雑学・和歌山

大阪都構想が実現するかどうか、１７日の住民投票がもうすぐ。報道各社の世論調査では反対が賛成を上回っているという。ただ、大阪市民２６７万人のうち、住民投票の有権者は約２１１万人いるが、決めかねている人も4分の1ほどいることからまだまだ流動的だとのこと。

都構想のメリット、デメリットがわからない。４月１４日から２６日までの１３日間にわたり毎日３回、合計３９回の住民説明会が開催された。橋下市長もすべての会場で説明に乗り出しただけでなく、住民の質問に答えた。

説明会は全回、定員を超え、賛成、反対のそれぞれのタウンミーティングも盛況であったそうだ。賛成する者、反対する者、いずれも大阪を良くしたいとの思いは一緒だろう。ただ、手法が違うだけ。そんなふうに思う。

１７日の住民投票の結果は後三日で分かる。強い郷土愛を持つ大阪市民。マスコミ関係者、公務員や学者など仕事ではなく、純粋な気持ちで、大阪をより良くするにはどうすればいいのか。それを知るため、説明会等に出席されたたくさんの方々。

都構想、是か非か。その答えが出るのは今度の日曜日。活発に、ときに激しく議論するのを見たり読んだりするたびに、大阪同様に衰退しつつある和歌山市の住民として羨ましく思う。

蛇足：
東京一極集中はだれもが反対だろう。人口の減少による故郷の消滅も嫌だろう。昨年、政府に地方創生本部が設けられ、遅ればせながら本格的にこれらの問題に取り組み始めた。人口減少は必ずしも悪だけではない。問題は、人口ピラミッドの異常さだ。

　日本の人口ピラミッド

出典：ウィキペディア人口ピラミッド