雑学・和歌山→記事一覧 投稿した記事が増えてきましたので目次と要約のサイトにリンクしました(2010.4.3)。画像も増えてきましたので、雑学・和歌山 MY ALBUMにリンクしました(2011.2.12)。

2014年08月03日

雨あがりの朝

早朝、蝉が一匹、歩道の端っこで裏返っていた。短い命いだったねと可哀そうに思い、拾いあげ、植樹の陰にでもと摘まもうとした。

蝉にちょっぴり触れたとき、突然、彼は蠢き飛び立とうとした。態勢を整え、何回か羽ばたいたが数センチ飛翔しただけだった。それでも、落ちた蝉は足を動かし続け逃れようとした。少し歩いて、やがて動かなくなった。

まだ生きているのか死んでしまったのかは判らない。わたしは、ふいに昨年末逝ってしまったセキセイインコを思い出してしまった。

まぁ、それだけのことなんだけど...  


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2014年08月01日

人を殺したくなる病

他人を殺したくなる病に罹った人がいる。そんな人ってどんな人なのか。自分を傷つけたり、死んでしまいたいと思う人がいることは、まだ理解ができる。

しかし、恨みもないのに他人を殺したくなる心の働きを理解することは難しい。フロイトって学者は、人間の心の不思議さを、無意識という概念を使って理解しようとした。

言い間違え、夢、ちょっとした動作、癖、催眠などにより、専門家は人の精神を分析しようとする。完全でないにしてもある程度、人間の心の傷が治療できるようになった。一般の医学同様に精神医学の分野も、薬物と精神との関係の解明など発達が著しいようだ。その技術は医療だけではなく洗脳など悪用もされているようだ。

しかし、人の心はほんとうに不思議だと思う。残酷無残な人があるシチュエーションでは神や天使のようにふるまったりする話を少なからず聞く。もちろん逆の場合もありうる。

死の本能(破壊衝動)、生の本能(エロス)、サディズム・マゾヒズム、人の心の奥底にあるといわれる、広大な無意識の世界、その深層に住む悪魔。わたしたち人間の心に潜む魔性獣性にムンクは「叫び」声をあげた。人間は心の奥底にコントロールできない得体の知れないものを飼っている。そんな思いがする。

もしかするとわたしの心の奥にも佐世保の少女が飼っている魔物が住みついているかもしれぬ。だからと言って、決してわたしは佐世保の少女を許すことはできない。殺された少女が可哀そうで仕方がないのだ。なんで、あんたに私が殺されなくちゃいけないの。殺された少女のご両親は、宝もののように育ててきましたと泣いた。



殺された女子高生のご冥福を心からお祈りいたします。  


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2014年07月28日

事件のその後

ニュースを観ていると、ときとして例えば、殺人事件でなんでこんな人が人殺しなどをしたのかと疑問というか好奇心が起こってくるときがある。メディアもよくしたもので、読者のそんな気持ちを見据えて、「現在、警察では動機などを詳しく調べている」と、続報を読ませようと気を持たせることがある。

しかし、そこでほかに大きな事件などが起こると気になっていた事件は忘れ去られたと云うか、全く取り上げられなくなる。つまり、社会的には終わったかのような扱いになってしまう。

4月下旬殺人事件ではないが、韓国籍の広島大准教授が「演劇と映画」と題した講義で元「慰安婦」の証言を基にした韓国のドキュメンタリー映画「終わらない戦争」(2008年制作)を上映し、「強制連行」の証言を一方的に学生に示した授業をおこなったという報道があった。

この騒ぎは、偏向教育、洗脳教育、学問の自由、大学の自治などと一時は喧しかったが何時しか鎮静化してしまった。当時、渦中の広島大学は、教員らが7月、質疑応答の機会を設けると学生に伝えたと公表した。

