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2013年10月06日

おおきな木

わたしがはじめてこの絵本を読んだのは大人になってからのことだった。読んでいて何だか悲しかった。その後、腹が立ってきたのを覚えている。

この絵本は、米国の作家でイラストレーターでもあるシェル・シルヴァスタインの作品である。我が国では、1976年から30年以上読み継がれてきた、ほんだきんいちろう氏の訳版と、2010.9.2発刊の村上春樹氏の訳版の二つがある。

アマゾンのカスタマーレビューでは、「5歳の息子が泣きました」というタイトルで、「昨晩寝る前に、寝転がって一緒によんであげました。物語の中盤より息子が涙を流しだしましたが、最後までつきあってくれました。5歳の子供なりに人生とはどのようなものか感じたようにおもいました」とありました。

この絵本を無償の愛、自己犠牲等々のように捉える方が普通のことだと思います。わたしも最初はそういうふうに感じたのですが、何故かそんなのは、決して愛なんかではないと考えを変えた。その思いは、かって宮沢賢治の「ヨタカの星よだかの星」という童話を読んだときに感じた腹立たしさとよく似ていた。 『間違いを修正(2013.10.7) 恥ずかしいミスでした。』

この腹立たしさは悲しみをともなっていた。何に対する腹立たしさか、よく分からないけど、とにかく怒りの感情が興ってきたのは事実だ。そして何故か悲しかった。おそらく、わたしの読みが浅かったのかもしれない。

ほんだ きんいちろう    村上春樹  Shel Silverstein


内容(ネタバレ):

少年が小さいころからいつも近くにある大きな木。
少年は木登りやかくれんぼで遊び、木の実を食べ、木のことが大好きだ。
木もとても幸せだった。
少年が成長すると、もっと大事な人や物ができて木との距離が広がりはじめる。
迷ったときや困ったとき、都合のよいときにだけ木を頼ってやってくる身勝手な少年。
それなのに木は、たわわに実った実を持っていけ、枝を刈って家を作ればいい、太い幹を切り倒して舟を作ればいいと無償の愛を注ぎ続けるのだった。
やがて、年老いた、かっての少年が...

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