雑学・和歌山→記事一覧 投稿した記事が増えてきましたので目次と要約のサイトにリンクしました(2010.4.3)。画像も増えてきましたので、雑学・和歌山 MY ALBUMにリンクしました(2011.2.12)。

2014年09月11日

万引きで勾留

今年2月10日、岩出市の79歳の男性が、和歌山市内の大型量販店で塗料2点あわせて878円相当を盗んだとして窃盗の罪で逮捕・起訴されました。

男性が否認したためか、在宅起訴ではなく、半年以上拘留されていました。先月27日、和歌山地裁は、「後から精算するつもりで商品を一時的に持ち出した可能性を否定できない。商品を盗もうとしたと判断するには、合理的な疑いがある」として、無罪の判決を言い渡していました。

その後、和歌山地検は控訴するかどうかを検討していましたが、控訴期限の昨日10日、控訴を断念したと発表しました。

これは、地元マスコミの「わかやま放送ニュース」が報じた概要です。概して、地元マスコミは、まず地域の自治体など行政機関や企業の批判記事は書かないでしょう。正確に言えば書けないでしょう。

そこで、わたしは思うのです。この事件の詳細は不明なので断定はできません。しかし、被告人に前科、あるいは万引きの常習などの特段の事情がなければ、いや、あったとしても、878円相当品を万引きした疑いで、半年以上も拘留するのはおかしくはないだろうか。やりすぎではないだろうか、と。

このような視点は、いやしくも、地元マスコミであっても、社会の木鐸、権力行使のチェックというミッションを有し、報道の自由が保障され、かつ取材の自由が最大限尊重され、第四の権力ともいわれるメディアとして、当然に持たなければならないと思うのです。

もちろん、万引きは窃盗罪で、刑法235条は「10年以下の懲役又は50万円以下の罰金」の刑罰を定めています。言い方はおかしいですが、万引きは立派な犯罪です。

今般の事件は、被疑者(被告人)が犯罪事実を否認したものですが、証拠隠滅のおそれ、海外など逃亡のおそれなど長期にわたり拘束する理由があったのだろうか。なぜに在宅起訴にしなかったのだろうか。

被疑者には、国選、私選の弁護士が就いたのだろうか。就いたとすれば、保釈請求をしたのだろうか。却下理由は何だったのだろうか。マスコミは、岩出市の79歳の被告人男性のコメントは取れなかったのだろうか。

スパーなどによっては、お店の外(店舗外の敷地内)に飲み物や果物等を横積みに置いて販売しているところもあります。店舗内で買い物をし、店舗外にある商品を買い忘れて、いったんレジの横を通って店舗外に出ることもあるだろう。

考えてみれば、このときお店のひとに声を掛けなけりゃ万引きと言われる可能性があるかもしれません。仮に、商品を買い物かごに入れ、レジに行こうとしたところ、財布を駐車所の車のなかに置き忘れたので、すぐ近くだからと車のところまで買い物かごを持っていった場合はどうだろう。これは完全にアウトなんでしょうね。

繰り返しますが、万引き、痴漢、盗撮等々は犯罪です。小さな犯罪とは言いますが、悪いことをしたものは逮捕して刑に付させなければなりません。でも、わたしは今般のケースはやりすぎだと感じます。マスコミの続報を期待いたします。

蛇足
要するに、なぜ79歳の男性が半年以上も拘留(正しくは「勾留」だろう)されたのかという理由を知りたいんだ。マスコミは警察司法の広報部門じゃないでしょうが、どうしてこのようなことになったのか。単に地検の情報を垂れ流しするだけじゃ、マスコミとは言えないぞ。

蛇足2
2chでは、わたしのような意見は極めて少数意見のようです。「この仰天判決を下した判事を、逆に訴えたいね。でないと、万引き犯全員がこの手法を真似するぞ」など、無罪判決を批判する意見が多く見受けられました。反対意見は、「故意が証明できないのであれば、当然無罪だ。 このような当たり前の理論が分からないのか? 」等、少数です。

わたしは別に、無罪判決を批判していません。言いたいのは、このようなケースにおいて、どうして半年以上も勾留できるのだろうか、その理由は何なのかを知りたいのです。なお、本件には弁護士が就いていたようです。

NHKローカルニュース

ことし2月に和歌山市のホームセンターで商品を店外に持ち出し、万引きをしたとして、
窃盗の罪に問われた岩出市の79歳の男性の裁判で、和歌山地方裁判所は、
「商品を盗もうとしたと認めるには合理的な疑いがある」などとして無罪を言い渡しました。

男性はことし2月、和歌山市内のホームセンターで塗料など2点、
およそ900円相当を店の外に持ち出し、万引きしたとして窃盗の罪で起訴されました。
男性の弁護士などによりますと、裁判では、
「一緒に店に来た知人を探そうとして、商品を持って店の外へ出ただけだった」
と無罪を主張し、
知人も「買い物をするなら自分が代金を払うと言った」と証言しました。

和歌山地方裁判所の河畑勇裁判官は27日の判決で、
「商品を盗もうとしたと認めるには合理的な疑いがある」
などとして男性に無罪を言い渡しました。

判決について和歌山地方検察庁の岡俊介次席検事は、
「判決内容を検討し、上級庁と協議して適切に対処したい」
とコメントしています。

08月28日 21時38分

同じカテゴリー(行政)の記事画像
美しき虐殺者の死
安倍昭恵夫人のユーモア
なんか自民党、感じ悪いよね
森友学園籠池泰典理事長の国会喚問
雑賀鉄砲集?
全国学力テスト、2教科で全国最下位
同じカテゴリー(行政)の記事
 慢心、驕りの安倍内閣 (2017-06-10 12:47)
 介護に疲れた夫死ね (2017-05-07 11:20)
 あんたクビって言いたい (2017-04-28 08:25)
 喜劇かご池劇場 (2017-04-02 10:25)
 美しき虐殺者の死 (2017-03-31 10:47)
 籠池理事長の証言は真実か (2017-03-29 11:14)

上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。