雑学・和歌山→記事一覧 投稿した記事が増えてきましたので目次と要約のサイトにリンクしました(2010.4.3)。画像も増えてきましたので、雑学・和歌山 MY ALBUMにリンクしました(2011.2.12)。

2015年07月12日

和歌山市民図書館の移転建設は?

和歌山市(教育委員会)は、先ほど新図書館の基本構想を公表した。この構想は4年後の平成31年度の供用開始を計画しており、南海和歌山市駅に移転建設するとのことである。

今年度は、基本構想を固めて来年度から設計に入るらしいが、単独ビルなのか、南海電鉄と共有のビルを建設するのか、あるいは南海電鉄が建設したビルを賃貸して入居するのか。いわゆるPFI方式で建設するのか、文科省の補助、助成を確保できるのか。まだ構想段階だから、わからないことが多すぎる。

それにしても、市が公表している「和歌山市民図書館 新図書館基本構想」で書かれている「南海和歌山市駅に移転する」理由がよくわからない。要は、今年度(と言ってもまだ3カ月しか経っていないけど)、和歌山市は都市再生整備計画を策定し、南海和歌山市駅周辺の再開発を行なう予定である。よって、新図書館を南海和歌山市駅に移転するという次第らしい。

この構想のなかで、南海和歌山市駅が相応しいという点は次の1点である。こんな理由なら、JR和歌山駅周辺でも良いんじゃない。太田右近ゆかりの寺院、日前宮、けやき大通りなどまちを歩くことによるにぎわいの創出がおおいに期待できるぞ。

特に南海和歌山市駅周辺には、南方熊楠生誕の地や雑賀孫市ゆかりの地、勝海舟の寓居地や市堀川の水辺空間もあり、まち歩きを楽しむ要素が沢山あるため、南海和歌山市駅に図書館を移転することで、図書館利用者がまちを歩くことによる賑わいの創出が期待できる。


注記(7月15日追記) 「賑わいの創出が期待できる」って、市駅から徒歩約5分の場所から市駅に移転して、賑わいの創出が期待できるってどういう意味? この徒歩5分の差が「まちを歩くこと」を期待できるかどうかの決定的な意味を持っているの?

特に現在の和歌山市民図書館周辺には、南方熊楠生誕の地や雑賀孫市ゆかりの地、勝海舟の寓居地や市堀川の水辺空間もあり、まち歩きを楽しむ要素が沢山あるのだが、これまで図書館利用者がまちを歩くことによる賑わいの創出は殆どみられなかった。移転後の新図書館では、来館者に万歩計を貸与し、まちを歩いた歩数に応じて蔵書を貸すことで賑わいの創出を期待している。
 (7月15日追記----ここまで)

ほんとうの移転建設の理由は別のところにあるんだろうな。南海電鉄の強い要請とか何かわからないけど政治的な理由とか。例えば、移転候補先が三つほどあって、これを様々な観点から比較検討した結果、「よって、新図書館を南海和歌山市駅に移転する」と言うのならまだしも、「計画を策定したから、よって、移転する」じゃなぁ…  


Posted by ecell at 10:47Comments(0)行政

2012年10月28日

あれどうなったのかな

・けやき大通りの整備計画 県案を事実上白紙


県提案の第一案

JR和歌山駅から市役所方面へのメイン道路けやき大通りの整備計画はどうなっているのだろうか。県提案の第一案が否決されうやむやになったままである。結局、あれって県の提案についてのアリバイ作りだったのだろうか。県民に拒否され、県は「4案以外の案も含め時間をかけ検討する」ということであったが、ほんとうに検討しているのだろうか、疑問だ。

中筋日延児童遊園の所有権争い

現在、和歌山市が議会に和解を拒否され、大阪在住の転買者と争っているが、状況はどうなのだろうか。市の顧問弁護士でさえ負けると判断し和解しようとした案件である。そろそろ判決の出そうな頃である。市民の立場からは勝って欲しいと思うのだが。果たして、和歌山市は転買者が背信的悪意者(H18.1.17先行判例)であることを立証できたのだろうか。

これに関連した和歌山市議の名誉毀損問題はどうなったのか。被害届を撤回したのだろうか。警察は容疑者(現職市議)を特定したが、その後の状況を知りたい。

・白浜町保呂地区の「中間処理施設(清掃センター)の使用期間延長」問題

任期満了を目前に「町民に信を問う」と突然辞任した立谷誠一町長。再選されたが、半月後に再び同じ顔ぶれで選挙となり、今度は水本氏が193票差で立谷氏(現県会議員)を破り初当選した。そして、水本氏に対する全国的に有名になったいわゆる「白浜町の乱」。これに対して水本氏は「精神的苦痛を受けた」として訴訟を起した。結局、水本雄三町長は病気を理由に辞職し訴訟も取り下げた。詳細「すったもんだの白浜町で町長選 5月8日告示 一連のゴタゴタはどうなる?

