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2010年09月23日

協働を言う前に

協働、コラボレーションという言葉がある。地域の課題解決に向けて、行政単独では解決できない問題がある場合、または市民だけでは解決できない問題などがある場合に、行政とNPO等が相互にお互いの不足を補い合い、ともに協力して課題解決に向けた取り組みをする。とりわけ、現在では協働によるまちづくりが各自治体で推進されている。

一方、行政責任という言葉がある。「参加・協働」とは異なる「自治・分権」のことである。効果的、効率的な行政の実現と同時に、民主主義の原理による行政の統制や行政責任の確保をどのようにしていくべきか、という古典的な問題である。住民からの負託に応える政治の舵取りを自律的に行う内在的責任と有権者に明示的に約束した行為規範の履行結果を説明する責任のことである。

わたしは、和歌山市の行政はまず、市民の信頼を獲得するべきであると感じている。より一層市の行政に係わる情報を公開するべきであると感じているのである。「アカウンタビリティ」責任を果たすべきである。率直に現在の市の行政状況を説明するべきである。その上で、はじめてNPO等との協働が可能になるのではないかと考えている。

現在、市が言う協働の多くは真の意味での「協働」ではないと思う。はっきり言うと、その多くは市行政の責任逃れや安全弁的(アリバイ的)な域を出ていないのが本当のところではないだろうか。まず市は、自治体としてやるべきことをしたうえで、市民等の信頼を取り戻してほしい。あるいは信頼を築いてほしい。それを為した後、対等なパートナーとして、「和歌山市において社会貢献活動および公共的な地域活動を行う団体・企業」(社会貢献活動団体)と協働していくべきである。

繰り返しになるが、残念ながら市が現状において協働を言えば言うほど、それはわたしには責任逃れにしか思えないのだ。もう一度、真摯に組織と事業を見直し、政策を見直し、如何に効果的、効率的な行政の実現を図るかについて考えていただきたい。

行政への信頼なくして協働などできぬ。まずは行政がやるべきことをきちんとやってほしい。現時点では、市の行政はこのレベルなのである。

--------------- 以下、ご意見があったので思うところ(★印)を記しておきたい。

以前、わかちか広場のミニ図書館などをあげて、本来、役所がするべきだとおっしゃっていましたが、私は逆に、市民が自発的に行なって良いし、またそうあるべきだと考えます。

★現実に考えて市立図書館の充実は市の責任であると思います。それを踏まえて、わかちか広場に市立図書館の分室を作ってほしいと思っているのです。本当は、和歌山駅周辺に和歌山大学付属図書館を誘致(移転)してほしいと希望しているのですが、とりあえずのわかちか広場の活性化策として希望しています。図書館行政についても市民が自発的に行なうべきだ、協働でするべきだというご意見には、現時点の市行政の現状からみると、わたしには市の責任逃れとしか思えないのです。まずは、市は市の行政責任を果たすべきであると思っています。

何もせず、ただただ受け身で文句ばかり言うの人は和歌山人に多いが、それはおかしいし、時代遅れだと思います。だから、私は、公務員を「公僕」とか「護民官」とか言うのはいかがなものかと考えます。同じお説教をするなら、なぜ「公務員はまちづくりや市民生活の「協働者」であれ。」とおっしゃらないのか?

★今の和歌山市の公務員は、まず「協働者」である前に行政マンであってほしい。それを為して後、はじめてNPO等と協働できるのではないでしょうか。以下は蛇足かも知れませんが、それにしても、中心市街地活性化について、市は誰と「協働」しているのか、或いは誰としようとしているのだろうか疑問を持っています。本来そのパートナーは商店街の組合や地縁団体ではないのですか。いったい、ぶらくり丁や美園町の商店街組合などはどのように考えているのでしょうか。疑問なのは、市がいう協働者とは誰なのだろうかということです。学校ごっこをしている仲間のことを言っているのだろうか。もしそうなら、果たしてそれは「協働者」といえるのだろうか。


まず一つ目。マスコミや世間で言われていることは、ほんの市民、国民向けの方便、表面上のタテマエにすぎないということです。

★必ずしもそうは思いません。どのような組織にでもどうしようもない人がいるだろうし、時を経れば、うまく機能していない部分も生じてくるでしょう。それは公務員の世界も同じだと思います。タガが緩んでしまった組織を批判するのは社会の木鐸としては当然のこと。過去の県知事、二代続いた市長の不祥事。少なくない市職員のでたらめさ。批判されても仕方がないところがあります。行政に属する人たちは、もう一度謙虚に現状を考えてみるべきだと思うわけです。増長していないだろうか、給料以上の仕事をしているだろうか、組織ひいては住民のために役立っているかどうか。なぜ、世間は公務員パッシングをしているのだろう。みんなの党はじめ公務員制度に厳しい政党の支持が高いのは何故なのか。なぜ政治主導が叫ばれているのか。

二つ目。和歌山が衰退したのは、和歌山人の努力不足というよりむしろ、国策の誤り(新自由主義)のあおりをもろに受けたためだということ。だって例えば、和歌山の商業衰退とは逆に、りんくうイオンなんて、和歌山ナンバーの車ばかりでしょ。

★別に和歌山は特別衰退しているとは思っていません。我が国の人口も減少しているし、日本全体が少子高齢化社会に向かっているのですから。ただ、和歌山市の旧中心市街が衰退しているのは明白です。それは行政、特にこれまでの市の都市計画サイドのミスリードも一部関係すると考えています。しかし、第一義的には社会の変化に対応しなかった(できなかった)商店主たちの責任も大きいのではないかと思っています。

三つ目。和歌山の浮上策は、おそらく、時代の流れに決して乗らず、いかに時代に逆らって弱肉強食の誤った潮流から、賢明に地元和歌山を守りぬくか、ということだと、えらそうなことを言うようですが、個人的にはそう思います。だから、安易に流行(和歌山ならカジノ建設とか)に飛びつくお偉い方を、嫌われ市役所の職員君としては、信用してません。

★このままでは和歌山市は今後も浮上しないと思います。ただ、特別に浮上しなくとも、企業・学校研究機関等の誘致、地場産業の育成、行政の一層の合理化・効率化を積極的に進めていかねばならないと考えています。できるだけ早期にコンパクトで質の高い信頼できる行政を構築して、住民税、公共料金等の負担が軽い住みやすい街づくりを進めていかなければなりません。雇用を確保し、市の経済を維持発展していくためには、必要な施策を積極的にとっていくべきであります。とにかく、市行政のための必要な収入源は維持確保していかねばならないのですから。


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