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2016年07月18日

プロも熱中する「歴史マンガ」珠玉の5冊

ここ何年か、マンガを読んでいない。歴史マンガというジャンルがあることは知っており、スポ根マンガよりも好きで横山光輝さんや手塚治虫さんのをよく読んだ。

だから、「歴史マンガ」珠玉の5冊というタイトルに惹かれ、東洋経済オンラインの記事を読んだ。これは、読み捨てにせずコピペをし保存するべきだと思った。いつか、機会があれば、これらを読んでみたい。そう言えば、「映像の世紀」もゆっくりと観たいなぁ...とも思っている。

プロも熱中する「歴史マンガ」珠玉の5冊 大人たちに愛される話題作はこれだ!


歴史の教科書に書いてあることは覚えていないけれど、歴史マンガを夢中になって読むうちに、いつの間にか史実や時代背景に詳しくなる――。そうした経験がある人も少なくないのではないでしょうか。

 なぜ歴史マンガには、引き込まれるような特別な魅力があるのでしょうか。年号や史実関係の暗記が求められがちな歴史の授業に比べて、歴史マンガにはストーリーやロマンが盛り込まれています。そうしたドラマチックな読書体験から得た知恵や知識は、血肉となって定着しやすいと言われています。

 教科書なら一行で終わってしまう出来事であっても、歴史マンガでは、何巻にもわたって詳しく描かれています。マンガ家さんは、膨大な量の資料を調べて、当時の服装から街並までを再現します。それゆえ、1コマに込められた情報量たるや、教科書の比ではないのです。

「歴史マンガ」には人生のヒントが詰まっている
 たとえば今、2200万部を超える歴史マンガのベストセラー『キングダム』が、ビジネスパーソンから絶大な人気を誇っています。

 この作品は、下僕だった少年が、秦の始皇帝になる少年に仕えて、ともに天下統一を目指すという、一見、複雑でわかりにくそうな展開です。にもかかわらず、すんなりと物語世界に入って熱狂させてくれる画力・構成力が評判を呼んでいます。

 しかも、どのようなタイプの人物が、どのような役割のときに活きるのか。また、チームを組み大きな目標を達成するにはどうすればいいのかなど、キャリアの積み方から職場でのチームマネジメントまで、多くのヒントが詰まっているのです。

 このように、社会人だからこそぶつかる課題に応え、人生を切り開く方法を教えてくれるような歴史マンガが今豊富にあります。

 有名どころの一部をざっとリストアップしただけでも、これだけあります。

 <日本史>
『暗黒神話』(ヤマトタケル伝説などの神話)
『日出処の天子』(飛鳥時代)
『天上の虹』(飛鳥時代)
『センゴク』(戦国時代)
『大奥』(江戸時代)
『お~い!竜馬』(江戸時代)
『風雲児たち』(江戸時代)
『宗像教授伝奇考』(さまざまな時代の伝説、伝承を扱う)

 <中国史>
『キングダム』(春秋戦国時代)
『墨攻』(春秋戦国時代)
『史記』(前漢)

 <ヨーロッパ史>
『テルマエ・ロマエ』(古代ローマ)
『ヴィンランド・サガ』(11世紀 北ヨーロッパ)
『チェーザレ』(15世紀 イタリア)
『ベルサイユのばら』(18世紀 フランス)

大人が読むべき5作品
 今回は、特に大人が読むべき5作品ほどを『人生と勉強に効く 学べるマンガ100冊』から選り抜いて、マンガ読みのプロたちによる推薦コメントとともに紹介します。

 『キングダム』 原泰久 集英社 1〜42巻

 キャリア構築やチームマネジメントのヒントも! 

 紀元前の中国、乱世の春秋戦国時代が舞台の『キングダム』は、後に秦の始皇帝にとして中国を統一することになる少年・政(せい) と彼に使える農村出身の少年・信(しん) にスポットライトをあてた大河ロマン。一介の農民から成り上がっていく信と、国を統べる立場である政。

 「戦」の世を題材にした本作では、戦略が勝敗を決するということを私たちに示してくれます。そこには「個」か「群」か? 「武力」か「知力」か? というテーマがつきものです。軍師の「知力」が「群」を動かすことがあれば、「個」の「武力」が数で圧倒的な軍を破ることもある。その駆け引きに加えて「理論」と「直感」の対立軸も取り入れてあります。しかも、単なる二項対立に終わっていていません。

たとえば「武力」重視の武官だった人物が、年齢と経験を重ねるうちに「知力」重視の文官へと変わっていったり、「知力」が高い軍師であっても、いざ戦場で一騎打ちの「個」の戦いになったときには、「武力」でも勝負する柔軟さを持ち合わせるなど。生まれ、ポジション、たどってきた人生が反映されたキャラクター各人の強さや個性を描き切っています。このように、キャリア構築やチームマネジメントのためのヒントもたくさん詰まっているのです。(マンガナイト代表/山内康裕)