もう7月も28日、教育機関では夏休みに入ったところも多い。公表どおり学内での質疑応答はあったのだろうか。学生たちは助教授にどのような質問をしたのだろうか。  


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2014年07月20日

がんばれ~米山

吉本に入社した2年目の女子社員、米山の仕事ぶり。兵動さんがしゃべるとこんなに面白くて人を感動させる。久しぶりに観たがこの面白さは秀逸だ。

兵動大樹のすべらない話「米山」1/2


兵動大樹のすべらない話「米山」2/2



米山
08年3月28日放送 米山裕子vs高橋あゆみ

蛇足:
この動画、すでに「2012年09月01日 印象に残る話芸」でご紹介していました。是非、もう一度ご覧になっていただきたいと思います。  


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2014年07月03日

ぜんぶかみさまにいいつけてやるんだから……

「ぜんぶかみさまにいいつけてやるんだ」  シリアの3歳の少年の言葉

シリアでは政府軍と反体制組織による内戦状態が2011年1月26日より続いている。戦闘員のみならず、子どもや女性たちも含めた民間人までもが多数犠牲となっており、現時点で死者は13万人を超え、数百万人に上る難民も発生していると伝えられる。

この少年も内戦でひどい傷を負い死亡した。その最後に残したとされる言葉が、現在インターネット上を駆け巡り、世界中で大きな反響を呼んでいる。

I’m gonna tell God everything.


「いじめるなら私を代わりにいじめて」  日本の8歳の少女の言葉

愛知県豊橋市のある市立小学校で小学3年の同級生女児が男児らから砂をかけられるなどのいじめを受けていた。この同級生をかばって女の子が発っした言葉。

この少女の言葉は、健気である、あるいは勇気あるものだとインターネットで称賛の声が起こっている。


世界のいたるところでたくさんの子供たちが泣いているんだね。大人がもっとしっかりしないと...  


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2014年06月28日

元米軍慰安婦が賠償請求

お隣の韓国のニュース。6月25日、韓国で元「米軍慰安婦」122人が韓国政府に賠償を求めて集団提訴したと報じられた。

朝鮮戦争の休戦後、在韓米軍基地近くの売春街(基地村)で米兵ら相手の売春をしていた韓国人女性ら122人が「米軍慰安婦」として韓国政府の厳しい管理下に置かれ、人権を侵害されたなどとして、1人当たり1千万ウォン(約100万円)の国家賠償を求める集団訴訟をソウル中央地裁に起こしたというもの。

当時、韓国政府は女性らを「ドルを稼ぐ愛国者」として何度もたたえたとされている。旧日本軍の慰安婦が民営であったのに対し、韓国軍の慰安婦は軍直営を超えて「慰安隊」として正規の軍組織となっていた点で大きく異なるとの指摘もある。韓国内の支援団体は、例によって、今度は在韓米国大使館前に米軍慰安婦像を建てるのだろうか。  


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2014年05月20日

その後の勇敢な猫

先日ご紹介しました、米カリフォルニア州で犬に襲われた4歳の男児を救ったとして話題になった飼い猫のティアラちゃん。今度は、野球の米マイナーリーグの地元チームの試合で、始球式に登場することになったそうです。

報道によれば、チームが猫と男児を含む家族を招待しました。この日は、ペットフードやペット用のおもちゃを地元の動物愛護団体に寄付すれば、観戦チケット代金が半額になるらしい。

どこかの始球式のようにセクシーアイドルを呼ぶよりも良いと思うよ。子供たちの教育上の観点からも良いんじゃない。粋な計らいだと思うなぁ。きっと子供たちもおお喜びだろう。ティアラちゃん、貴志川電鉄のスーパー「タマ」ちゃんと対面させたいよ。

  


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2014年05月16日

勇敢な猫

子どもが犬に襲われたとき、ティアラというメスの飼い猫が身を挺し、犬を追い払った。外国の出来事だけど、その動画が先日TVで放映されていた。



犬に噛まれた傷は酷いけど、何だか心に残る動画である。本気とか、気概とか、勇敢とかうまくは言えないけど、動物たちにも個性というか心があるんだねぇ。  


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2014年01月10日

立ち直れない

昨年12月22日、とても可愛がっていたセキセイインコが逝ってしまった。3年と8ヶ月という短い命だった。今は毎日泣いて過ごしている。バナナを見ては一緒に食べたことを思い出し、パソコンでタイピングしていると、チョコチョコと歩いて来てマウスのカーソルを追いかける可愛い動作を思い出す。何をしていても彼のことを思い出して涙がこぼれる。

