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2011年09月01日

試合に負けた中学生に贈る言葉

今日(2011.9.1)の読売新聞の人生案内で久しぶりに増田明美さん(スポーツ解説者)が答えておられました。いつも素敵な言葉ばかりでわたしは増田さんのファンです。

今回も、自分のせいで試合に負けてしまい、落ち込む中学生に「ほんとうにいい仲間に恵まれましたね。それはあなたが、思いやりがあって責任感が強くて、いい人だからです。自分を責めながらいっぱい涙をこぼしたでしょ。でも、もう泣くのはやめましょう。」と励ましています。

このような考え方にわたしも同感です。こんな経験こそ人生の宝物です、という。
ここで、あさのあつこさんの小説「バッテリー」を思い出しました。原田巧、その小説の主人公なら、こんなとき何と言うだろうか。

きっと、「「お前のせいで負けたじゃないか。どうするつもりだよ」って言うのだろうな。おそらく、これも真実かもしれない。今まで、一所懸命に頑張ってきた。だけどお前のせいで負けてしまった。どうしてくれるんだい、おれの時間と涙と汗を。

今日の読売新聞の人生案内の答えは確かにどこにでもある青春万歳かもしれない。でも、わたしはそちらのほうが好きなんです。増田明美さんの優しさが好きなんです。

引用全文


 ある試合に僕が負けてしまいました。僕を含めた6人の部員は出場できる最後の大会だったので、6人全員が部活動を引退となりました。大切な仲間を引退させてしまい、ほんとうに申し訳ないと思っています。

 僕のせいなのは明らかなのに、みんなは「お前のせいじゃない。気にすんな」「お前は悪くないから泣くな」「終わってしまったことは仕方ない」などと優しい言葉をかけてくれます。こんなにいい仲間に対し、僕はなおさら責任を感じ、余計に悲しくなります。

 周囲に気を使わせないため、今はなるべく笑顔でいますが、心の中では泣いています。そんな僕の気持ちにみんな気付いているようで、「暗い顔するな」と言われます。明るく過ごせるいい方法はありますか。(大阪・C男)


 ほんとうにいい仲間に恵まれましたね。それはあなたが、思いやりがあって責任感が強くて、いい人だからです。自分を責めながらいっぱい涙をこぼしたでしょ。でも、もう泣くのはやめましょう。

 だって仲間たちは、慰めで「お前のせいじゃない。気にすんな」と言っているのではないからです。みんな、すてきな仲間と一緒に泣いたり笑ったりして汗を流した3年間に満足しているのですよ。

 試合後、申し訳ないと思って泣いたあなたの姿をみて、余計に「僕たちはほんとうにいい仲間とがんばってきたんだ」と思ったに違いありません。

 あなたは最後の試合の「結果」ばかりを気にしていますが、そこに至るまでの「時間」の方に価値があります。それは大人になったら分かりますが、部活動の仲間と久しぶりに集まると、皆楽しそうに話すのは試合の結果ではなく、歯を食いしばって乗り越えた練習や厳しかった監督のこと。

 あなたがいつまでもメソメソしていたら、仲間とのかけがえのない時間も色あせてしまいますよ。この経験から、人の優しさや自分の弱さなどたくさんのことを学びましたね。こんな経験こそ人生の宝物です。

 (増田 明美・スポーツ解説者)(2011年9月1日 読売新聞)

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