雑学・和歌山

尖閣不法上陸の１４人強制送還

例えばこれが逆の場合、わが国民が竹島に接近したならどうだったろう。推測するに、韓国軍からの威嚇砲撃、威嚇射撃、（水鉄砲ではなく）至近弾発射等々で死傷者が出た可能性が大きいだろう。

仮に韓国官憲に逮捕されれば、当然、勾留を経て裁判になることだろう。これは北方領土でも同じだ。しかし、わが国は前回の尖閣侵入では、那覇地検の独断という形式で強制退去という政治決定をした。

今回の尖閣への中国人の不侵入はどうだろうか。思うに、今回は前回のように海保巡視船への衝突、逃走、衝突等の犯罪的行為はなかったようだ。しかし、明確な故意犯であり、そういう点ではより悪質である。

それらを踏まえ、政府は、国内法に基づき粛々と逮捕したのだから、当然に動機等を捜査し裁判にかけるべきではないのか。多分罰金刑ぐらいにはなるだろうが、国内法に基づき適正な法的措置を講ずるべきだと思う。それが、人治国家ではない法治国家であるわが国の正義であろう。そうすることによってこそ、世界の国々から真の信頼を得ることができると思う。法の支配を貫け、児島惟謙を見習えたまえ。