この一連の事件は何だったのか。閉鎖的な狭い地域自治体の人間関係や地域エゴなど事件の背景、真実を知りたいと思うが、謎のままで終わってしまうのだろうか。それとも現職の井澗誠町長は、これまでの経緯を含めた交渉議事録等の情報を公開しあきらかにしていくのだろうか。

まだまだその後を知りたいことがある。新聞等マスメディアは事件を報ずるがその後の情報を提供してくれない。「あれはどうなったの」という思いを持つことが少なくない。できれば、経過状況でもよいから報道されると良いのにと感じている。  


Posted by ecell at 07:29Comments(0)行政

2011年09月22日

和歌山市に路面電車

和歌山市の大橋建一市長は20日、 次世代型路面電車システム (LRT) の導入について、 バスが一般車の走行できない専用路線を走るBRT (バス・ラピッド・トランジット) の導入も含め、 「課題や費用対効果についてさらに研究したい」 と前向きな答弁をした。

南海和歌山港線の旧久保町駅から分岐し、 けやき大通り経由でJR和歌山駅まで結ぶLRTなら、 同駅から南海和歌山市駅経由で市内と加太線、 あるいは市内と和歌山大学駅前を結ぶ新路線として期待できる。


出典:和歌山新報



画像はBRTであるが、LRTのほうが魅力的かも。しかしいずれも、和歌山の活性化にとって少し希望や夢が持てる施策だと思う。大いに検討してもらいたいと思っている。できれば、和歌山県からけやき大通り(県道)の管理権を市が譲り受け、本格的なけやき大通りの再整備、再開発を期待したい。

言うまでもなく、和歌山市いや県のメイン道路であるけやき大通りに次世代型路面電車システムなどを設置(計画)するにあたっては多くの意見を聞きじっくりと議論をするべきである。

ちなみに今年春、県は「けやき大通りの整備および利活用計画(案)」として基本案を提示していたが、予定していた最終決定は「中間とりまとめ」になり、県が掲げた案は事実上白紙に戻っている。

その後、けやき大通りの整備および利活用計画の検討は進んでいないようだ。もちろん、県内部では交通安全策等を検討しているのだろうが、情報の発信としては特段の動きが無い。県が今回の市の提案?を受け、どんな対応をするのか興味を持っている。しかし、自分(県)の意見が通らないからと計画の再検討もせず放置しておくというのはどうも、と思うなぁ。  


Posted by ecell at 09:02Comments(2)行政

2011年08月08日

景観絵画コンクール

和歌山市が景観条例の制定を記念して景観絵画コンクールを実施するようです。その概要は次のとおりです。

景観絵画コンクール
▽応募資格=市内通学の小・中学生
▽募集テーマ=ぼく・わたしが好きなまち・和歌山市
▽募集作品=四つ切り画用紙1枚(縦横いずれでも可)。水彩・パステル・クレヨン・色鉛筆画など(パソコン等による描画は不可)で、壁面へ掲示できるもの。できれば、描いた場所も記載。
▽提出先=学校または都市整備課
▽受付期間=9月1日(木)~30日(金)
▽問合先=都市整備課TEL435-1082


パソコン等による描写は不可とのことです。パソコンに写真を取り込んで加工したりするのは、芸術作品であっても絵画とは違うので不可ということでしょう。

できれば、絵画とは別に、ケータイで写した景観をメールで一言添えて応募させるとか、パソコンのお絵かきソフト(MS-ペイントなど)で描いた景観の画像などを応募させるというのも面白いかもしれない。まぁ、おそらく一度限りのイベントだろうからいろいろの分野(和歌山市の景観に関する作文=和文、英文等、写真、詩、俳句、短歌、作曲等々)でのコンクールをしても良いのではないでしょうか。あるいは美しくない汚い、醜い景観の写真等。でも、賞品が大したものでない場合、意外と応募作品を集めるのがむつかしいようです。


 けやき大通り(ウソ^^)

参考:
万葉わかやま フォト短歌コンテスト 2010年03月19日
和歌山市観光課主催のこの企画はどうなったのでしょうか。インターネットから投票したのですが、過去の入賞作品のすべてはインターネットでの投票(支持)がゼロでした。もっとも、投票システムが正常に機能していなかったようでしたが...

