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2015年03月01日

時代はいじめから惨殺へ

2011年10月、大津市立中学2年の男子生徒がいじめによって自殺した事件がありました。ご遺族は、元同級生と併せて、学校、教育委員会、市役所等の無責任さと隠ぺいなどに対しても、2012年2月に大津地裁に提訴しました。

昨日(2015年2月28日)、大津地裁は市に対し、いじめによる自殺を防げなかった賠償責任を認める内容で遺族に和解を勧告していたことが分かりました。既に市側は訴訟の中で、過失を認めており、遺族側が応じれば市との和解が成立する見込みらしい。ただ、元同級生側はいずれもいじめ行為を認めておらず、訴訟は継続されるとみられています。

この事件を契機に、国会は「いじめ防止対策推進法」を制定するなど、いじめが犯罪でもありえることを明白にし、全国で学校でのいじめに対する被害届が警察に殺到しました。

その事件から3年と少し、去る2月20日未明に社会に大きな衝撃を与える事件が起こりました。川崎市の中学1年生がいじめの末に惨殺されたのです。ネットでは、当初から犯人を指摘し、顔写真やら自宅、家族、国籍などの情報が掲示板などに書き込まれていました。

そんななか、警察が逮捕状を請求し、被疑者3人を逮捕したのは、事件後一週間が経った27日(23日頃から任意聴取していた模様)でした。この残虐な行為に対して少年法撤廃と週刊新潮や文春に顔画像公開と実名報道を望むコメントも多く見受けられました。

今日、わたしはスマイリーキクチさんという方のブログで「言葉の責任」というエントリを読ませていただきました。この方は、スマイリーキクチ中傷被害事件で極めて悪質な誹謗、中傷を受けました。ネットでの事実無根の書き込みによるいわれなき誹謗・中傷被害を長期間にわたって受けていたからこその「言葉の責任」なのです。全く正論だと思います。

でも、わたしは思うのです。あの大津いじめ事件では、ネットでの多くの方の意見が世の中を動かしたのではないかと。おそらく、ネットの書き込みがなければ、大津市や市教委等は事件を隠蔽してしまっていたでしょう。警察は三度にわたる遺族の被害届を受理せず、被害者は死んでしまって存在しないのだから(おかしい論理だよね。殺人事件って被害者はもう存在していないよ)と言っていたのが、ネットで騒ぎだすと、すぐ受理しました。

今般の川崎市の中学1年生殺しも常識あるネットの意見を通じて社会の病理や法令の欠陥などの改善につながっていけば良いなと思うのです。

大津市の事件の後、国民の多くは、いじめという曖昧な言葉を否定し、いじめではない、それは犯罪なのだと意識を変えました。万引きをすることを拒否して惨殺された中学1年生。あの子の悲しみを無にしないため、事実を明らかにし、今後に役立たせることが大切なことだと思うのです。

参考:
「いじめ防止対策推進法」
いじめの問題については、学校において、いじめられている児童生徒を徹底して守り通すという姿勢を明示するとともに、いじめる児童生徒に対しては、「社会で許されない行為は学校の中でも許されない」ことであり、自身が行ったいじめについては適切に責任を取る必要があることを指導するとともに、このことの教育的意義について保護者にも説明して正しく理解いただくことが重要です。


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