いつか彼のことを書くことができる日が来るかもしれないが今はできない。彼の死をうまく受け入れられない。ただ言えることは、愛すること、一所懸命生きること、無知は罪悪であるということ。そんなことを教えられ、そして考えさせられた。しばらくは、ブログを書くことができない状態。立ち直れそうにない。



  


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2013年12月11日

道ばたの花

道路のはしっこに小さなピンクの花が咲いていた。たった一輪。排気ガスのせいか薄汚れてちょっと灰色がかったピンクの花。

いつも朝、そこを通るたび腰をかがめ「おはよう」と声をかけていた。花からは何の挨拶もなかったが、それでも嬉しそうにしているように思えた。もう一月以上、毎朝その花に声をかけるのを楽しみにしていた。なぜか、葉っぱが薄汚れていて病弱な感じがするその花を見るたび、頑張れよと思っていた。健気な姿に和まされ、なんだかこちらのほうが励まされるように感じていた。

毎朝顔を合わせているとちっぽけな花だけど、昔からの知人のように思え、毎朝の挨拶が日課になっていた。それが今日の朝、花が消えていた。悲しかった。昨日の強い風ですべての花びらが吹き飛ばされていたんだ。残っているのは薄汚れた葉っぱとガクだけだった。周囲にたくさんの枯れ葉が落ちていた。それだけのこと。だけど、いろんなことを思い出し考え込んでしまった。  


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2013年11月16日

台風被害のフィリピン

フィリピン中部を襲った台風30号の被害について、国連人道問題調整室(OCHA)は11月14日、死者が4460人に上ったと発表した。フィリピン政府の報告によるもので、被災者は計1180万人に及ぶ。

「世界の警察官になるべきではない」などとオバマ大統領の発言があったが、米国の救援派遣は迅速だった。沖縄駐留の海兵隊は直ちにフィリピンに向かった。

東日本大震災でお世話になったフィリピンが今、苦しんでいる。直撃されたレイテ島は電気も水も何もない状態だ。現在、我が国から派遣された約50人の自衛隊員が医療活動などを行っている。昨日(15日)政府は、フィリピン政府からの要請を受けて、現地で支援にあたる自衛隊員を1180人に増強することを決めた。これは自衛隊の過去最大の派遣になるという。

資金援助としては、同15日政府は、2000万ドル、日本円で約20億円の緊急無償資金協力と、日本がアジア開発銀行に設置している貧困対策の基金から2000万ドルの合わせて約40億円の追加支援を決めた。こうした支援は、WFP=国連世界食糧計画やUNICEF=国連児童基金などを通じて食料や水、緊急シェルターなどに充てられる。今回の追加分を合わせると、フィリピンの台風被害に対する日本の支援は総額で約52億円になる。

これが多いのか少ないのかはわからない。ただ、政府の援助とは別に我が国からの民間援助が求められている。例えば、和歌山市の日赤和歌山医療センターの医師をリーダーとする日本赤十字社の医療チームが派遣されている。チームは5人で構成され、来月下旬までのおよそ40日間の予定という。

フィリピンレイテ島の被害が特に酷く、依然、邦人84人の安否が分かっていないと聴く。アキノ大統領は、フィリピンの戦略的パートナーは米国と日本だと明言している。東南アジア諸国連合(ASEAN)の主導国であり、我が国の大切な友邦だ。わずかであっても、被害に遭われた方々のため募金をしたいと思う。

追加:2013.11.16 16:00
中国政府は11日、フィリピンに対して10万ドル(約990万円)の提供を約束するとともに、中国赤十字社も10万ドルの緊急援助を決定した。これに対して米メディアなどからは、南シナ海の領有権問題によって中国が支援額を少なくしたのではないかとの指摘が出た。

中国外交部の公式サイトは14日、同日行われた会見の内容を掲載。会見を担当した秦報道官は記者から対フィリピン支援について質問を受けた際、1000万元(約1億6000万円)規模の追加物資支援を実施することを明らかにした。

フィリピンに対する支援は金額の多寡ではない。金銭的な支援のほか人員の支援などある。要は政府間支援ではなく、その国の国民がどれほどの気持ちをもって被災国フィリピンを援助するってことが大切なことなんだと思う。それ故、中国政府を批判することはおかしいと思う。これは批判してはならないことじゃないだろうか。  


