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2012年04月23日
都市再生整備計画事業の事後評価
和歌山市の中心市街地城まち地区の都市再生整備計画(旧まちづくり交付金 - 国土交通省)が最終年度を向かえたため、その事後評価シートが公表された。
この事業は、和歌山市が平成20年度~平成23年度にかけて、611.2百万円(国費率0.445)で実施したものである。計画の策定などはその都度、都市再生特別措置法に基づき公表されている。
今般、公表された事後評価シートも同法に基づき、国交省作成の「まちづくり交付金評価の手引き(平成20年度版)」を参酌して、作成され公表されたものである。
この事後評価は、都市再生整備計画事業がもたらした成果等を客観的に診断し,今後のまちづくりを適切な方向に導くとともに,市民の皆様に分かりやすく説明することを目的としているそうだ。
しかし、和歌山市作成の事後評価(シート)は、あまり分かりやすいものとは言えない。例えば、事業費に数字は書かれているのだが、単位が書かれていない。ただ、「611.2」と書かれているだけ。また、事後評価原案の公表、意見公募(パブリックコメント)の有無、事後評価委員会による審議などもなされたのかどうか。情報が見つからなかった。他の自治体のそれと比べて、少し不親切な感じがする。
まぁ、それはともかく、事後評価シートの今後のまちづくりの方策(改善策を含む)の次の文書はちょっと分かりにくい文章だと思った。
おそらく言わんとするところは、「都市再生特別措置法に基づく計画の継続は行わないが、当該事業が中心地活性化に寄与しているなど評価できることから、今後も中心市街地の活性化を検討し新たな事業も実施していく予定」ということだろうか。
蛇足(23時06分追加):
6億1,100万円もかけてブラクリ丁は活性化したか、変わったのかと言えば、さほど活性化したとは思えないし、変わったとも言えないと思う。何とか和歌山市等行政のてこ入れで持っているというところだろうか。フォルテや商店街は、行政、大学やNPO等の公共施設がけっこう空き家店舗を賃借りしており、なんとかシャッター通りにならないように努力している。そんな現状をみると、結局は商店の皆さんのやる気にかかっていると思うのだが、その肝心の商店経営者の意識や考えについての情報がほうとうに少ない。
参考:
和歌山市のもうひとつの都市再生特別措置法に基づく計画
都市再生整備計画の公表(和大新駅周辺地区)
都市再生整備計画事業(「まちづくり交付金評価の手引き」等から抜粋引用)
1.目的
地域の歴史・文化・自然環境等の特性を活かした個性あふれるまちづくりを実施し,全国の都市再生を効率的に推進することにより,地域住民の生活の質の向上と地域経済・社会の活性化を図ることを目的としています。
市町村がまちづくりの目標と目標を実現するために実施する各種事業を記載した都市再生整備計画に基づき実施される事業に充当するために,国から交付される交付金(※)です。
従来の補助事業に比べ,市町村の自主性・裁量性が大幅に向上されており,地域の創意工夫を活かした総合的・一体的なまちづくりを進めることが可能となります。
※平成16年度~平成21年度までは「まちづくり交付金」として運用されていました。平成22年度からまちづくり交付金は,「社会資本整備総合交付金」に統合され,「都市再生整備計画事業」となりました。
の事後評価結果の公表とは
1.目的
事後評価は,都市再生整備計画事業がもたらした成果等を客観的に診断し,今後のまちづくりを適切な方向に導くとともに,市民の皆様に分かりやすく説明することを目的としています。
2.実施時期
事後評価は,都市再生整備計画事業の交付終了年度に実施します。
3.事後評価の流れ
方法書の作成・国への提出
評価の実施
事後評価原案の公表
意見公募(パブリックコメント)
事後評価委員会による審議
事後評価結果の公表・国への提出
次期計画の作成・提出
フォローアップの実施(計画目標の達成状況等の検証に見込みの値を用いた場合などには、翌年度以降に改めて達成状況等を検証し、評価を確定させるためのフォローアップを実施します。)
