二ヶ月未満になると数百円しか戻ってこないそうだ。

ただし、定期券は和歌山~天王寺と天王寺~大阪とを分けて買っていたので、手数料を二倍(210円×2)取られた。阪和線は、和歌山駅~天王寺間を競合する南海電鉄との関係で、運賃が安く設定されているので、分けて買ったほうがお得なのだ。

しかし、鉄道運賃の計算はかなり複雑でよく分からない。例えば、大阪・京都間は営業キロ数42.8km、本来の運賃は740円になるのですが、私鉄との対抗のため特定運賃540円を設定しています。したがって乗車券を京都で分けた方が安くなるという現象が起こるようです。

だから、和歌山から京都に行くときは、緑の窓口で和歌山~天王寺、天王寺~大阪、大阪~京都の切符を買ったほうが安くなるということなのだろうか?

まぁ、一人二人ならあまりお得感も無いだろうが、大人数にでもなれば考える必要があるようだ。そういえば、無人駅の紀伊中ノ島駅で乗降客が切符も買わず、パスも自動改札を通さず通過するのをよく見たが、あれはどういうことなんだろう。

それから、天王寺から特急に乗ると、必ず何人かが和泉府中駅で自由席の後ろ三号車から降りてしまう。天王寺を過ぎたあたりから検札が来るのだが、和泉府中駅に着くまでに自由席の検札が終わらない。といって、これらの客が特急券を買っていないとは決め付けることはできないのだが。

細かいルールだけど、指定席は定期券では乗車できない。特急の乗り継ぎ割り引きは定期券では認められないとか、いろいろとルールがあるようだ。運賃規則等を知っているかどうかで損得が生ずるのは、複雑な世の中だから止むを得ないのかもしれない。こういう検定試験か何かあったらおもしろいのにね...  


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2012年02月12日

阪和線のミステリ電車

昨日の13時過ぎ、JR和歌山駅に行くと2番線に停車中の紀州路快速のドアが閉まっていた。そのうえ車中は真っ暗だった。回送電車かなと思って見ると、かなりの人が乗っている。

どうして止まっているのか分からない。車掌さんが立っていたので、一番後ろの車両まで歩き訊ねてみた。六十谷、紀伊間でビニール袋が引っかかっており、電源を停めて撤去作業中で復旧見込みは不明だとのこと。南海電車の振り替え輸送をしているとのことだった。

あーまたか、という思いで待つこと3,40分、ようやく作業が済んで電車が動き出した。と、突然、この電車は鳳まで各駅停車の区間快速になりますと車内放送された。阪和線はいい加減だなと思い、別に腹も立たない。東岸和田で後から来た快速に乗り換えた。

おもしろいことにこの電車が天王寺に着いたとき、「電車が定刻より10分(?)遅れたことをお詫び申し上げます」との放送があった。これには内心笑ってしまった。そう言えば、この一週間前だったか、和泉鳥取あたりで人身事故があった。

そのため、紀州路の下り電車が行き先変更で全車、関西空港行きになり、りんくうタウン駅から南海電車の振り替え輸送になった。寒い日だったが、和歌山市駅近くに用事もあったので我慢をした。

いったい、これまで阪和線を利用していて何度いやな思いをしただろうか。数えればきりがない。雨の日など、駅の窓口で今日は電車は通常運行ですか、と聞いたことが何回あっただろうか。駅員さんは、今日は大丈夫ですと答えるのだが、そんな日に限り大幅に遅延したりした。

何度、車掌さんや駅員の謝罪の言葉を聞いただろうか。わたしは、かれらの謝罪の言葉を信用していない。営業用の言葉であると思っている。何度も同じことを言っているから麻痺してしまっている。これは抛っていてよいのだろうか。問題を解決し、安全・安定運行を確保するためにどうすれば良いのか、JRにそのような人材はいないのだろうか。実際のところ、わたしは阪和線に関する限り諦めきっている。大阪市芯から関空への直行リニアモーターカーが運行されるまで待つほか仕方が無いと思っている。それまで、できるだけ阪和線を利用しないようにする知恵しか、今のところ対抗策が浮かばない。

関連:阪和線・紀勢線などで電車遅れ
11日午後0時20分ごろ、JR阪和線の紀伊-六十谷間を走行していた和歌山発日根野行き紀州路快速の運転士が、架線に農業用シート(縦約2メートル、横約100メートル)が引っかかっているのを発見し、非常ブレーキをかけた。撤去作業に伴い送電を一時止めたため、同線は和歌山-和泉砂川(大阪府泉南市)間で約1時間半、運転を見合わせた。  


