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2012年04月28日

小津監督の「東京物語」

とても内容の濃い映画だと感じた。夫婦、親、子、孫、近所の人、友人。東京、尾道、大阪。家族、生活、仕事。とにかく、もろもろあるなかで、みんな日々を過ごしている。そして、死、別れ。この映画はそんなことを淡々と描き、観る人に深い感動を与える。

戦死した次男の未亡人役の原節子がすごい。
「わたし、ずるいのです」
彼女の孤独が浮かびあがってくる台詞だ。血がつながっていない次男の嫁。東京での暮らし。孤独。これを際立たせたのが長女役を演じた杉村春子。彼女もすごい演技だと思う。

そして、脚本と演出。例えば、妻が死んだ翌朝、一人寂しく海を眺めていた父親。葬儀での三男坊の涙等々。これらの描かれた家族愛は、生涯独身だった小津安二郎さんの夢、理想だったのかもしれない。

みんなのシネマレビューでのこの映画のレビューを拾い読みして、この映画の大きさ深さをあらためて思い知らされた。わたし的には、京子(次女)が節子(次男の嫁)からお弁当を渡されて「すいましぇん」と言うシーンが特に印象的だった。「せ」を「しぇ」と訛る尾道弁を聞いて、昔の友達を懐かしく思い出した。


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