雑学・和歌山

　朝鮮半島の南北軍事境界線がある非武装地帯（ＤＭＺ）の韓国側で、８月４日、地雷爆発が起こった。韓国軍兵士2名が定例巡回するコースで爆発したもので、事件発生前までの数日間は雨のため巡回がされていなかったと聞く。

　ごく最近、何者かが地雷を敷設(7月ではないかと言われている)したようだ。事件にあった兵士2名は、ひとりが両足切断、もう一人が片足切断の重傷を負った。

　韓国国防省は１０日、地雷は古いものではなく「北朝鮮が埋めたことが確実視される」と発表した。その日、報復措置として、軍事境界線沿いの２カ所で拡声器による政治宣伝放送を約１１年ぶりに再開した。

　これに反発した北朝鮮側は２０日、１４・５ミリ高射砲１発と７６・２ミリ直射砲３発を韓国ソウル北方に向け発射した。韓国軍は１５５ミリ砲弾２９発を撃ち反撃したという。

　現在、米韓軍は１７日から２８日までの予定で定例の合同演習を実施中であり、韓国の専門家は北のこれ以上の挑発はないと見ているようだ。

　それにしても何故、この時期に北朝鮮は韓国に軍事挑発をしかけてきたのだろうか。

　あの国のことだからよくわからないが、様々な見解がある。
　１７日から２８日までの予定で行われる米韓軍定例の合同演習に反発した。

　朴槿恵大統領の中国訪問が発表されてから６時間後に、北朝鮮は５年ぶりとなる韓国への砲撃に踏み切っている。このことから、金正恩第１書記は、韓国との関係緊密化に動く中国を強く牽制することを狙った。いわゆる瀬戸際外交では？。

　国内の粛清による恐怖政治に対する批判動揺から国民や軍人の目をそらすことを目的にした計画的な軍事行動。体制維持目的か？。