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2011年12月26日

インターネット市民塾

各地域でインターネットを利用した市民塾と称する学習システムが公開されている。もちろん和歌山にもある。わかやまインターネット市民塾がそれである。

この市民塾とはどのようなものか。調べるためにいくつかのシステムの会員になった。その結果、わかったことは一部を除いて、あまり会員数が増えていないこと、つまり人気がないということ、それにコンテンツに魅力がないということ。この評価はもちろん独善です。

このわたしの独善的評価は、次に掲げる県や市の学習センターなどでもさほど変わらない。
和歌山県立図書館きのくに県民カレッジ
和歌山市老人大学和歌山市コミュニティセンター・体育施設各種教室など。

ただ、和歌山市役所で行われている語学(英語、中国語など)研修はいつも定員を超える希望者があり、人気講座である。
話を戻して、インターネットを利用した市民塾だが、比較的、富山県が活発であると感じた。それに、NPO法人茨城県南生活者ネット(KCN)が管理しているコムハウス市民塾も魅力的だ。

わたしたちは9年間の義務教育、3年間の高等教育、同じく大学教育を経て、社会人になり、車を運転するための法律と技術を学び、パソコン、携帯、企業等に関わる専門的知識を勉強する。生涯学習をしていかねばならない。

だから、教育や学習に対する需要は高い。受験のための学習塾、英語塾、資格試験対策塾、会計技術などを教えるための専門学校等々。それらのなかのひとつとして、インターネットを利用した市民塾が存在している。

しかし、インターネットを利用した市民塾と称する学習システムをせっかく立ち上げても、集客して活性化するためには知恵と努力を重ね魅力あるコンテンツを提供していかなければ、結局廃墟サイトになるおそれがある。

これを避けるためには、結局は簡単な操作で、充実した講座内容がたやすく知識技術が効果的に習得できるなどの基本機能と併せて、インターネットを利用して学ぶことの楽しさが実感できることは不可欠なことであろう。

ところで学ぶ楽しさとはなにか。言うまでも無く自己の成長であり、わかったということ、できるという達成感である。達成感とはなにか。あの映画「奇跡の人」のなか、ヘレンが水(Water)を理解したときのあの恍惚とした表情を思い出せばよい。参考までに、わが国のインターネットを利用した市民塾の一覧を掲載しておく。

参考:
富山インターネット市民塾 http://toyama.shiminjuku.com/
徳島インターネット市民塾 http://tokushima.shiminjuku.com/
くまもとインターネット市民塾 http://www.learning-square.jp/
尾道インターネット市民塾 http://shiminjuku.org/onomichi/?m=open&a=page_t_top
わかやまインターネット市民塾 http://wakayama.shiminjuku.jp/
tama市民塾(ネットを利用していない) http://www.tama-100.or.jp/tama/study/cram/index.html
sfc市民塾 http://shiminjuku.org/sfc_keio/?m=pc&a=page_l_lecture_list
吹田ホスピス市民塾新ホームページ('11年4月) http://suita-hosupisu.jimdo.com
コムハウス市民塾 http://www.ik-cn.tv/school/comschool02.htm
kochiくろしお学校 http://www.kochi-kuroshiogakko.com/
せたがやeカレッジ http://setagaya-ecollege.com/?m=open&a=page_t_top
茶源郷 和束 http://www.wazuka-chagenkyo.jp/
はちきん塾 http://ict.tosa8kin.net/

なお、運用システムは、moodleを利用したもの(2市民塾)と、政府補助を受けて作成されたシステム利用(大部分がこれを利用)のふたつがあり、いずれもPHP(コンピュータ言語)で書かれたものである。これらはネット上で公開されており、だれでもフリーで利用できる。前者のmoodleは、専ら大学などでの学内教育システムとして利用されている。
  


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2011年11月18日

たった4人の学校

毎日新聞 2011年11月17日 地方
和歌山県内唯一の夜間学校を運営されている吉本拓司さん(51)の「いつでも学び直せる環境を」という報道記事を読んだ。いいニュースである。感動した。取りあげた毎日新聞の藤顕一郎記者にも敬意を表したい。

