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2011年09月02日

和歌山県知事の「戦争責任」論

和歌山県の「県民の友8月号」の知事メッセージが議論になっている。先の大戦の責任は、「当時のすべての国民にその責任があったと思います。」、「そして同じ多くの国民が敗戦の後はころりと変わったのです。」この言葉が問題視されています。

県民の友 8月号 知事メッセージ 県民の皆様へ
「戦争責任」より抜粋

8月15日は終戦記念日です。日本が無謀な戦争に邁進し、完膚無きまでにたたきのめされた敗戦の記念日です。多くの人の生命を奪い、幸せを踏みにじったこの戦争の責任は誰にあるのか、そのような議論が時々起こります。曰く、軍部にある、特に陸軍だ、政治指導者達だ、とりわけA級戦犯の人達だ、いや天皇陛下にも戦争責任がある、とこんな議論です。

私は、当時のすべての国民にその責任があったと思います。もちろん戦争指導者達と一般の国民の責任は同列同等には論じられないけれど、戦意を高揚させるような新聞が売れ、教育現場では軍国主義が鼓吹され、戦勝記念のパレードが行われ、兵士の出征の際には別離の涙のかわりに万歳が唱えられたことも事実です。そして同じ多くの国民が敗戦の後はころりと変わったのです。



どういう意図で、知事がこのような文章を書かれたのかわからないのですが、上記の引用文で基本的な疑問が三つほどあります。ひとつめは、8月15日は終戦記念日なのか、敗戦記念日なのか、という疑問。

ふたつめは、戦争の責任は誰にあるのかというときの責任とは、「戦争に負けた結果責任」なのか、勝てそうに無い戦争を始めた「戦争の開始責任」なのか、あるいは負けが決定的になったとき原爆やソ連参戦などの前に終戦・停戦にしなかった「終戦の責任」なのかという疑問。さらに、道義的、法的、誰に対する責任なのかなど。

そして最後は、「戦意を高揚させるような新聞が売れ、教育現場では軍国主義が鼓吹され、戦勝記念のパレードが行われ、兵士の出征の際には別離の涙のかわりに万歳が唱えられたことも事実です。」です。でも、これって当たり前ではないだろうか。

欧米諸国は、インド、フィリピン等アジアの国々を次々に植民地化し、中国から絹を買って代金が払えなくなるとアヘンを売って戦争を吹っかける。彼らは紛れも無くアジア諸国を侵略してきた。このような国々に戦争を吹っかけられて立ち上がらざるを得なくなったのが日本じゃないのだろうか。だから、日本はこのような非道な国々に勝ちたかった。それ故、当時はもちろん戦意は高かったと思う。

また、「多くの国民が敗戦の後はころりと変わった」のも当然。戦意(闘志)を抑えたのは、陛下が「耐えがたきを耐え」と玉音放送をしたからだと思う。それが無ければ、激しいゲリラ闘争で、もっとたくさんの方が死んでいたと思う。

例によって、蛇足ですが、もし当時の日本に明石元二郎大佐のような有能な軍人がおられて、インドの独立闘争の支援、アメリカの黒人差別解放運動との共闘、オーストラリアのアボリジニなどのゲリラ化、インドネシア、フィリピンなどの独立運動の支援などによって、対戦国を翻弄させ、山本、南雲など無能な指揮官を変えておれば、勝つことはできなくとも引き分けに持ち込めたかもしれない?

もし、そうなっていても、やっぱり戦争責任って言葉が出てくるのだろうか。わたしは、戦後、チェ・ゲバラが広島でつぶやいたという言葉が正しいのではないだろうか、と思っている。

注:広島で、「なぜ日本人はアメリカに対して原爆投下の責任を問わないのか」とゲバラは言ったという。

敗戦の日を終戦記念日という理由は?
「終戦記念日」や「終戦の日」と言うのは俗称です。8月15日の公式名称は「戦歿者を追悼し平和を祈念する日」です。
停戦日でも終戦日でも敗戦日でも無く、玉音放送(国民に降伏を通知)が行われた日であり、現在は「戦没者追悼式」を行う日です。
敗戦記念日とすれば、ポツダム宣言の受諾通知は8月14日、降伏文書への調印は9月2日です。
終戦記念日とすれば、平和条約調印の9月8日、又はその発行の4月28日です。
これらの日は、公的には記念日とはされていませんので、日本には終戦記念日や敗戦記念日は存在しません。


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