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2012年09月04日

大津いじめの事情聴取

滋賀県警は、夏休み中に、事件が起こった中学校の生徒ら約300人への聞き取りを済ませ、暴力行為などに関する複数の目撃証言を得た。体育祭での暴行容疑については、会場だった陸上競技場で複数の生徒に立ち会いを求めて実況見分も行った。

9月1日には、容疑者2人の事情聴取を警察関係施設でともに保護者が同席し行っている。県警は近く、残る1人からも事情を聞くという。

報道によれば、生徒のなかには聴取中に心の葛藤からか涙する者もおり、同席の父兄もこどもの心を思いやって涙を流すこともあったらしい。こどもによっては、昨年の事件がフラッシュバックした者もいるかも知れず、恐怖や不快な事実を再経験させられたり、癒えかけた心の傷のかさぶたを無理やり剥がされたように感じた者もいるだろう。いやでも生涯忘れることができない出来事になったと思うこどもいるだろう。

いじめとは斯くも惨いものなのだ。加害者、被害者、傍観者。あの時何故、気づいてやれなかったのか。勇気を出して助けてやればよかった。

警察に事実を話すことは同級生を売ることになるのではないだろうか。先生とは何か、仲間とは何か、学校とは何か、大人とは何か。世の中を信じられなくなったこどももいるかもしれない。

3日、2学期の始業式があった。三年生は高校入試の準備も始めなければならないだろう。体育祭や文化祭もあるだろう。卒業までの残された日々を充実した実りあるものとするため、心のケアとともに、先生、父兄、地域の方々の全力でのフォローをお願いしたい。

追記:
今ロンドンでは、生まれながらに、或いは事故で障害を負ったアスリートたちが世界に感動を与えている。なかには一度は絶望に陥ったひともいる。パラリンピックは、ひとはどんなことがあっても生き続けなければならないことを教えてくれる。絶望しても良いさ。泣いて泣いて号泣すればよい。涙が涸れ果てれば、もう一度立ち上がり、気持ちを新たに前に進んでいこう。


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