行政が見捨てている、あるいは切り捨てている市民の切ないほどのニーズをしっかりと支えておられるご努力に涙がこぼれかけた。

吉本さんは、2000年に和歌山市で夜間学校を開校された。今も、県内唯一の夜間学校とみられ、小学校教諭の吉本さんがボランティアで運営している。同氏は、識字学級も含めると、「学び直し」の現場にかかわって20年以上になるという。「大人になってからも勉強ができる環境を」という思いは尊い。そして、それを実行されていることに頭が下がる。

新聞記事はやがて消えていく。それは、暖炉の薪に過ぎないと言われる。文学作品でない、新聞の記事は、ひと時読む人の心を暖めて翌日には消えていく。しかし、その書かれたことは人の心に長く残るかもしれない。そんな記事をもっとたくさん、わたしは読みたい。

  続きを読む


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2011年09月30日

南海電鉄が義援金1億5600万円を寄付

さすがは南海電鉄。見直しました。
すでに和歌山を見捨てていたのかと思っていましたが、そうではなかったんだ。

南海電鉄は、1971年に和歌山市の路面電車全線を廃止し、2004年(平成16年)9月には貴志川線から撤退しました。

南海電鉄は和歌山から撤退しつつあるのかなとずっと思っていたが、そうではないらしい。1億5600万円はありがたく被災地復興のために使わせていただくこととしようではないか。なにより南海電鉄の気持ちが嬉しい。

自衛隊といい、南海電鉄といい、被災地支援をしてくださる方々のご恩は忘れないようにしたい。わたしは、これから大阪に出かけるときには出来るだけ南海を利用するよ。

ついでに書くのは失礼だけど、先日自衛隊のみなさんが和歌山から撤収されました。本当にこの1ヵ月間、大変な任務を果たされご苦労さまでした。ありがとうございました。きっと和歌山は苦難から立ち上がりますからみていてください。  


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2011年08月18日

和歌山のNPOを考える

2011年7月22日現在、和歌山県が認証するNPO法人は322団体あります。

NPOは、利益を追求(利潤追求)する企業とは異なり、非営利で行う社会的、公益的活動がその特徴です。NPOはさまざまな社会的課題に対して、迅速で先駆的な取り組みができるとともに、それぞれの多様な価値観と人間性に基づく自由な意思により、個別的で柔軟な社会サービスの提供が可能であるといわれます。

和歌山市の商店街、例えばぶらくり丁や美園商店街を歩くとNPOの事務所あるいは店舗が目に付きます。政府も、協働や新しい公共(H23年度予算約1兆円)という言葉にみられるようにNPOの積極的な支援を打ち出しています。今後、行政、企業と並ぶ第3のセクターとして期待される存在です。

ただ、和歌山の、というか我が国の大半のNPOは以下のような問題点(特徴)を持っていると指摘されています。
・活動が非常に狭い範囲(一市町村内など)に限られている
・会費、寄付金等が集まらず資金的に非常に厳しい
・事務局がメンバーの個人宅や勤務先等に置かれている
・活動そのものが個人やサークル活動に近い
・常勤スタッフを全く抱えていない
・活動しているのは男性が少なく女性が多い
・60代以上のスタッフが多い
・職業別では一番多いのが家事従事者で次が年金生活者・定年退職者
・事務所を公益団体、企業や団体などから無償あるいは廉価で提供を受けている
・組織を拡大したり、融資を受けてまで活動する気持ちは持っていない
・仲良しグループとして楽しむことも大事なことだと考えている
・積極的に寄付を求めたり収益活動をするつもりはない

もちろん、しっかりと公益、収益活動をしているNPOもあります。このような団体は「指定管理者受託事業」「緊急雇用対策事業」「協働」「新しい公共」「各種補助、助成、提案事業」などに積極的に取り組んでいるようです。

しかし実態は、NPOの長所が生かされる場合は多々あると思いますが、どうやら場当たり的で単年度主義的な活動を余儀なく されているようです。つまり、受託事業などが行政の下請け仕事であったり、行政の裁量的な政策領域について誘導された活動であったりする場合があるように見受けられます。

NPOが行政、企業と並ぶ第3のセクターとして自立的な活動ができるようにするためには、経済的な基盤を確保し安心して中長期的に活動できるような仕組みを構築しなければならないと思います。  


