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2015年11月20日

「聖の青春」と「将棋の子」を読んで

先日、聖の青春 (角川文庫)という本を読んだ。

これは、将棋名人を目指した村山聖という実在の棋士の物語である。彼は幼い頃、腎臓の病気にかかり入院した病室で父とはじめて将棋を指した。ルールもおぼつかない父とまったく初めての聖との将棋。それが楽しかったのか。将棋の魅力に惹かれて、力をつけた彼はプロ棋士を目指すようになる。

良き師匠に恵まれた彼は厳しい奨励会を抜け出しプロ棋士になる。名人戦目前のA級リーグ在籍のまま、29歳で亡くなった。

それだけの話である。たった29年間を活きた人のお話。でも、勝ち負けで生活の糧を得ると言う過酷な職業と、襲い来る病魔。それに立ち向かう子供のような気持ちを持つ聖。心を揺さぶられた。

ちょっと、作者の大崎善生さんは村山聖を美化しているのでは、と思い、将棋の子 (講談社文庫)を読んだ。こちらの方も、厳しい勝負の世界を描いている。

これらの著作に共通するのは、いわば敗者の視点からのもので、特に「将棋の子」は衝撃的だった。これを読み、清張の「或る小倉日記伝」、周五郎の「日本婦道記」を読みたくなった。

まだ、お読みでない方に強くお勧めします。お読みになって損はないと思います。大崎善生さんは、「夢を持ち続けろ(Dream On)という歌をご紹介されていました。

今日、初めて聞きました。良い歌ですね。


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