他の自治体での類似(先行)イベント
さいたま市景観表彰及び景観絵画コンクール受賞作品集
「景観絵画コンクール」は、今年で2年目をむかえた。昨年の応募件数は79件であったが、今年は141件とほぼ倍に近い応募数がありました。

春日部市景観絵画コンクール
春日部市では毎年、市内の学校に通う小学5年生と中学2年生を対象に、景観絵画の作品を募集しています。これは自分の住む街、通う街の将来像を描くことで、子どもたちに市内の景観やまちづくりへの関心を持ってもらうために実施しているものです。
テーマ「2050年の春日部」
今年度は、小学校24校、中学校13校から計3,844人が参加し、その中から各学校の推薦で、小学生の部に99点、中学生の部に95点の計194点の応募がありました。選考の結果、30点が優秀作品に選ばれました。

いしかわ景観絵画コンクール
石川県内の小学校25校から応募があった101点の中から特に優れていると認められた28作品です。

そのほか、北広島市、延岡市、会津若松市、市原市(市原市内をテーマにした絵地図であること)、宮崎市、篠山市、箕面市、呉市、薩摩川内市、長野地域景観協議会、金武町、大津市(入賞作品を題材とした文庫と新書サイズの二種類のブックカバーを作成)、下関市等々で実施されています。

ところで、2010年1月27日、環球網によると、米誌・フォーブス(電子版)は22日付で「世界で最も美しい都市ベスト12」を発表した。アジアからは日本・東京が第12位に唯一、ランクインしたとのことです。確かに東京は美しい街であると、わたしも思います。  


Posted by ecell at 00:42Comments(0)イベント

2011年03月26日

ケヤキの撤去は望まない

毎日新聞 2011年3月25日 地方版
和歌山・けやき大通り:整備計画 県案、事実上白紙に--再生検討委 /和歌山

JR和歌山駅から和歌山城に延びる和歌山市の県道「けやき大通り」の再生検討委員会が24日開かれ、側道と歩道の整備計画4案について「現時点で一つに絞り込むことは適当でない」と判断、予定していた最終決定は「中間とりまとめ」になった。県が掲げた案は事実上白紙に戻った。

地元説明会や県民からの意見募集などで賛否が分かれた。特に、改革の前提となるケヤキの撤去について、地元や周辺住民らの約半数が望まないと答えたアンケート結果を踏まえた。県は「4案以外の案も含め時間をかけ検討する」としており、原広之・県土整備部長は「半分当惑している。意見が本当に幅広かった」と述べた。



とても嬉しいニュースです。和歌山の住民が行政を動かしたのです。アンケートの結果、地元や周辺住民らの約半数がけやき通りのケヤキの撤去について望まないと答えたのです。

戦後、市民の力によって和歌山城を再建させた和歌山です。JR和歌山駅から和歌山城まで続くけやき大通り。この素晴らしいストリートが市民の力によって、より素晴らしいものになろうとしています。

ほんとうに嬉しいニュースです。もう一度、和歌山市内の県道「けやき大通り」のあり方が市民のみんなで考えるチャンスが与えられたのです。

それにしても、意見募集の期間が平成23年1月5日(水)~平成23年3月31日(木)まで募集期間を延長し、まだ期限が来ていないのに、3月24日の再生検討委員会で「現時点で一つに絞り込むことは適当でない」と判断されたということはかなりの異論があったということかもしれない。この辺の詳細は不明ですが、再生検討委員会と和歌山県当局の大胆な判断を高く評価したいと思います。


参考:
けやき大通り再生検討委員会
「けやき大通りの整備および利活用計画(案)」について意見の募集
県民意見募集
けやき大通りの再生案決定
けやき大通りの再生検討
どうなるの?けやき大通り
けやき大通りをどうするの?  


Posted by ecell at 18:16Comments(0)行政