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2013年03月02日
健康長寿日本一わかやま
先日、厚労省は都道府県別の平均寿命を公表しました。それによれば、男女とも1位は長野県で男性 80.88歳、女性 87.18歳でした。和歌山県は、男性が37位で79.07歳、女性が45位で85.69歳で、前回(平成17年)の調査(男性41位、女性41位、男性77.97歳、女性85.34歳)と比べ順位に余り変化はありませんでした。特に、女性の平均寿命は栃木県、青森県に勝っているものの、ブービー(ワースト2)の栃木県との差は0.03歳と僅差でした。
和歌山県は、男性の統計値でみると、1960年(昭和35年)の47都道府県中11位をピークに平均寿命のランキングを落とし続けています。1990年には44位まで下げ、その後ほんの少しですが良くなりつつあります。女性も同様の傾向を示しています。つまり、和歌山県は典型的な「戦前は平均寿命ランキングが最上位グループであったのに、戦後はランキングが最下位水準にまで低落した地域」です。
こういう状況を踏まえ、県は2007年(平成19年)度策定の「和歌山県長期総合計画」において、「健康長寿日本一わかやま」の実現を目指し、市町村、企業、学校、市民グループなどが一体となり地域に根ざした健康づくりを図ることにしました。
平均寿命ではなく健康寿命です。これは、日常的に介護を必要とせず心身ともに自立して暮らせる年齢(期間)のことを言います。県福祉保健部健康局長(当時)雑賀博子氏の和歌山社会経済研究所への寄稿文によれば、平成17年当時、県民の健康寿命は全国平均より低く、男性75.06歳、女性78.45歳で47都道府県中、男性42位、女性45位という状況でした。
県福祉保健部健康局健康づくり推進課主任(当時)の高橋伸行氏のレジメによれば、県民の健康寿命は、男75.06歳 女78.45歳(男44位 女46位)とあります。以上二つの資料には多少の順位の誤差がありますが、総じて言えるのは、和歌山県民の平均寿命及び健康寿命は極めて悪いということであります。
ところが、2010年(平成22年)のデータ(厚生労働省の「国民生活基盤調査」でのアンケートや年齢別の人口などから同省の研究班が独自に算出した、都道府県別の健康寿命)では何と、和歌山県男性25位70.41歳、女性30位73.41歳とそんなに悪くはないポジションに位置しています。
わたしは、「健康長寿日本一わかやま」のキャッチフレーズを仰々しいとか言うつもりは毛頭ありません。昨年、和歌山市長は「和歌山市役所を日本一の市役所に」とコメントしました。県も市も日本一を目指すのは決して悪いことではありません。志しは高いところに置くべきです。しかし、いつも思うのですが、お役所は言ってみただけ、作ってみただけ、やってみただけで終わってしまうことが殆どのように感じます。つまり、選挙民受け、予算の消化しか気にしていないのです。まずは、情報を広く県民市民に公開していくべきだ思います。
例えば、中心市街地活性化計画は国交省の指示もあったのでしょうが、毎年フォーローアップしつつ通行者数等の実績を公表していました。それは計画、目標値と比べ恥ずかしい数字ではあったが、逆に行政当局の努力もそれなりに評価され、問題の本質は商店街のオーナーたちにあるということがはっきりしてきた(そんなの判りきっていたじゃないかという声もありますが)と思います。
現在も、和歌山県、市もたくさんの課題を抱えています。2年後の2015年には国体も開催されます。そういう点では和歌山のイメージアップのチャンスでもあります。健康長寿日本一わかやま。日本一の市役所わかやまし。良い意味での実績を作り、和歌山というブランド(英: brand)力を高めていきたいものです。
和歌山県は、男性の統計値でみると、1960年(昭和35年)の47都道府県中11位をピークに平均寿命のランキングを落とし続けています。1990年には44位まで下げ、その後ほんの少しですが良くなりつつあります。女性も同様の傾向を示しています。つまり、和歌山県は典型的な「戦前は平均寿命ランキングが最上位グループであったのに、戦後はランキングが最下位水準にまで低落した地域」です。
こういう状況を踏まえ、県は2007年(平成19年)度策定の「和歌山県長期総合計画」において、「健康長寿日本一わかやま」の実現を目指し、市町村、企業、学校、市民グループなどが一体となり地域に根ざした健康づくりを図ることにしました。