この事業は、和歌山市が平成20年度~平成23年度にかけて、611.2百万円(国費率0.445)で実施したものである。計画の策定などはその都度、都市再生特別措置法に基づき公表されている。
今般、公表された事後評価シートも同法に基づき、国交省作成の「まちづくり交付金評価の手引き(平成20年度版)」を参酌して、作成され公表されたものである。
この事後評価は、都市再生整備計画事業がもたらした成果等を客観的に診断し,今後のまちづくりを適切な方向に導くとともに,市民の皆様に分かりやすく説明することを目的としているそうだ。
しかし、和歌山市作成の事後評価(シート)は、あまり分かりやすいものとは言えない。例えば、事業費に数字は書かれているのだが、単位が書かれていない。ただ、「611.2」と書かれているだけ。また、事後評価原案の公表、意見公募(パブリックコメント)の有無、事後評価委員会による審議などもなされたのかどうか。情報が見つからなかった。他の自治体のそれと比べて、少し不親切な感じがする。
まぁ、それはともかく、事後評価シートの今後のまちづくりの方策(改善策を含む)の次の文書はちょっと分かりにくい文章だと思った。
なお、本市では、平成19年に内閣総理大臣に認定された中心市街地活性化基本計画が今年度で終了する。計画の継続は行わないが、賑わいに寄与できている等、有効な事業を検討し、今後も中心市街地の活性化を継続していく。また、新事業も実施していく予定。
おそらく言わんとするところは、「都市再生特別措置法に基づく計画の継続は行わないが、当該事業が中心地活性化に寄与しているなど評価できることから、今後も中心市街地の活性化を検討し新たな事業も実施していく予定」ということだろうか。
蛇足(23時06分追加):
6億1,100万円もかけてブラクリ丁は活性化したか、変わったのかと言えば、さほど活性化したとは思えないし、変わったとも言えないと思う。何とか和歌山市等行政のてこ入れで持っているというところだろうか。フォルテや商店街は、行政、大学やNPO等の公共施設がけっこう空き家店舗を賃借りしており、なんとかシャッター通りにならないように努力している。そんな現状をみると、結局は商店の皆さんのやる気にかかっていると思うのだが、その肝心の商店経営者の意識や考えについての情報がほうとうに少ない。
参考:
和歌山市のもうひとつの都市再生特別措置法に基づく計画
都市再生整備計画の公表(和大新駅周辺地区)
都市再生整備計画事業(「まちづくり交付金評価の手引き」等から抜粋引用)
1.目的
地域の歴史・文化・自然環境等の特性を活かした個性あふれるまちづくりを実施し,全国の都市再生を効率的に推進することにより,地域住民の生活の質の向上と地域経済・社会の活性化を図ることを目的としています。
市町村がまちづくりの目標と目標を実現するために実施する各種事業を記載した都市再生整備計画に基づき実施される事業に充当するために,国から交付される交付金(※)です。
従来の補助事業に比べ,市町村の自主性・裁量性が大幅に向上されており,地域の創意工夫を活かした総合的・一体的なまちづくりを進めることが可能となります。
※平成16年度~平成21年度までは「まちづくり交付金」として運用されていました。平成22年度からまちづくり交付金は,「社会資本整備総合交付金」に統合され,「都市再生整備計画事業」となりました。
の事後評価結果の公表とは
1.目的
事後評価は,都市再生整備計画事業がもたらした成果等を客観的に診断し,今後のまちづくりを適切な方向に導くとともに,市民の皆様に分かりやすく説明することを目的としています。
2.実施時期
事後評価は,都市再生整備計画事業の交付終了年度に実施します。
3.事後評価の流れ
方法書の作成・国への提出
評価の実施
事後評価原案の公表
意見公募(パブリックコメント)
事後評価委員会による審議
事後評価結果の公表・国への提出
次期計画の作成・提出
フォローアップの実施(計画目標の達成状況等の検証に見込みの値を用いた場合などには、翌年度以降に改めて達成状況等を検証し、評価を確定させるためのフォローアップを実施します。)
Posted by ecell at 11:10│Comments(0)
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