雑学・和歌山→記事一覧 投稿した記事が増えてきましたので目次と要約のサイトにリンクしました(2010.4.3)。画像も増えてきましたので、雑学・和歌山 MY ALBUMにリンクしました(2011.2.12)。

2014年10月08日

ノーベル物理学賞

マスコミは、師弟の不屈の信念と孤高の研究者の独創と称える。青色発光ダイオード(LED)の仕組みは全くわからないが、電子によって竹やタングステン(金属の名前)などを燃焼させ光を得るという、エジソンが発明したこれまでとは異なり、電子をダイオード(半導体素子)に通す(電圧をかける)だけで光に変える仕組みらしい。???

この仕組みというか原理がニック・ホロニアックにより発見されたのが1962年で、当初は赤色のみだった。その後、緑色が発明されたが、青色はなかなか発明されなかった。20世紀中は無理かもしれないと言われていた1985年、赤崎教授と天野教授が研究室に泊まり込み、実験を重ね、ついに発明した。それはおそらく、ぼやっと輝く程度の窒化ガリウムの発光だったのだろう。その光こそ偉大な発明の結果であった。

窒化ガリウムを用いた高輝度の青色LED開発の成功後、その量産に道を開いたのが中村教授だ。教授(当時は会社員)は1991年にその成果を発表した。

今年のノーベル物理学賞は上記の三人に決まった。しかし、2004年12月、東北大学金属材料研究所の川崎雅司(薄膜電子材料化学)らの研究チームは、より安価な酸化亜鉛を用いた青色発光ダイオードの開発に成功している。これは青色LEDの再発明ともいわれている。

この成果は同年12月19日付の英科学誌ネイチャーマテリアルズ(電子版)にて発表された。高コストの窒化ガリウムに取って代わる可能性があると言われている程の発明である。

ほんとうにうれしいニュースである。でも思う、受賞者の栄光の陰で、悲運にも途中脱落したたくさんの学者たちの貢献があったことを。そして、「発光ダイオードの父」と呼ばれている、最初に発明したニック・ホロニアック教授(85)、東北大学川崎教授の不運。

ホロニアックは、多くの同僚がLEDの発明がノーベル賞に値すると考えていると聞いたとき、こう答えている。「誰かがあなたが何かに値すると思うなんて、馬鹿げている。その番が回ってきたとき、生きていたら幸運ということだ」と。

誰かが誰かを評価する。わたしは、今年のノーベル平和賞は、その誰か、即ちノーベル賞選考委員会が受賞しても良いのではないかと思っている。この100年、ノーベル賞をこれほどまでの権威に高めた功績、財団と選考委員会の努力のたまものであろう。

これも例によって蛇足だけど、この栄誉ある賞を蹴ったふたりの男性がいるらしい。ひとりは確か文学賞のサルトルだったかしらん。日本でも直木賞を蹴った山本周五郎もいる。誰かが誰かを称える。うれしことではないか。素直に運が良かったと、関係する多くの方々に感謝しつつ喜んで受ければ良い。おめでとう!

参考:ウィキペディア
ノーベル賞、フィールズ賞、国民栄誉賞、文化勲章を辞退した人たち

ノーベル賞では、一度に同時受賞できるのは3人までと決められているんだって...


同じカテゴリー(イベント)の記事画像
ハリケーンに向かってボートを漕いだ女性
今日のグーグルはグー
13億の大国のネットユーザー
ビハインド・ザ・コーヴ
バセットの涙
お正月の天気
同じカテゴリー(イベント)の記事
 「この世界の片隅に」 観たいなぁ (2017-03-29 19:30)
 政治とスポーツ (2016-08-12 08:52)
 5月の祝日 (2016-04-30 12:17)
 雨の中の桜花 (2016-04-04 09:49)
 卒業式の歌 (2016-03-27 10:04)
 Googleの国際女性デー (2016-03-08 09:21)

上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。