 『センゴク』 宮下英樹 講談社 全15巻

 若き武将の目に映った信長、秀吉とは

 織田信長、豊臣秀吉、徳川家康と、キラ星のごとき英雄を多く生んだ「戦国」の時代に、「仙石(せんごく)秀久」という名の武将がいました。多くの歴史的名将に仕え、戦う数奇な運命を持った武将です。時にしくじり、時に武功をあげながら、秀久は信長のもと大躍進で出世を続ける秀吉を助けていきます。

 誰もが知る日本の戦国時代を、一兵士に近い立場から、立身出世、大失敗、その失敗を挽回する活躍という激動の人生を、著者独特なユニークで緻密な歴史考証のうえに、積み重ねていきます。作品として面白いことは勿論、一通りの歴史作品を読んだ人にも、別の視点を気づかせてくれるユニークさを持つ作品です。(NPO法人NEWVERY/菊池健)

本当に強い男とは何なのか?
 『ヴィンランド・サガ』 幸村誠 講談社 1〜17巻

 中世ヨーロッパを席巻したヴァイキングの物語

 ヴァイキングとは、「8世紀末から11世紀中頃までヨーロッパ、ロシアに侵入し、略奪と商業によって大きな影響を与えた北方ゲルマン族の総称」。日本人には馴染みの少ない民族だが、小さな海賊レベルから始まった彼らの力は、やがて海を飛び越え、現在のイギリス全土を征服するまでに及びます。

 主人公のトルフィンは、そんなヴァイキングの中に暮らし、父の仇であるアシェラッドの命を狙い続けます。そのアシェラッドが率いるヴァイキングの一団に所属し、ともに戦いの旅を続けながら……。

 復讐の鬼であったトルフィンは、歴史の大きなうねりの中で、自身の生きる支えを何度も失いながら、より大きな夢へと向かっていく。本当に強い男とは何なのか? 今はなき父の背中を追いながら、トルフィンは捜し続けます。(NPO法人NEWVERY/菊池健)

 『チェーザレ 破壊の創造者』 惣領冬美 講談社 1〜11巻

 15世紀イタリア、冷徹な政治家が秘めた理想

 15世紀イタリアの、実存した軍人・政治家、チェーザレ・ボルジアを描
く作品。西洋では残酷で冷徹な権力者というイメージのチェーザレですが、ここに描かれる彼は、高い理想を最短距離で実現するためには、切り捨てるべきものがあるということを理解しています。人種や国は問わず、才能のある者は登用し、世の中をよくするために何をすればいいかを考える実践者という面も描かれています。

 惣領冬実さんの深い洞察力と綿密な歴史分析、華やかな絵柄によって、英雄として真に新しいチェーザレ像が読者の前に現れます。絵が美しいので気になりませんが、基本的に男性ばかりが登場し、政治抗争を繰り広げるかなり硬派な内容で、そこも魅力的です。(マンガ研究者/ヤマダトモコ)

 『お~い!竜馬』 武田鉄矢、小山ゆう 小学館 全12巻(新装版)

 泣きべそ竜馬少年。幕末の人間模様も

 いじめられっ子で泣き虫の竜馬少年。塾でも剣道場でも落ちこぼれますが、姉や母に見守られて成長していきます。

 熱い。とにかく泣く。竜馬が。武市半平太が。吉田松陰が。高杉晋作が。そして、読んでいると、自分自身もつい幕末の世界に入り込み、もらい泣きしてしまいます。

 新しく知る世界に純粋に興奮し、すごい人間に出会うとすぐに感銘を受けて友達になり、弟子になってしまう竜馬。幼少期は泣き虫でバカにされても、いつの間にか若くして日本の歴史を変えてしまうくらい大きな人物になっていきます。そんな竜馬や魅力的な若者たちが織りなす、150年前の日本を舞台にした、命を懸けた青春ドラマ。(日本財団/本山勝寛)

どんな時代でも変わらない人間の営み
 いかがでしたでしょうか。どの作品も社会人の学び直しにぴったりのものばかりです。

 歴史マンガを読むことで、教科書や歴史本に登場する人物が動き出すかのような感覚を得るかもしれません。また、歴史マンガを通じて、歴史を知れば知るほど、想像力がかき立てられ、当時の状況を検討し、仮説を立てる面白さがあります。どんな時代でも変わらない人間の営みに気づき、いまの社会や自分の問題と照らし合わせて考えることもできるのです。

 あなたの人生や仕事の強い味方になってくれる歴史マンガの数々、是非とも手に取ってみてください。

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