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2015年08月15日

先の大戦と政府の見解

あの戦争とは何だったのか。幕末、我が国に武力をもって開国を迫った欧米各国の圧力は、どのような変化を日本人に与えたのか。そしてそのとき、日本はどのように対応したのか。およそあらゆる国家は、自国の歴史に対して真摯に向き合うことはきわめて重要なことだと思う。

そのうえで、もし誤りがあったなら謝罪と賠償をするべきだろう。確かに、先の大戦で我が国は敗戦国となった。その事実をしっかりと踏まえ、敗戦国として、わが国は繰り返し、繰り返し、関係諸国に謝罪と賠償をしてきた。

戦後の我が国の復興は、国際社会からの援助、国民の努力、そして幸運によるものである。特に敗戦国である我が日本に対して寛容な心で接してくださった諸国家には深く感謝している。

それにこたえる意味でも、経済力を取り戻した我が国は、とりわけアジア諸国に莫大な援助を行い、友好条約を結び、過去の問題を解決してきた。その背景にあるのは、二度と戦争を起こさないという精神であり、真摯に国際社会に復帰することを求め、国際社会において信頼を得、名誉ある地位を得たいとの強い思いである。

しかし、このような事実を、果たして国内外の人々は知っておられるのだろうか。1995(平成7)年、当時の村山首相は、「侵略」「植民地支配」「反省」「お詫び」という言葉をちりばめた談話を発表した。


曰く
アジア太平洋近隣諸国、米国、さらには欧州諸国との間に今日のような友好関係を築き上げるに至ったことを、心から喜びたいと思います。


我が国民を拉致し、航空機乗っ取り犯を匿う国家、反日を国是とする国家、盗んだものを返さない国家。現状を力で変えようとする国家。ほんとうに友好関係が築かれているのだろうか。

曰く
わが国は、遠くない過去の一時期、国策を誤り、戦争への道を歩んで国民を存亡の危機に陥れ、植民地支配と侵略によって、多くの国々、とりわけアジア諸国の人々に対して多大の損害と苦痛を与えました。


国策を誤ったのは遠くない過去のどの時期なのですかと言う記者の問いに即答できなった村山首相。

わたしは、我が国との中立条約を守らなかったソ連、我が国を戦争に追い込んでいったアメリカなどを批判しない。我が国は、アメリカをはじめとする欧米諸国によってフルボッコにされ、最後は特攻という外道を呼び、原爆投下という畜生道を招いてしまった。あの戦争は、石油輸入を止められ、活路を開くための自衛戦争だった、なんてことは言わない。

でも思うのです、70年前、わたしたちの国は戦争に負けた。けれど、ほんとうに反省するべきこととは何なのだろうか。超大国に理不尽な振る舞いをされて、それに抗いフルボッコにされたことが反省すべきことなのだろうか。


いわゆる村山談話 平成7年8月15日 全文

「戦後50周年の終戦記念日にあたって」

 先の大戦が終わりを告げてから、50年の歳月が流れました。今、あらためて、あの戦争によって犠牲となられた内外の多くの人々に思いを馳せるとき、万感胸に迫るものがあります。
 敗戦後、日本は、あの焼け野原から、幾多の困難を乗りこえて、今日の平和と繁栄を築いてまいりました。このことは私たちの誇りであり、そのために注がれた国民の皆様1人1人の英知とたゆみない努力に、私は心から敬意の念を表わすものであります。ここに至るまで、米国をはじめ、世界の国々から寄せられた支援と協力に対し、あらためて深甚な謝意を表明いたします。また、アジア太平洋近隣諸国、米国、さらには欧州諸国との間に今日のような友好関係を築き上げるに至ったことを、心から喜びたいと思います。
 平和で豊かな日本となった今日、私たちはややもすればこの平和の尊さ、有難さを忘れがちになります。私たちは過去のあやまちを2度と繰り返すことのないよう、戦争の悲惨さを若い世代に語り伝えていかなければなりません。とくに近隣諸国の人々と手を携えて、アジア太平洋地域ひいては世界の平和を確かなものとしていくためには、なによりも、これらの諸国との間に深い理解と信頼にもとづいた関係を培っていくことが不可欠と考えます。政府は、この考えにもとづき、特に近現代における日本と近隣アジア諸国との関係にかかわる歴史研究を支援し、各国との交流の飛躍的な拡大をはかるために、この2つを柱とした平和友好交流事業を展開しております。また、現在取り組んでいる戦後処理問題についても、わが国とこれらの国々との信頼関係を一層強化するため、私は、ひき続き誠実に対応してまいります。
 いま、戦後50周年の節目に当たり、われわれが銘記すべきことは、来し方を訪ねて歴史の教訓に学び、未来を望んで、人類社会の平和と繁栄への道を誤らないことであります。
 わが国は、遠くない過去の一時期、国策を誤り、戦争への道を歩んで国民を存亡の危機に陥れ、植民地支配と侵略によって、多くの国々、とりわけアジア諸国の人々に対して多大の損害と苦痛を与えました。私は、未来に誤ち無からしめんとするが故に、疑うべくもないこの歴史の事実を謙虚に受け止め、ここにあらためて痛切な反省の意を表し、心からのお詫びの気持ちを表明いたします。また、この歴史がもたらした内外すべての犠牲者に深い哀悼の念を捧げます。
 敗戦の日から50周年を迎えた今日、わが国は、深い反省に立ち、独善的なナショナリズムを排し、責任ある国際社会の一員として国際協調を促進し、それを通じて、平和の理念と民主主義とを押し広めていかなければなりません。同時に、わが国は、唯一の被爆国としての体験を踏まえて、核兵器の究極の廃絶を目指し、核不拡散体制の強化など、国際的な軍縮を積極的に推進していくことが肝要であります。これこそ、過去に対するつぐないとなり、犠牲となられた方々の御霊を鎮めるゆえんとなると、私は信じております。
 「杖るは信に如くは莫し」と申します。この記念すべき時に当たり、信義を施政の根幹とすることを内外に表明し、私の誓いの言葉といたします。

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