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2012年07月17日

何故、大津市教育委員長は会見しないのか

形式上にしても、大津市教育委員長は大津市の教育に関する組織のトップである。もはや、国家、それは大げさとしてもわが国の教育制度を揺るがせかねない事態に陥っている大津の校内犯罪事件。これについて、何故、大津市教育委員長はコメントを発しないのか。事態をどう考えているのだろうか。

事なかれ主義ではもう済まない。名誉職であるからでは納得できない。卑しくも大津市の教育に関する最高責任者として、その職務に応えねばならない。すでに、委員である医師の本郷吉洋さんと元小学校長の竹内孝子さんはマスコミの取材に応じている。できれば避けたかったであろう取材だが、批判を恐れずそれなりの思いを述べられている。教育委員として当然の義務であるが、わたしはそれを評価している。

しかし、最高責任者であるあなたはまだ何らのコメントも発していない。委員会の臨時招集権をお持ちであるのにそれも行使されていない。おそらく、いろんなしがらみや圧力があるのかもしれない。しかし、怯まないで、自分の職責を果たしていただきたい。


蛇足:
本当かどうかはわからないが、次のようなネットでのコメントが印象に残った。以下全文、引用です。

713 名前:可愛い奥様[] 投稿日:2012/07/16(月) 20:11:19.26 ID:2oEVDX070

断っておきますが私は男性です。
訳あって数か月間、この中学の近くにおりました。
恐らく今後係わらないだろう地域ですのでどうでもよかったのですが
この中学の生徒の素行が目に余り、ついに学校に電話したことがあります。
何処の誰と名乗って、私が見た事実(万引き、無免許バイク、老人に対す
る暴力、喫煙など)を散々説明し、
相手の反応がないため何度も「もしもし」と呼びかけると
「ケータイにメールがきたので・・」と。。。。
「私の話は聞いて戴けたんでしょうか?」
「・・・はい」
「で、どうされますか」
「・・・・、おたくどちらの方?」
「最初に名乗ったでしょう」
「あ、そうですか」
「失礼ですがお宅様は?」
「あ・・・」ガチャ!!!!!?????

何かのミスかと思い再度電話すると同じ男性が出たので、
「電話切れたようですね」
「・・・おたくは何なんですか!!!?」
「●○に住む△△ですが、、、」
「それでは判らないんですよ。中学とどういう関係なんですか?」
「近くに住む者ですが」
「それだけですか?」
「そう尋ねられるとそれだけです」
「で、その無関係の人が何を言いたいんですか?」
「ですからお宅の生徒が・・・」
「そんなことはお宅に関係ないでしょう」(ガチャ、ツーツーツー)

本当の話です。この地を離れた私にとってはどうでもいいことですが。


大津市の教育委員である澤村憲次委員(教育長兼務)は、ぶれまくっている言動、不適切な発言、より正確にはふざけた発言、そのうえ、ちょっと場に相応しくない態度や表情を見せるものの、少なくとも記者会見等の対応はしている。組織を守ろうとしている姿勢は悲壮を通り越してこっけいである。そこまで悪役に徹しきらなくともと心配するほどだ。事態は誰か生贄を求めているのかもしれない。例えば、忠臣蔵の吉良上野介、五月革命のマリー・アントワネットのように。

しかし、わたしは思っている。一番悪いのはこのシステムを改善しようとしなかった政治であると、だからと言って、もちろん加害者や関係の者たちが悪くはないと擁護する気はまったくない。遅きになってしまったが、これから教育とそれを取り巻く諸問題の解決に向けて、一歩二歩と歩みだそう。学校教育をもう一度いちからつくりなおそう。

そのためにも、大津市の教育委員長から、非常勤の身分で月一回程度の定例の委員会では責任ある仕事など出来っこないという、至極当たり前のコメントをいただきたいのである。みんな、教育長兼務の委員を除き4人の非常勤の委員に責任を問えないことは知っているのだから... 


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