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2013年11月15日

シモネタ続き

まぁ、よく言えば和歌山って平和というべきなんでしょうかね。和歌山市内の児童養護施設の68歳の園長が、20代女性職員に、初日の研修で園長室で2人きりになった際「努力の『努』は女がまたに力を入れると書く」と言って女性に股を閉じさせ、ズボンの上から膝に手で触れ押し開こうとしたらしい。女性はストレス性の難聴となり、その後退職。

園長は取材に「やましい気持ちはなかったが、認識不足と言われれば否定できない。今後は不適切な行為がないようにする」と話し、既に運営法人の理事長に辞意を伝えたとしている。

産経ニュース 2013.11.14 「努力の『努』は…」とひざを押し開こうと…児童施設園長、採用初日の女性職員にセクハラ 和歌山

「やましい気持ちはなかったが、認識不足と言われれば否定できない」って、そりゃ無いでしょう。「ヤラシイ気持ちがあったのは事実で、セクハラと言われれば否定できない」と言うべきなんでしょうね。

被害に遭われた女性職員も、「助平っていう字はあんたのためにあるんだ」って、頭のひとつも張ってやればよかったんだ。まったく、バカみたいな話だ。名前をさらしてみんなで笑ってやりたいね。

それにしても、和歌山県警のわいせつ取調べと言い、何とも恥ずかしい話題ばかりで被害に遭われた女性の方々に県人として、まったく申し訳ないと思う。こんな連中には、一年間ぐらい、「わたしは助平なことをしました」って大きく書いた札を胸にぶら下げ、辱めを与えてやればよい。例によって独善的な感想ですけどちょっと言いすぎですかね。  


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2013年11月14日

韓流ドラマを見たぐらいで

今日(2013.11.14)のJCASTが「『北朝鮮』韓流ドラマ見た80人処刑!機関銃で蜂の巣…市民1万人集めて公開」というタイトルで、事実とすれば、平和ボケした日本人にはちょっと信じられないことを報じている。


北朝鮮で韓流ドラマを見たという理由で80人以上が公開処刑されたというニュースが韓国から伝えられた。「中央日報」が北朝鮮を訪れた人の証言として伝えたものだ。

処刑は北朝鮮の主要都市7か所で今月3日(2013年11月)に同時に行われた。元山市での処刑は見せしめのため、当局によって処刑場に1万人の市民が集められたという。その目の前で、木に縛りつけられ白い布をかぶせられた処刑者8人に向けて機関銃が乱射され、バラバラになった遺体はそのまま晒された。集められた市民の中には子どももいて、市民はむごさ、恐怖に震えたと伝えている。


先日も、金正恩第1書記の元交際相手として取り沙汰されたことのある歌手の玄松月(ヒョン・ソンウォル)さんを含む北朝鮮の芸術家十数人が、金第1書記の指示に反してポルノを制作、販売したとして8月20日に公開銃殺されたと報じていた。ソース

この処刑は家族らの前で公開で行われ、その後、家族らは政治犯収容所に送られたという。惨い仕打ちである。しかし、日韓併合前の李朝朝鮮はもっと酷かったというではないか。朝鮮の近代化を図ろうとして失敗した金玉均に対する暗殺と凌遅刑(りょうちけい)などを考えると、かの国の統治者の残虐性は、ちょっとはマシになってきている。例え、機関銃が乱射され、バラバラになった遺体がそのまま晒されているとしても、李朝朝鮮時代の残虐性に比べればまだマシなのだ。  


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2013年11月11日

落葉の美しさ

温暖な和歌山も、さすがにこの時期、だんだんと寒くなってきました。庭木や街路樹の葉が黄色や赤に染まりはじめ、つよく風が吹くと舞い落ちていきます。

ニュースでは、楓や紅葉と行楽の秋の見どころを報じています。この時期には、春や夏と違った独特の季節感があります。小津安二郎監督も、1960年作の日本映画「秋日和(あきびより)」で、ヒロイン三輪秋子(原節子)の人生の秋を描いています。

この季節、もしかすると、落葉する一枚一枚にダニエルやフレディのイメージを重ねる人もおられるでしょう。食欲の秋とも言いますが読書の秋でもあります。芸術の秋という言葉もあります。少しもの悲しい季節の感があります。そんな季節に相応しい、ちょっと切ない「葉っぱのフレディ」や「最後の一葉」など、絵本、短編の名作は如何ですか。きっと、一枚の枯葉にも命があったのだということを知るでしょう。

そうですね、秋の夜長、シャンソンの「枯葉」(イヴ・モンタン)でも聞きながら、温かいコーヒーを片手に...

