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2013年03月13日

犍陀多(カンダタ)の思い出

カンダタは、芥川龍之介の小説『蜘蛛の糸』の主人公です。昨日、本屋に立ち寄り、280円文庫を知りました。『蜘蛛の糸』は、そのなかの一冊です。

1988年(昭和63年)2月、たくさんの人が行列を作っていました。わたしは、何かしらんと思いながら好奇心もあり並んでみました。そして、前の人に聞いたのです。すると、「ドラゴンクエストの発売です」と言います。「???」

以下...「ドラゴンクエストⅢ」のネタバレが含まれています。これから遊んでみたい方はこれ以降は読まないように....



ゲームソフトを買ったのは良いのですがファミコンがありませんでした。早速、購入して始めてみますと、これが大変面白い。音楽、シナリオ、画像がとても良くできていました。このゲームには悪役としてカンダタが登場します。高い塔の最上階まで苦労(戦士を強くするため経験値というものを稼ぐ必要がありました)しながら追い詰めていきます。すると、驚いたことにカンダタは塔から飛び降りてしまうのです。すごい地響きとともに地下に隠されていた船に乗ってカンダタは逃げていきます。そんなゲーム内容でした。歴史に残るといっても過言でないゲームソフトだと思います。

当時、わたしはカンダタが『蜘蛛の糸』の主人公とは知りませんでした。もちろん、小説は読んでいました。その後、ある高名な作家がこの小説を批判していることを知りました。それは、お釈迦様がカンダタに蜘蛛の糸を垂らすという行為そのものが問題であるというものです。地獄からは誰もが脱出したいのです。誰もが助かりたいのだから、蜘蛛の糸が切れそうになれば、手を離せというのは当たり前ではないですか。だから、お釈迦様がそのようなことをするはずがありません。うーむ、説得力があると思いませんか。

ここで話が突然飛んでしまいますがどうかお許しを。動画(映画やテレビ)は、エジソン(1891年)が発明してから100年少しで芸術になりました。写真はもう少し時間がかかったようです。では、コンピュータゲームはもう芸術と呼べる段階にあると言えるのでしょうか。わたしは、アニメーションと同様に、今や芸術(アート)作品ではないだろうかと思っています。



わたしにとって、カンダタとは、小説『蜘蛛の糸』の主人公ではなく、ドラゴンクエストの悪役キャラのほうに強い印象が残っています。それにしても、ほんとうに世界に誇れるゲームソフトであったと思います。その後と言えば、やっぱり「信長の野望」かな.....


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