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2013年02月01日

大津市の第三者委員会報告書

昨日(2013.1.31)、大津市の第三者委員会は、同級生による男子生徒への行為を「いじめ」と認定し、「いじめが自殺の直接的な要因となった」と結論づけた報告書を越直美市長に提出した。わたしはまだ第三者委員会報告書を読んでいないが次の報道が気になった。

産経 2013.1.31 23:54 読売記事が原因で「加害生徒から聞き取りできず」 第三者委が報道を批判

大津市の第三者委員会は報告書で、昨年12月の読売新聞社の報道が原因で、加害者とされる生徒からの聞き取りが拒否されたとして同社を批判したことである。その報道を理由に、生徒の保護者が「信頼関係が壊れた」として、生徒からの聞き取りを拒否したという。

仄聞するところによれば、三人の同級生のうち一人、それに担任の教諭の聞き取りが拒否されたらしい。逆に言えば、報道を理由に聞き取りを拒否したのは一人であって、他の二人の聞き取りは行っている。また、担当教諭の聞き取り拒否の理由は何なのか。まさか、同様の報道内容を理由としているのではないだろう。

つまり、第三者委員会の関係者への聞き取り調査は相手方の好意によって可能であるということだ。従って、相手方はいつでも聞き取りを拒否することができる。ならば、法令または条例などによって、聞き取り調査を強制(黙秘権は認めるが)するか、少なくとも拒否した者の名前を公表するなどの権限を与えるのが筋ではないだろうか。報道機関には報道の自由があるのだから。

結局は、このような調査は事件が起こったときに直ちに行うべきであるということなのだろう。遅すぎるのである。しかし、世論や報道に尻を叩かれながらではあったが、滋賀県警、大津市第三者委員会の関係者には、お役目ご苦労様、お疲れ様でしたと言っておきたい。


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