平均寿命ではなく健康寿命です。これは、日常的に介護を必要とせず心身ともに自立して暮らせる年齢(期間)のことを言います。県福祉保健部健康局長(当時)雑賀博子氏の和歌山社会経済研究所への寄稿文によれば、平成17年当時、県民の健康寿命は全国平均より低く、男性75.06歳、女性78.45歳で47都道府県中、男性42位、女性45位という状況でした。
県福祉保健部健康局健康づくり推進課主任(当時)の高橋伸行氏のレジメによれば、県民の健康寿命は、男75.06歳 女78.45歳(男44位 女46位)とあります。以上二つの資料には多少の順位の誤差がありますが、総じて言えるのは、和歌山県民の平均寿命及び健康寿命は極めて悪いということであります。
ところが、2010年(平成22年)のデータ(厚生労働省の「国民生活基盤調査」でのアンケートや年齢別の人口などから同省の研究班が独自に算出した、都道府県別の健康寿命)では何と、和歌山県男性25位70.41歳、女性30位73.41歳とそんなに悪くはないポジションに位置しています。
わたしは、「健康長寿日本一わかやま」のキャッチフレーズを仰々しいとか言うつもりは毛頭ありません。昨年、和歌山市長は「和歌山市役所を日本一の市役所に」とコメントしました。県も市も日本一を目指すのは決して悪いことではありません。志しは高いところに置くべきです。しかし、いつも思うのですが、お役所は言ってみただけ、作ってみただけ、やってみただけで終わってしまうことが殆どのように感じます。つまり、選挙民受け、予算の消化しか気にしていないのです。まずは、情報を広く県民市民に公開していくべきだ思います。
例えば、中心市街地活性化計画は国交省の指示もあったのでしょうが、毎年フォーローアップしつつ通行者数等の実績を公表していました。それは計画、目標値と比べ恥ずかしい数字ではあったが、逆に行政当局の努力もそれなりに評価され、問題の本質は商店街のオーナーたちにあるということがはっきりしてきた(そんなの判りきっていたじゃないかという声もありますが)と思います。
現在も、和歌山県、市もたくさんの課題を抱えています。2年後の2015年には国体も開催されます。そういう点では和歌山のイメージアップのチャンスでもあります。健康長寿日本一わかやま。日本一の市役所わかやまし。良い意味での実績を作り、和歌山というブランド(英: brand)力を高めていきたいものです。
Posted by ecell at 14:18│Comments(2)
│行政
この記事へのコメント
ecellさんのカキコミと無関係のコメントで恐縮ですが
2月27日から無茶苦茶アクセス数が増えています。
うちのブログは薬物依存症関連のと もう一つも あまり
世間の関心を引くブログでも ないのに不思議です。
Googleのアクセス解析を見ましたら いつもの
アクセス数しか なくて(それが当然)、イコラさんが
操作してくれているような気もします。アクセスを
増やしたら お金が入るブログもあるから こういう
事が起きるのでしょうか?
jtwイタチ猫
2月27日から無茶苦茶アクセス数が増えています。
うちのブログは薬物依存症関連のと もう一つも あまり
世間の関心を引くブログでも ないのに不思議です。
Googleのアクセス解析を見ましたら いつもの
アクセス数しか なくて(それが当然)、イコラさんが
操作してくれているような気もします。アクセスを
増やしたら お金が入るブログもあるから こういう
事が起きるのでしょうか?
jtwイタチ猫
Posted by 伝兵衛 at 2013年03月04日 14:57
伝兵衛さん、ご指摘のとおり、確かにおかしいですね。
原因はよくわかりませんが、ひょっとすると、
いこらブログの管理者の誤操作かプログラムのバグか
誰かのいたずらか何かによるものかも。
イコラさんの意思による操作ではないと思います。
まぁ、そのうちちゃんとカウントするようになると思います。
それまで、ほうっておくしかないようですね。
原因はよくわかりませんが、ひょっとすると、
いこらブログの管理者の誤操作かプログラムのバグか
誰かのいたずらか何かによるものかも。
イコラさんの意思による操作ではないと思います。
まぁ、そのうちちゃんとカウントするようになると思います。
それまで、ほうっておくしかないようですね。
Posted by ecell at 2013年03月04日 20:38