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2011年12月18日

愛の寒ブリ

昨日(2011.12.17)読売新聞夕刊で知ったのだが、児童養護施設に高価な寒ブリ2本と金1万円を置いて立ち去った男の人がいる。30歳ぐらいの彼は玄関前に発泡スチロールの箱2個を置いて、女性職員に気づくと、手を上げ、何も言わず立ち去ったと言う。

なんと格好の良い男だろう。こういう報道に接すると本当にうれしい。以前のわが国ではこんなことは別に珍しいことではなかったのかもしれない。しかし近頃は、こういう弱いものに心を配るという余裕がないと言うか、優しさを表現することが難しくなってきているのかな。

小林一茶の俳句に「やせ蛙負けるな一茶ここにあり」とか「われと来て遊べや親の無いすずめ」などの弱いもの、小さいものへの応援歌がある。わたしには、彼が女性職員に手を上げて立ち去る後姿が見えるような気がします。子供たちが喜ぶ姿が浮かんできます。良い話です。

参考:「寒ぶり愛する男」が愛の寄付
44人の子供たちが生活する富山県高岡市の児童養護施設「高岡愛育園」に15日、30歳代とみられる男性が訪れ、寒ブリ2本を置いて立ち去った。


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Posted by ecell at 10:34│Comments(2)その他
この記事へのコメント
jtwイタチ猫です。
児童養護施設に寄付してくださるのは有り難いです。
しかし施設に食べ物や文房具が不足していると
世間の方々が思っているとしたら それは違います。
こどもの頃に虐待され 施設に逃げ込んで、そこでも
理事・職員・上級生に虐待されるのが 辛いのでありまして
物は あります。
うちに居た二人の里子のうち 10年間、施設に居た子は
スポンジケーキを食べませんでした。施設でクリスマスが
来ると寄付されたケーキを毎日 食べて もはや 見るのも
カナワンようになったそうです。彼の居た施設には
お仕置き部屋がありました。
もう一人の子は 誕生直後から 施設に育ち うちに
2歳半で 来ましたので ナンギな過去を語れません
でした。しかし いかに過酷な施設であったかは
その後、駅で施設の子の団体と遭遇した時の狂乱
状態から推測できました。
こどもの頃の虐待が 脳に変化をもたらすという調査結果を
長生きしたお陰で 最近、知りました。 
Posted by 孫右衛門孫右衛門 at 2011年12月18日 16:32
jtwさん、おはようございます。
コメントありがとうございます。
えらいです、すごいことです。過酷な状況にある
他人のこどもを育てるということは、わたしの
想像を絶するものです。
里子を愛情を持って育てるということは大変な
ことと思います。
わたしはペットを育て守ることで背一杯です。
頭が下がります。
Posted by ecellecell at 2011年12月19日 05:44
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