 


  


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2013年10月31日

土石流発生から2週間

伊豆大島(東京都大島町)で土石流が発生してから昨日(2013.10.30)で2週間になった。いまだに安否が分からないのは9人。うち2人は遺体が収容されていながら身元が判明せず、安置所で眠っているそうだ。

今日の産経ニュースを読んで胸が痛んだ。

「遺体すら帰ってこないのかと、半分あきらめかけていたが、台風27号が来る前に返してもらえて本当に感謝している」。22日に死亡が判明した原潤子さん(61)の兄、白井学さん(63)は、そう振り返った。

 いちるの望みを胸に、元町地区の妹の自宅周辺を連日捜して回った。21日午前、警察から電話で親族による遺体の確認を求められた。妹は発生当日の16日午後、約500メートル西の海岸で収容されていたという。

 やりきれなさが募る。妹の遺体がない現場を当てもなく歩き続けたことが徒労に終わったからではない。妹に生前の面影を見ることができなかったからだ。

 母親の面倒を見るために帰島した妹。「介護では、おんぶにだっこだった。生きているうちに、楽をさせてあげられなかったことがふびんでね」。目には涙があふれる。


このような記事に接するとき、いつも世の中は不条理だと思う。平穏に何も悪いことをせず、懸命に生きている人の生を天は一瞬で終わらせることがあるのだ。せめて、その魂を包んでいた肉体をねんごろに葬ってあげたい。人間の情としては当たり前のことだ。

だけど、それさえも出来ぬ。伊豆大島には、まだ7人の不明者がいる。ひとはただ祈ることしかできないのだろうか。  


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2013年10月24日

子どもを守れないひとたち

今年7月、和歌山市内の自宅アパートで、和歌山市神前の引越作業員の26歳の男性が当時2歳の長男を虐待し死亡させた疑いがあるとして、昨日(2013.10.23)逮捕されました。

一昨年7月、和歌山市の日赤和歌山医療センターから救急受診した生後2ヵ月の男の子に慢性硬膜下血腫などを確認したと、和歌山県子ども・女性・障害者相談センターに通告がありました。その4ヵ月後(一昨年11月)には、その子は右足を踏みつけられたのが原因と思われる骨折をしています。

県警は、父親である26歳の男性を2度傷害の疑いで逮捕しました。ですが、和歌山地方検察庁は常習的に虐待を行っていたという証拠がないことや、後遺症がないことなどを考慮し起訴猶予処分にしていました。

一方、子ども・女性・障害者相談センターは、家庭内で理由のわからない大きなけがが2度も起きているとして、一昨年11月、一時保護の処置を行い、去年2月17日に、両親の同意を得て、児童福祉施設への措置入所の措置を取りました。

以後、同センターは、両親への指導を続け、去年7月には外出をはじめ、8月には外泊を開始、今年の6月からは1週間程度の長期の外泊なども始めていました。

この間、面会なども続け、両親がセンターの指導に従順であることや、外泊に問題がなかったこと、親族の協力が得られていたこと、さらに、今後も支援の受け入れ継続を約束したため、今年7月8日に施設の入所措置を解除したということです。そして、その2週間後、男の子は亡くなりました。

もう数年前になるでしょうか。大阪西淀川区で、松本聖香(せいか)ちゃんが幼児虐待のすえ亡くなるという事件がありました。9歳でした。親からベランダに放り出され死にました。息を引き取る寸前、聖香ちゃんは、締め出されたベランダで、横たわったまま右手をしきりと動かしていました。「ヒマワリを探しているの」と、うわごとのように呟いていたと報道されました。