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2011年08月06日

JR阪和線で信号トラブル

昨日(2011.8.6)、神戸に所要があって、帰りに大阪駅20:00の紀州路に乗った。今、和歌山駅に着いたところ。ほぼ4時間。

途中、日根野で快速に追いつかれ、特急には追い抜かれ、本当笑ってしまうほど時間がかかった。

日根野駅で、発車の準備をしていますって車掌がアナウンスしていた。本当は、特急が通過する時間調整です、というべきところだったのだろう。日根野駅で停車した特急は別に特急券が必要ですとしつこく言っていたな。

いやまったく大したものだJR西日本は。JR阪和線など本当言うと乗りたくないけど、大阪に行くには乗らなけりゃ仕方がない。よくみんな我慢しているな。つらいなぁ。

JR阪和線で信号トラブル 大阪・泉佐野  


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2011年06月25日

あがらの美しいまち

和歌山市に住む転勤族の方は、和歌山のみなさんは自分の住む街の良さをご存じないと言う。お城があり、大きな川があり、泳げる海がすぐ近くにある。山や緑も多い。温暖な気候、海の幸、山の幸。長い歴史と誇れる文化。こんな素敵なところに住んでいながら、それに気づいていない方々が少なくないと言う。

今、和歌山市では景観条例が制定されようとしている。美しいまちづくりは子育てに似ているらしい。長い時間と愛情をかけて育てていくものだからと言う意味だろう。だから、条例ができたからといって、すぐ和歌山市が美しいまちに変わるってわけではない。

これはこの街がいっそう美しくなっていくための第一歩であるに過ぎない。これから、少しずつ変わっていくだろう、良い方向に。

人は言う。美しいだけでは喰っていけない。何の役にも立たない。確かにそのとおりである。美しいだけでは何の意味も無い。美しさは生活の豊かさにつながり、このまちに住んでよかったと人々が思ってこそ意味がある。

わたしは、これを契機にあがらのまちをもっと美しいまちにしようという考えや連帯感がこの地に住む人たちが共通して持つようになると信じている。それだけでも大きな意味があると思う。まちはみんなで創っていくものである限り、みんなの意思がもっとも大事なことは言うまでもないことだから。

まちを歩いても、犬の糞、タバコの吸殻、空き缶、空き瓶、不法放置の自転車などが見あたらない。路地の片隅にあるお地蔵様に灯りが点されて、フェンスや垣根越しに見える小さな庭には色とりどりの花々、道路は幅狭く十分な整備がなされていないがきれいに清掃されている。いろんなところに、住む人たちがこのまちを大切にしようと思う気持ちがみえる。近くを流れる川では人々がめだかや小鮒を眺めながらベンチで休息している。そんなまちに、いつしかみんなが誇りを持ちはじめた。10年後の和歌山市である。
  


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2011年06月03日

最後まであきらめない

「忘れられない看護エピソード」作文の入選作品の表彰式が2011年5月14日、東京・神宮前の日本看護協会で行われた。脚本家の内館牧子さんや、主催の同協会関係の審査員らが1,940作品を審査し、看護職部門10作品、一般部門10作品を選んだ。
最優秀賞は、一般部門が千葉県・関口裕司さんの「父との永遠の別れ~看護への感謝」、看護職部門が愛媛県・篠川照美さんの「最後まであきらめない! 」。

これら20の作文のすべてを読んだわけではない。一般部門と看護職部門の最優秀賞の2作文を読んだだけである。一般部門 関口裕司さん(千葉県)の作文も印象に残る良い文章でした。どちらも良い話であった。

ぜひ、多くの方々に読んでいただきたい話だと思い、引用の範囲を超えているかもしれませんが、下記にアップしました。なお、看護職部門の多くは新人看護師時代のエピソードだったそうです。初心忘れるべからずなんですね。

最優秀賞作品
【看護職部門】
「最後まであきらめない!」:愛媛県・篠川 照美さん

20年前の話である。大学生A君が、昏睡(こんすい)状態でHCU(ハイケアユニット)に入室し、希望で母親が付き添うようになった。母親は大学まで出向き友人の声を週替わりで録音し、毎日耳元で聞かせた。また自らも廊下に響き渡る声で明るく語りかけていた。母親の愛情の深さ、信念を感じさせる日々であった。私も同じ気持ちで関わったが、母親のそれには到底かなわなかった。しかし、どんな刺激に対してもA君からの反応はなく、人工呼吸器の音だけが病室に響いた。

