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2012年04月26日

小沢氏の裁判

小沢氏が収支報告書を「見たことがない」と言い続けていることはどうしても腑に落ちない。真実ではないと思う。さらに、政治資金規正法を軽んずるような小沢氏の言行も裁判官の心証をすこぶる悪くしているように思える。

この事件は簡単に言えば、次のような疑いがあり、結局、検察審査会で起訴相当と決定され裁判に付されたものである。
小沢氏自らが貸し付けた4億円を04年分の政治資金報告書に記載せず、04年分に載せるべき土地取得費約3億5000万円を05年分に記入したとするもの。小沢氏は虚偽記入への関与を否定している。

例によって政治家がよく使う常套手段『秘書に任せている』を地で行くような言い訳。そして、秘書3人が有罪判決を受けたことを何とも思っていないような態度。

最近になって、妻の和子さんと別居したほか、隠し子がいるとの情報もある。地元の後援会婦人部の『水和会』は解散する方針だそうだ。政治家に関わる情報はかなり特殊なもので、ときの内閣や与党等との権力闘争ともからみ、何故今頃のリーク、情報操作、それがウソかまことかなどを吟味しなければならない。

それにこれらの情報は、和子さんとの別居理由を除き今回の裁判と直接の関係はなさそうだ。結局、小沢氏の4億円についての説明が二転三転していること。秘書が録音機をカバンに忍ばせて検察官をはめようとしたが、その録音内容(証拠採用)が逆に闇を浮かび上がらせたともいえる。

わたし(録音機をカバンに忍ばせた秘書のこと)は無罪にはならないと思っているが、せめて求刑3年になるためにはどのようにすればよいのかという司法取引のワナ。検察官から、○○建設から1,000万円ほど東京プリンスホテルで、と逆にワナをかけられ、その時とは別に三百万持ってきて預かった経験があります、と応えていることなど。

裁判とは、もちろん真実追及の場ではなく、証拠をもとに言論を戦わせ白黒をつける場であることは承知である。だから、有罪か無罪かはその傍聴をしていないわたしには予測できない。しかし、被告側が真実を述べているようには決して思えないのだが...

蛇足:昨晩、黒澤明監督の「悪い奴ほどよく眠る」というDVDを観た。娯楽映画だがよくできている。悪い奴を摘発することができるかどうか、その結末はここでは書かないことにする。是非、ご覧になっていただきたい映画です。



追記(11時20分):
小沢元代表に無罪判決、東京地裁 陸山会事件  (産経新聞 2012/4/26 10:01)


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Posted by ecell at 09:45│Comments(0)行政
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