雑学・和歌山→記事一覧 投稿した記事が増えてきましたので目次と要約のサイトにリンクしました(2010.4.3)。画像も増えてきましたので、雑学・和歌山 MY ALBUMにリンクしました(2011.2.12)。

2011年08月06日

夫の死後 転居繰り返す

2011年8月4日 読売新聞の人生案内のタイトルです。精神科医・野村総一郎さんの助言に感心いたしました。

世の中には、眼には見えないけど大切なものって一杯ありますよね。眼に見えない大事なものを形にしたい、あるいはそれを求めたいって気持ちもよくわかります。眼には見えないが大切なもの。心でしか見えない大切なもの。そんなことを考えさせられました。

以下は全て引用です。読売新聞 人生案内(2011年8月4日)

 60代女性。4年前に夫が62歳で急死、今は愛犬1匹との生活です。夫の死後、7回もの転居を繰り返しています。

 頼りがいのある夫に支えられ、娘2人も素直に育ち、私の結婚生活は何一つ悩みのないものでした。夫の死後3年間は、よくここまで涙が出るものだと自分でも思うほど、泣き明かしてきました。

 持ち家を貸し、生まれ育った土地や娘の嫁ぎ先のそばなどに引っ越し、暮らしてみました。
 でも一つの場所に半年と住み続けられません。どこでも友人に恵まれ、カラオケやプール通いなどで充実しているはずなのに、落ち着けないのです。娘たちはあきれています。

 実は6月にまた引っ越しをし、夫と暮らした地に戻りました。転居をせずにいられなかった私は精神的におかしかったのでしょうか。もう定住しようと思っていますが、どのような心構えが必要でしょうか。(大阪・U子)


(野村 総一郎さん・精神科医)
 良き夫とお子様に囲まれ、何一つ悩みのない素晴らしい人生。「良かったですね」と心から祝福したくなります。しかし、まだ高齢とは言えないご主人の突然の死。これは幸せからの急転直下。どんなにつらかったことか。3年間泣き明かされたのも無理もない。「引っ越し人生」も、この悲しみとの関係が深いように思えます。

 そうです。あなたにとってご主人の居ない家は、だだっ広いだけのむなしい空間。ご主人との思い出だけがいっぱいに詰まった悲しみの場。ここに居続けることは耐えられない。そこで引っ越しをすることになりますが、ご主人が居ないことに変わりはありません。無意識に募る寂しさのために引っ越しを繰り返す。つまり、転居は見果てぬ夫の面影を求めての行動だったのだと思います。

 しかし時は流れた。4年の月日がご主人との思い出を消化した。いや、悲しみを拭い去るのにこれだけの月日が必要だったのです。そうして夫と共に暮らした元の地に、愛犬と帰って来られた。お嬢様たちも安心されたことと思いますが、何よりご主人が「お帰り」とほほ笑んでおられるような、そんな気がいたします。

同じカテゴリー(小説と絵本)の記事画像
「ブラックジャックによろしく」全13巻の無料配信
赤毛のアンの作者
javascript版の「フライング・ザ・ホースマン」
読売新聞の気流欄
奇妙な喫茶店「イヴの時間」
知ろう歩こう和歌山城
同じカテゴリー(小説と絵本)の記事
 プロも熱中する「歴史マンガ」珠玉の5冊 (2016-07-18 09:43)
 「ブラックジャックによろしく」全13巻の無料配信 (2016-02-25 14:35)
 125年のトルコとの友情 (2015-12-01 08:43)
 赤毛のアンの作者 (2015-11-30 12:10)
 「聖の青春」と「将棋の子」を読んで (2015-11-20 09:44)
 松谷 みよ子さんの「いないいないばあ」 (2015-11-19 11:15)

上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。