数カ月同じ状態が続いた。ふと、なんとなく分かっているのではないか・・・という印象を受けた。医師に報告し、脳波も取ってみたが、結果に変化はなかった。あきらめようとするが、やはり何かある。しかし、周囲は気のせいだと言って取り合ってくれなかった。それでも私は母親と共に信じ、毎日刺激し、その「何か」を明らかにしようとした。

ある日母親が、「この子アイスクリームが大好きだったのよね・・・」とポツリと言った。「刺激を与えてみよう」と考え、医師の許可を得て、アイスクリームを買ってきた。十分に安全性を考慮した上で、微量を舌にのせてみた。

するとA君の顔の半分が口になった。笑ったのである!大きな口を開けてうれしそうに笑った。確かに笑っていた。2人で泣いた。1カ月後には一般病棟に転出するまでに回復した。さらに数カ月が過ぎた頃、母親と一緒に「歩けるようになった」と病棟まであいさつに来てくれた。寝姿と違って2本の足でしっかり立っている彼は大きく見えた。

数年後、病棟入口にスーツ姿の男性が立っていた。「誰だろう・・・。業者かな?」と思いつつ「何でしょうか」と入口に向かった。そこには満面の笑みを浮かべた男性の姿があった。その笑顔はアイスクリームを食べた時の笑顔そのままだった。自然と涙が出てきた。数年遅れで無事に大学を卒業し、社会人となった姿を見せに来てくれたのだった。1人で来た彼の姿が大きく、大きく揺らいで見えた。

参考:
日本看護協会 20の作品を読むことができます。
「忘れられない看護」のエピソードの数々  


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2011年03月19日

国内外からの被災者救済

多くの人が地震や津波で家を失った。特に津波で大きな被害を受けた太平洋沿岸の青森、岩手、宮城、福島、茨城、山形など6県の避難所は2047か所、約37万7576人が避難しているという(NHKまとめ13日午前11時現在)。

厳しい寒さのなか、避難所で亡くなった方も少なくないようだ。特に避難所生活も長引いてくると、病者、幼児、妊産婦、お年寄りなどの健康が心配である。

こんななか、各地で被災者の受け入れの準備が急ピッチで進められている。

被災小中生の受け入れ家庭募集/三木町
東日本大震災で被災した現地の小中学生を支援しようと、香川県三木町は22日から無償で子どもたちを受け入れる町内家庭の募集を始める。被災地からの要請があれば、住環境を提供するとともに通学も支援する。今後、受け入れ先の必要性が想定されることから、要請に迅速に対応するため募集に踏み切った。募集期間は4月28日まで。

東日本大震災:透析患者250人受け入れ 県が避難者対策チーム /長野

被災者受け入れで相談窓口開設 沖縄県
東日本大震災を受け、沖縄県は数万人規模の被災者の受け入れ準備を進めており、岩手県と福島県、宮城県の被災者を対象にした相談窓口を19日開設した。

秋田県では東北地方太平洋沖地震で被災した方々について、県有施設等、約570施設において約2万4千人の受入準備が整ったところであり、岩手県に派遣している防災監を通じて調整に着手しました。

被災者をロシアに受け入れ=治療、再就職も-メドベージェフ大統領
大統領は安全保障会議で、被災者への人道支援物資提供以外に、「日本の子供たちや負傷者をロシアの休暇・療養施設に受け入れ、治療や心理的リハビリを行うことも検討する必要がある」と強調。また、「必要があれば、シベリアや極東の人口過疎地で日本人の労働力を活用することも考えるべきだ」と述べた。

東京都教育庁は18日、東日本大震災で小・中学、高校に通えなくなった被災地の子供約370人を都の施設で受け入れると発表した。食事も提供し、4月から都内の公立学校で学ぶ。保護者は別の避難所で受け入れる。

沖縄県ユースホステル協会(比嘉幹郎会長)は、東日本大震災で被災した子どもたち100人を、那覇市奥武山の沖縄国際ユースホステル(福島誠司支配人)で受け入れることを17日までに決め、人選の調整に入っている。

政府は18日、東日本大震災の被災者疎開に向けた本格的な検討を開始、宮城県知事も県外への集団疎開呼びかけを表明した。鹿児島県内でも、生徒児童の受け入れに向けた動きが広がっている。
岩手県大船渡市の被災者を対象に受け入れ準備を進める肝付町は31日、避難所を巡回し、被災した生徒児童を中心に疎開希望調査を行う保健師2人を現地に派遣する。

