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2013年03月17日

歴史と事実

歴史って、結局のところ、過去に起こった出来事を綴ったものだと思う。学校での勉強は、決定的に時間が足らないから暗記中心になってしまうのだろう。でも、これを当時の人々はどう生きたかという観点から具体的にみていくと俄然面白くなってくる。

それに、なんともいえない、どう解釈するべきかという不可思議な歴史事実もある。以下は、ほんとうに歴史上の事実なのか以前から疑問に思っている話である。

ひとつは、豊織時代のこと。晩年の秀吉は、聡明さを失い耄碌してしまって愚かな政策、愚行、残虐な政策・政治を行ったという批判があるが、それは事実なのか。天下を統一した後、秀吉はバテレンの国外退去を命じたりしているが、それは何故なのか。

イエズス会の幹部に、「お前たちは我が国の民を奴隷として海外に売りわたしていると聞く。いかようにも金銭を与えるから、その者どもを解放し、二度とそのようなことをせぬよう配下の者どもに指示を出せ。」と涙を浮かべながら依頼した。これは事実なのか。また、日本近海で朝鮮や明国の男女が奴隷として運ばれる船舶を拿捕し彼らを解放したのは事実なのか。

ふたつめは、時代が下り幕末のとき、アメリカの4隻の軍艦(黒船)が我が国に圧力をかけて「あくる年、また来るから開国するかどうか、よく考えておけ。」と浦賀を去って行った。浜辺でそれを見送る幕府役人のすぐ近くで、相撲取りたちがしこを踏んだ。これは事実か。何のために、相撲取りたちがしこを踏んだのだろうか。

ほんとうにくだらないことかもしれないけど、そんなことに興味を持っている。確かにつまらないことかもしれない。でも、これらは事実であってほしいという気持ちはある。わたしは、歴史とは、事実が判明するまで、いろいろと想像し、事実かどうかも含め考えることに楽しみがあると思っている。そうそう、むかし、松本清張の「或る「小倉日記」伝」を読んで感動したことがあったなぁ。あの母子にはモデルがいたのかな? いたとしたら(モデルはいたと言われている)、その実際の人生はどうだったのだろうか。


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