同じく大阪市西区で、24歳の母親が自宅マンションに長女の桜子ちゃん=当時(3)=と長男の楓(かえで)ちゃん=同(1)=を閉じ込めて外出。帰宅せずに放置し、餓死させるという事件がありました。

いずれも衝撃的な事件でした。このような事件が和歌山市で起こるとは想像していませんでした。松本聖香ちゃんは実の父親ではなく、母親と同居男性による事件でした。

今度の和歌山の事件は実の父親によるもので、それもまだ2歳の子どもをいじめ殺したのです。何と惨いことをしたのか。幸少なかった君、誰も守ってくれなかった君、とても短い人生だった君。泣き叫んでも誰も助けに来てくれなかった。君を守ってあげることができず、ごめんね。男の子のご冥福を心からお祈りいたします。  


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2013年10月21日

スルーされた特ダネ

産経新聞は、10月15日、慰安婦募集の強制性を認めた平成5年8月の「河野洋平官房長官談話」の根拠となった、韓国での元慰安婦16人の聞き取り調査報告書を入手したと報じた。それによると、報告書は、いわゆる慰安婦の証言の事実関係はあいまいで別の機会での発言との食い違いも目立つほか、氏名や生年すら不正確な例もあり、歴史資料としては通用しない内容だったという。

この記事は、いわゆる従軍慰安婦から性奴隷(セックススレイブ)に昇格された女性たち、実は追軍売春婦たちのことだが、彼女たちの証言が如何にいい加減なものだったを暴いている。思い違い、誤解、嘘で固められた証言はあいまいで重大な判断をする前提になりえないものだった。これは特ダネだと思う。

しかし、我が国のメディアはこれを無視している。政府も韓国政府に配慮し静観している。韓国政府も静観の構えである。騒いでいるのは韓国のメディアだけ。

巨大メディアを含め、国内の誰もが事実を調べようとはしていない。それは、北朝鮮の拉致問題によく似ている。忽然と行方をくらませた日本の子どもたちのことを肉親を除き誰も真剣に調べようとはしなかった。

マスコミや一部政治家は、北朝鮮が絡んでいるという疑惑に対して、何ら報道せず、国民の声が大きくなると、今度はデッチアゲだと言い出した。わたしたちの国は、どこかの国のように事なかれ主義になってはいけない。キチンと真実を明らかにしなくてはいけない。

百回の嘘や誤報には百回の真実を言わなくてはいけない。米国在住の日本人は、米国内自治体のいわゆる慰安婦決議は捏造に基づくものであり、それを前提にした慰安婦像の設置には反対であることを強く打ち出している。この勇気と労を多とすべきではないだろうか。

大阪市長との面会をドタキャンしたときの動画をもう一度観た。この人いったい何を言いたいのだろうか。あれはいったい何のための記者会見だったのだろうか。



5分54秒ころ 出版社系の記者との質疑

光文社 : 疑っているわけではありませんが、確固たる証拠とはどういう資料でしょうか?
支援者 : その質問には答えられません。疑ってかかる人にはお答えしません!
光文社 : 疑っているわけではないですが・・・
支援者 : そもそも、こういう会見に来るのであれば事前に資料を調べてくるのが当然でしょ?
光文社 : ですから、その証拠となる資料を調べてもなかったので。
支援者 : お答えしません。
  


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2013年10月20日

中国共産党の政府

一昨日(2013.10.18)、秋季例大祭が行われている東京・九段北の靖国神社に一部閣僚と衆参の計157議員が参拝した。翌19日、中国共産党機関紙である人民日報系の環球時報は、1面トップで、参拝は「この国(日本)が(第2次大戦時の)侵略暴行をいかに悔い改めようとしていないかを国際社会に明確に示した」と非難した。

我が国の政治家が、国のために戦い死んでいった人たちを悼み、不戦を誓うことが何故問題なのか。戦後、我が国は一貫して平和を希求してきた。それは今後も変わらない。

ただ、最近の北朝鮮や中国の言動の危さは、同盟国アメリカの政治的な衰退傾向のなか、我が国をより積極的に国際平和の維持のため平和勢力と協力せざるを得ない状況になってきつつある。