ようやく国も動き出した。各自治体や各種団体が救済策を打ち出したのを受けて、これから国も救済に本腰を入れてくれるだろう。被災者の皆さんは見知らぬ土地で過ごすのに不安があろう。でも少しの辛抱だ。わが国は、今後総力をあげて被災地を迅速に復興整備していくことだろう。  


Posted by ecell at 20:38Comments(0)公益

2011年01月20日

読売新聞の上野綾香記者

わたしは、和歌山支局の上野綾香記者の署名記事を評価しています。特に教育、医療、福祉、和歌山地裁関連などの記事は、紙面の関係で突っ込み不足なところもありますが、事実関係をよく調べて書かれています。

ところで、011年1月20日(木) 16:45 NEW !!
県立医大10年後治療などで日本のトップテンを目指す、という明るいニュースがありました。

がん治療や救急、地域医療の充実などの分野で和歌山県立医科大学は、全国のトップ10を目指し取り組んでいくことを明らかにしました。これはきょう開かれた定例の記者会見で県立医科大学の板倉徹学長が今年の抱負を述べた中で明らかにしました。

わたしは、同大学が、眼科、整形外科、糖尿病治療などの分野で、既に我が国において、医療技術、手術数などではトップレベルにあると聞いています。

今般の学長の記者会見では、「全国のトップレベルの科目を増やしていくことやがん治療の充実強化、救急医療の更なる充実、地域医療の充実や推進していく考えです。また2年後には新しい診療科を創設するなど現在取り組みが遅れている分野で診療体制を整備したい」との考えをおっしゃられたそうです。

このテーマは、上野記者が最も得意とするところです。是非、また記事で取り上げていただきたいと思います。
先端技術、特に高度な福祉や医療の分野は、ニーズも高くこれからの成長産業だと思います。異種事業、例えば観光事業などと結び、和歌山の先端産業として売り出すことも将来可能だと考えます。


出典:OMIURI ONLINEから(見出し、記事、写真の無断転載を禁じますとあったけど、写真じゃないからOK?)

新聞等メディアは、司法、行政、立法と並ぶ第四の権力であると言われます。でも、新聞記者の仕事は大変だと思います。嫌な取材もあることでしょう。

蛇足ですが、これまでわたしが読んだ印象に残っている新聞記事は幾つかありますが、以下はそのひとつです。

編集者さま: 私は8歳です。
私の何人かの友だちはサンタクロースはいないと言います。
パパは「サン新聞が言うことならそのとおりだ」と言います。
どうか私に本当のことを教えてください; サンタクロースはいるのでしょうか?

ヴァージニア・オハンロン
115 西95番街


1897年9月21日、ニューヨーク・サンの記者フランシス・チャーチは、感動すべき社説を書きました。

これからの一層の活躍を期待しています。頑張ってください。

蛇足(2011.1.21):
新聞記者として、事実を報道する立場にある彼は、「ヴァージニア、この世には、愛や思いやりといった、目には見えないけれども確かに存在するものがあるんだよ。それと同じように、サンタクロースも確かに存在しています」と書いた。Yes, Virginia, there is a Santa Claus.

蛇足の蛇足(2011.1.23):
Yes, Virginia, there is a Santa Claus.
「a Santa Claus」と「a」をつけているのが良いですね~  


Posted by ecell at 20:32Comments(0)公益

2011年01月13日

わかやま散策隊

わかやま散策隊(レトロコース編)の動画がToutubeで公開されています。アップロードしたのは「2010cloudagent」さん。1月13日21:46現在、まだ35回の再生回数です。

動画の印象としてはあまり個性を感じることはできませんでした。でも一所懸命に創っているということが伝わってきます。それに、素人というか学生っぽい良さも随所に観ることができました。

なによりも、和歌山市の良さを伝えようとする姿勢を嬉しく思います。これからの続編が楽しみです。学生の皆さん、頑張ってください。応援しています。





関連サイト:
みんなで歩こら(わかやま散策隊プロジェクト)
わかやま散策マップ 和歌山地域経済研究機構 作製
わかやま散策マップ 和歌山地域経済研究機構 作製
今回の動画は、このマップに基づき作成されています。こちらのマップが最新バージョンと思います。
市駅周辺の歴史散歩  


Posted by ecell at 21:52Comments(0)公益