雑学・和歌山

10年一昔と言います。12年前1998年7月25日、和歌山市園部の自治会主催の夏祭りに出されたカレーにヒ素が混入され、67人が急性ヒ素中毒になり、うち4人が死亡しました。昨年4月、最高裁で林真須美被告の死刑が確定したあの「和歌山毒物カレー事件」です。

1988年
それより10年も前の1988年6月22日午前5時40分頃、その夏祭りの会場から東に250mの市道で新聞配達をしていた県立高校1年生の林史子さん(15)が頭から血を流して死んでいるのを配達途中の同僚が発見しました。幅6mの道の端に仰向けで、白いシャツとチェック柄のスカート姿、乱れなし、自転車にも交通事故の形跡なしという状態で、そして周囲の血だまりにはジョギングシューズ足跡(24.5cm)が残されていました。

この事件は未解決のまま公訴時効(2003/06/22)になっています。和歌山新聞配達女子高生刺殺事件(Wikipedia)

1998年
この事件の10年後1998年7月25日に和歌山毒物カレー事件が起こっています。

1999年
そして2年後、2000年1月8日午後3時頃、和歌山市園部の谷俊孝さん(当時30歳)が和歌山市湊の貸倉庫内で死後2～3ヶ月経過した状態で発見されています。県警は首を絞められた疑いがあることなどから殺人事件として捜査を開始していますが、未だ犯人は捕まっていません。県警は、谷さんの1999年9月23日以降の行動に関する情報提供を求めています。

2000年
2000年2月、真須美被告宅が放火のため全焼しました。その跡地は競売の末、自治会が購入し、ベンチや花壇が置かれ、公園として整備されました。また、惨劇の舞台となった祭り会場の空き地には民家が建ちました。なお、放火犯は捕まっていない逮捕されたようです。

2007年
和歌山県の児童養護施設で30歳台の女性非常勤職員が林真須美死刑囚の長男に性的関係を強要するというおぞましい事件が起こっています。和歌山少年暴行事件

因みに、2009年の和歌山県の人口千人当たりの犯罪発生件数は全国ワースト10でおよそ1万3,900件になっています。和歌山県警にはもっと頑張ってほしいと思います。

(このエントリー＜entry＞は「和歌山大好きなんだけど---」の文章の抜粋です)

追記：youtube【未解決事件】和歌山 新聞配達女子高生刺殺事件 （平成10年）
1993.3.31
タクシー運転手殺し
1997.11.21
娘による母親殺し
1997.12.18
弟による姉殺し