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2013年11月20日

はじめての東野ミステリー

人気作家・東野圭吾さんの「容疑者Xの献身」を読んだ。平成17年度下半期直木賞受賞作品で今更というところだが、期待しつつ読んだ。だが一読して、何故かつまらなさ、と言うか違和感を感じてしまった。

この小説のいう献身とか無償の愛って何だろう。小川ナンタラさんの「博士の愛した数式」もそうだったけど、ちょっと変わった人っていうと数学者が登場してくる。この小説を読んでいて、陳腐という言葉が浮かんだ。それにしてもご都合主義に笑ってしまった。

確かに、トリックは現実的でないがよく書かれていた。が、人間が描かれていない。登場人物の誰にも感情移入が出来ず、魅力ある人物が誰一人登場してこなかった。人物が掘り下げられて描かれていないように思った。おそらく、この人の作品をもう読むことはないだろう。



それにしてもスゴイ人気だね。わたしの読み方が間違っているかもしれないな?!


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