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2012年07月29日

各地でイジメ問題が

大津市でいじめ問題が発覚して以来、各地でイジメ問題が次々と明らかになった。

奈良県桜井市では市教委の会見でいじめがあったことを認めた。
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp201207290166.html

被害生徒は担任に相談し、他の教師にも報告されていたがいじめの現場近くを通った教師は気づかなかったと言っていた。中2年の女子生徒が6月19日午後の下校時、校門の外で待ち伏せをしていた同級生6人に別の場所に連れて行かれ、うち1人に腰や足を蹴られて軽傷を負った。今日(29日)、加害生徒と保護者は、被害を受けた女子生徒側に謝罪し、終了後、校長(57)が記者会見する予定。

大阪府寝屋川市では、25日までに中学2年の男子生徒ら5人が傷害などの疑いで逮捕・補導されている。学校は再三指導したが改善されなかったため校長が警察に通報していた。
http://www.nikkei.com/article/DGXNZO44169030W2A720C1CC1000/

もっと酷い事件もあきらかになっている。去年10月大阪府貝塚市の空き地で定時制高校に通う男子生徒が首をつって自殺した事件で、携帯に残されたメモからいじめの可能性があるとして捜査していたが、証拠不十分で去年12月に打ち切られていた事件だ。しかし、父親の訴えで再捜査されることになった。
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20120729-OYO1T00307.htm?from=top

大阪府貝塚市で同府泉佐野市在住の定時制高1年・川岸朋之さん(当時18歳)が自殺した問題で、川岸さんの携帯電話に自殺当日、いじめの加害者とされる専門学校生が少なくとも約20回、電話をかけていたことがわかった。川岸さんは電話に出なかったが、専門学校生らのグループから根拠のない借金を理由に金を要求されており、執拗な電話が引き金となって自殺を決意した可能性もあるとみられる。


加害者たちの多くは、「いじめたつもりはない。遊びのつもりだった」と言います。大人の言い訳としてよく聞かれる言葉です。遊びのつもりというのは、ほぼ全て言い逃れです。これを許さない毅然とした態度で罰を与えることが必要です。

いじめは絶対に許されないという姿勢を見せなければなりません。大津のいじめを知って温和な日本人が久しぶりに怒った。このいじめに対する嫌悪感、憎しみ、絶対に許さないというこの熱気を冷ましてはなりません。

この大津のいじめをさらに許せなくした、「問題にさえならなければ黙っている」という学校や教育委員会の体質。これこそがもうひとつの問題です。この腐敗し無責任な、教育者とは名ばかりの教育行政。それをどう変えていくのか。その点に踏み込まない限り、国民の納得は得られません。

わたしは無残に殺され、死んでいったこどもたちのカタキはこの現行の教育システムにあると思っています。義務教育に係る全ての学校の民営化などという過激なことは言いません。ただ、もっともっとこどもたちが学校から解放され、自分の意思で学業を選択し、先生を選ぶことができるシステム。地域社会に開かれた学校教育。教育を受けるすべが学校だけではないというごく当たり前のシステム。

家庭の都合等で義務教育を受けられなかった大人でも自由に小・中学校教育を受けられるシステム。少しでも良いから、一歩でも良いからより素晴らしいものに変えていこう。まずは教育委員会の改廃から始めよう。


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