もとより資源を持たない我が国は自由貿易を前提に成り立つ国家である。自由貿易の前提はいうまでもなく世界が平和であることだ。

平和とは何か。それは、「万機公論に決す」ことである。我が国はずっと首脳間、事務レベル間あるいは民間レベルなどでの話し合いを求めてきている。

一方、あなた方中華人民共和国は、1949年10月1日の建国直後にウイグルを侵攻し占領したことをはじめとして、翌1950年にはチベット侵攻を行いチベットを併合している。1952年には朝鮮戦争に介入し、韓国軍とアメリカ軍を主体とする国連軍による朝鮮統一を阻止した。

そして、多くの餓死者と被爆者を出しながら核兵器を所持するに至る1959年にはチベット蜂起を鎮圧。1962年にはチベットからインドに侵攻している。

さらに、1966年「革命無罪」の呼号の下、プロレタリア文化大革命(文革)を起し、死者40万人、被害者1億人(中国共産党の公式推定数)といわれる多大な損失と傷を国内に残した。我が日本との1972年9月29日の国交正常化の後も、1974年には南シナ海に侵攻し、ベトナム支配下の西沙諸島を占領している。

その5年後、1979年2月には親中派の民主カンプチアを打倒した親ソ派のベトナムに侵攻した。1984年には再びベトナムと中越国境紛争を戦い、1988年にベトナム支配下のジョンソン南礁を制圧した。

ソビエト連邦の崩壊の二年前、民主化要求の高まりのさなかに起こった1989年の六四天安門事件を戦車と銃で押しつぶし、全国民の0.4%が国民所得の70%を占有し、年々格差が拡大し続けている異常な国家を創りあげた。それが現代中国なのだ。

そのような国家から我が国に対する批判など聞きたくはない。あんただけには言われたくないのだ。我々の国にもたくさんの問題がある。東日本の大震災の復興も道半ばであり、今年は特に台風の被害も受けている。

しかし、わたしたちは、自分たちの愛する国家を中国や韓国のような国にはしたくはない、なりたくもないのだ。少なくともわたしは、そのような政治家や政府を断固拒否したい。  


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2013年10月18日

捜索が続く伊豆大島

捜索が続く伊豆大島

伊豆大島で10月16日未明に起きた土石流とみられる大規模な土砂崩れで、警視庁や東京消防庁、自衛隊などは18日、安否不明者の捜索を徹夜で続けた。警視庁の検視官は、引き続き遺体の身元確認を進める。

警視庁と町によると、これまでに22人の死亡を確認し、うち11人の身元が17日に判明した。なお27人が安否不明となっている。

地元の伊豆大島(東京都大島町)の都立大島高校の生徒たちもボランティアとしてスコップを持って頑張っている。救援関係者の皆さん、二日連続となる徹夜の捜索で疲労の極めに達していることでしょう。頑張ってください。

ぬくぬくした部屋でありふれた激励しかできないけど、ひとりでも多くの命が助かることを祈っている。

参考:2013.10.18 08:51 産経ニュース  


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2013年10月18日

台風なんて来なくていい

10年に一度と言われた台風26号が伊豆大島に甚大な災害を与えた。現時点で死者は21人になり、なお33人の安否が分かっていない。警視庁や消防、自衛隊などが態勢を大幅に強化して捜索を行っているが、生死分岐の72時間が迫ってきている。

現場は約2キロに及ぶ土石流によりぬかるみ状態で重機が入れない。救助隊は手作業で昼夜を問わず必死に頑張っている。テレビはそんな状況をリアルに伝えてくれる。

台風26号は上陸はしなかったものの日本各地に記録的な大雨をもたらした。なかでも伊豆大島では住宅30棟が全壊するなど合わせて300棟以上の建物が被害を受けた。肉親を亡くされた方、安否を気遣っている方、被災者の皆さんは悲しく、さぞ心細かろう。それに昨日の夜はとても寒かった。

今テレビでは大島町が避難警告を出さなかったことを報道している。住民の一人は警告を出してもあの豪雨の中どこに避難できたのだろうかと言う。評論家はもっと早く危険性を察知できなかったのだろうかと言う。

いやいや、そんなことより今は一人でも多くの方が救助されることが一番切実なことだ。所在が不明の33人全員の救出を祈っている。  


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