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2011年05月08日

母の日

今日、5月の第2日曜日はアメリカと同様、母の日です。新聞などでは、母と子にかかわる美談や思い出話、母への感謝の言葉などが掲載されています。

何時の世も、母の子への愛情、献身、自己犠牲は美しいものだと思います。で、ずっと前に読んでうろ覚えなのですが、何とも印象的な「お母さん」の話を思い出しました。

それは、一人の会社員が北の町にある刑務所から「お母さんが亡くなった」との電報を受け取る場面から始まります。もう何年も音沙汰が無かった母が刑務所で亡くなったと知らされたのです。

かれは、母とのことを回想します。チャランポランな母で、彼の勤める会社にお金を借りに来たり、刑事事件で警察や刑務所にお世話になることもあり、かれは自分の母親が好きではありませんでした。父は既に亡くなっていましたので、もう長い間、母のことを気には掛けていませんでした。

だから、母が刑務所で病気になって死んだと言う知らせを聞いても、引取りに行くかどうか迷っていました。しかし思えば、母の身寄りは自分ひとりです。かれは、刑務所を訪ねます。刑務官から荼毘にふされた母の遺品を渡されます。わずかな遺品の中に、原稿用紙が一枚きれいに折りたたまれナイロン袋に入れられていました。

それは、かれが小学生のときの母の日、学校で書いた作文でした。文章はありきたりの言葉で綴られていましたが、結びに「お母さん、ありがとう」と書かれていました。

たったこれだけの話です。実話だそうですが、まったく美談でも何でもありません。それでも、この話は何故かわたしの心に残っています。

参考:母の日に読み返したい小説
安寿こいしや
ほーやれ、ほー
厨子王こいしや
ほーやれ、ほー


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