雑学・和歌山→記事一覧 投稿した記事が増えてきましたので目次と要約のサイトにリンクしました(2010.4.3)。画像も増えてきましたので、雑学・和歌山 MY ALBUMにリンクしました(2011.2.12)。

2013年05月18日

朝日新聞に係わる大問題

ネットで「2007年04月01日 朝日新聞朝刊(東京本社版)社告『慰安婦問題をめぐる本社の報道について』」という文書を知った。

慰安婦問題をめぐる本社(朝日新聞社のこと)の報道について

1930年代から第2次大戦中にかけて戦地で兵士の相手をした、いわゆる慰安婦について、本社は1992年1月11日付第1面の「慰安所 軍関与示す資料」という記事において、防衛庁図書館に保管されている旧日本軍の通達に、軍が慰安所の設置を指示した事実が記載されているとの事実を報じました。この記事は正確でしたが、それに付けた「解説」において 
 
従軍慰安婦 一九三〇年代、中国で日本軍兵士による強姦事件が多発したため、反日感情を抑えるのと性病を防ぐために慰安所を設けた。元軍人や軍医などの証言によると、開設当初から約八割は朝鮮人女性だったといわれる。太平洋戦争に入ると、主として朝鮮人女性を挺身隊の名で強制連行した。その人数は八万とも二十万ともいわれる。

と記述しました。ここで「挺身隊」と記されているのは「女子挺身隊」のことですが、これは工場などに戦時動員する制度であり、朝鮮半島から女子挺身隊が徴用(強制連行)された事実はありません。したがって「朝鮮人女性を挺身隊の名で強制連行した」という事実もなく、これは解説記事を書いた植村隆記者(現・東京本社外報部次長)の事実誤認によるものです。

この記事は、今から15年前のものですが、宮沢喜一首相(当時)の訪韓5日前に報じられて日韓関係に大きな影響を与え、1993年に官房長官談話で政府が謝罪する原因となりました。それが歴史的事実として定着したため、今年3月に安倍晋三首相が「軍が慰安婦を強制連行した事実はない」とコメントしたときも、海外メディアから「歴史の隠蔽だ」などの非難が集中しました。

これに関して、混乱を招いた責任は本社の報道にあるとの指摘を複数の専門家から受けました私どもはそのような因果関係はないと考えますが、結果として誤解を招いた可能性もあるため、事実関係をあらためて明確にすることが必要だと考え、社内に「慰安婦問題検証委員会」を作って検討を進めてまいりました。その結果、前述のような結論に達したものです

社説でもたびたび主張したように、私どもは慰安婦が強制連行されたかどうかは本質的な問題ではないと考えておりますが、そうした意見以前の問題として、事実関係について誤解を招いた責任は免れません。

とりわけ海外メディアに誤解が広がっていることについての責任の重大性を考え、ここに当該記事を執筆した植村記者を諭旨解雇処分とするとともに、私が代表取締役社長を辞すことによって、全世界の報道機関に事実関係の再検証を促す次第です。 

これを教訓とし、本社は今後とも中立・公正な報道に努める所存です。ご理解を賜りたく存じます。 
朝日新聞社 代表取締役社長 秋山耿太郎


これについて次のような疑義がある。まず、この文書は事実なのかどうか。もし、事実であるならば、この文章は極めて重大なことを含んでいると思う。一新聞社のスキャンダルに留まらず、万死に値するようなミスではないだろうか。この虚報をもとに某国会議員が騒ぎ出し、事実に反する問題を拡散し、取り返しのつかないような重大な国益を損ねたのではないだろうか。

今回の橋下市長の発言もあることだし、再度この朝日が報じた問題を検証してみる必要があるのではないのか。そもそもの発端は、この虚報からだという説もある。これは国会の国政調査権を行使してもよいほどの重要な問題であると思う。我が国と国民の名誉に関する問題であるからだ。

さて、突っ込みどころ満載のこの朝日新聞の社告。
・読みにくい文章で、ほんとうにプロの記者が書いたものかどうか疑問
・1992年の虚報記事の訂正がなんと15年後の2007年であること
・この間に報道は国内外で真実と受け取られ大きな問題になったが放置していた事実

・専門家に指摘され、ようやく検証したが混乱を招いた責任はないという開き直り
・嘘の報道が原因で翌1993年に官房長官談話にて政府が謝罪する原因となったことを認めているにも拘らず
・海外メディアに誤解が広がっていることについての責任の重大性を認めながら、懲戒でなく諭旨解雇処分とは
・全世界の報道機関に事実関係の再検証を促すため、これまでどのような対応をしてきたのか

この朝日の社告が事実であるならば、JALの御巣鷹墜落事故、JR西の福知山線脱線事故、東電原発事故などに匹敵するような不祥事ではないだろうか。いや、もっと重大な事件であるかもしれない。1億2千万人、大東亜戦争の800万人の尊い犠牲者、さらに意に反して青春を奪われた慰安婦の方々に申し訳が立たないことだと思う。

この2007年の朝日新聞の社告こそが虚報であると信じたい......

追伸(2013.5.20):
この社告は、経済学者の池田信夫氏のブログが発信元で、エイプリルフール(4月1日)に引っ掛けたジョークであったようです。2013年05月20日 朝日新聞と慰安婦問題


同じカテゴリー(公益)の記事画像
JR和歌山駅のだまし絵
慰安婦問題の虚偽報道
ちょっとやり過ぎかも
きみはタマちゃんを見たか
和歌山市内のウォークキングMAP
和歌山大学前駅
同じカテゴリー(公益)の記事
 大統領とオトコの話題 (2015-12-18 11:35)
 慰安婦は天皇からの贈り物 (2015-09-13 09:38)
 韓国外相を歓迎する (2015-06-18 09:45)
 JR和歌山駅のだまし絵 (2014-12-08 09:56)
 朝日新聞の権威 (2014-09-14 09:20)
 報道の責任の重さ (2014-09-13 07:22)

上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。