雑学・和歌山→記事一覧 投稿した記事が増えてきましたので目次と要約のサイトにリンクしました(2010.4.3)。画像も増えてきましたので、雑学・和歌山 MY ALBUMにリンクしました(2011.2.12)。

2016年07月18日

プロも熱中する「歴史マンガ」珠玉の5冊

ここ何年か、マンガを読んでいない。歴史マンガというジャンルがあることは知っており、スポ根マンガよりも好きで横山光輝さんや手塚治虫さんのをよく読んだ。

だから、「歴史マンガ」珠玉の5冊というタイトルに惹かれ、東洋経済オンラインの記事を読んだ。これは、読み捨てにせずコピペをし保存するべきだと思った。いつか、機会があれば、これらを読んでみたい。そう言えば、「映像の世紀」もゆっくりと観たいなぁ...とも思っている。

プロも熱中する「歴史マンガ」珠玉の5冊 大人たちに愛される話題作はこれだ!

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Posted by ecell at 09:43Comments(0)小説と絵本

2016年02月25日

「ブラックジャックによろしく」全13巻の無料配信

佐藤秀峰さんのコミック作品。2002年第6回文化庁メディア芸術祭マンガ部門の優秀賞を受賞した。
2012年9月15日、同氏は、本作品の著作権をフリー化し、あらゆる二次利用を自由にできるようにすることを発表した。


以下はPC
日本語と英語バージョンの両方全13巻(127話)を無料で読める。
http://dev.ontheroad.jp/archives/8700

スマホは
「漫画で学ぶ英語」英語バージョンはplayストアから無料でダウンロードできる。
ただし、タブレットでないと文字が小さくて読みにくい。  


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2015年12月01日

125年のトルコとの友情

映画『海難1890』が12月5日に公開される。これは実話で、和歌山県内では、「稲むらの火」とともに語り継げられてきた歴史的事実である。

昨日、イラン・イラク戦争中の1985年、イランに取り残された215人の在留邦人を救出したトルコ航空機のデザインを復刻した特別塗装機「Kushimoto(くしもと)」号が成田空港に飛来した。←時事通信

そのとき、救出された方が「航空機が到着した時、30年前のことがよみがえって涙が止まらなかった。(トルコには)感謝しても感謝しきれない」と話していたそうだ。

この映画、ぜひ観にいきたいと思っている。主人公、大島の医師・田村元貞(たむら・もとさだ)さんを演ずるのは内野聖陽さん。地元、串本でのロケ。観るのが楽しみだ。
  


Posted by ecell at 08:43Comments(0)小説と絵本

2015年11月30日

赤毛のアンの作者



141年前の今日、「赤毛のアン」を書いたモンゴメリ女史が生まれた。書かれているのは、元気な女の子のドタバタ劇みたいだけど、脇役というのか、アンの周辺の人物がとても良い。

なかでも、マシュと親友のマーガレットだったかな、この二人が生き生きと描かれていて、印象深い。記憶に残るシーンとしては、隣家のおばさんにアンが謝罪(?)するところと、駅からプリンスエドワード島のアンが引き取られる家(Green Gables)までの道中。アンとマシュの会話が楽しい。

ところどころに聖書の言葉が出てくる。マシュにしてもマリラにしても聖書から名前を借りているという。話のタネに一度は読んでおきたい小説だと思う  


Posted by ecell at 12:10Comments(0)小説と絵本

2015年11月20日

「聖の青春」と「将棋の子」を読んで

先日、聖の青春 (角川文庫)という本を読んだ。

これは、将棋名人を目指した村山聖という実在の棋士の物語である。彼は幼い頃、腎臓の病気にかかり入院した病室で父とはじめて将棋を指した。ルールもおぼつかない父とまったく初めての聖との将棋。それが楽しかったのか。将棋の魅力に惹かれて、力をつけた彼はプロ棋士を目指すようになる。

良き師匠に恵まれた彼は厳しい奨励会を抜け出しプロ棋士になる。名人戦目前のA級リーグ在籍のまま、29歳で亡くなった。

それだけの話である。たった29年間を活きた人のお話。でも、勝ち負けで生活の糧を得ると言う過酷な職業と、襲い来る病魔。それに立ち向かう子供のような気持ちを持つ聖。心を揺さぶられた。

ちょっと、作者の大崎善生さんは村山聖を美化しているのでは、と思い、将棋の子 (講談社文庫)を読んだ。こちらの方も、厳しい勝負の世界を描いている。

これらの著作に共通するのは、いわば敗者の視点からのもので、特に「将棋の子」は衝撃的だった。これを読み、清張の「或る小倉日記伝」、周五郎の「日本婦道記」を読みたくなった。

まだ、お読みでない方に強くお勧めします。お読みになって損はないと思います。大崎善生さんは、「夢を持ち続けろ(Dream On)という歌をご紹介されていました。

今日、初めて聞きました。良い歌ですね。
  


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2015年11月19日

松谷 みよ子さんの「いないいないばあ」

小さな子供に大人気の絵本。「いないいないばあ」
今日、アマゾンで注文して小さな赤ちゃんにプレゼントをすることにした。

読書好きな子どもになって欲しいなぁ。それにしても、「ピアノ売ってチョウザイ」もそうだけど、子供って何が好きになるのか、全く分からない。なんだか、波長がおとなとは違うんだな。

いないいないばあ (松谷みよ子あかちゃんの本)




  


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2015年11月11日

電子本の返金

先日、誤ってAmazonのKindle本をワンクリックで購入してしまった。以前、リアルの書籍を誤発注したときは、発送前でもあり、問題なくキャンセルできた。

だけど、今回は電子本で、発送という作業もないからキャンセルができない。で、関連サイトを見ると、次のように書かれている。

Kindle 本の返品
Kindleストアでご購入いただいたKindle 本については、購入間違いなどの場合、注文日から7日以内に限り、Amazonの裁量にて返金を承っております。返金をご希望の場合は、ヘルプページ右側に表示されている「カスタマーサービスに連絡」ボタンをクリックして、当サイトにご連絡ください。なお、返金処理の完了後は、その商品を再ダウンロードすることができなくなりますのでご了承ください。


Amazonの裁量にて返金を承っておりますとあるのが気になったが、すぐにカスタマーサービスに連絡をした。カスタマーサポート(電話番号:0120-999-373)に電話をかけ、電子本の誤発注だと言うと、担当に繋いでくれた。

キャンセルではなく、返金の処理になるが2,3日中に処理結果をメールで連絡するとのことであった。実際は、その日のうちに、次のようなメールが届いた。

件名に明記されたご注文に対する ¥ ○○円 の返金手続きが処理されたことをお知らせいたします。
以下の内訳に記載された返金額を返金いたします。ご利用いただいたお支払い方法に応じた返金方法で、2-3営業日以内に入金される予定です。


迅速な処理で不満はありませんが、ワンクリックで商品が購入できるという便利さの半面、誤った意思表示を簡単にしてしまうという怖さを知りました。


  


Posted by ecell at 10:57Comments(0)小説と絵本

2014年12月24日

ロスト・ケア

「ロスト・ケア」は、2013年、老人介護を扱った犯罪小説で第16回日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞。選考委員の綾辻行人は「掛け値なしの傑作」、今野敏は「文句なしの傑作」と評し、満場一致での受賞となった小説。

暗い話である。介護に追い詰められていく家族、正義にしがみつく偽善者、介護保険制度の欠陥、富者と貧者、社会の中でもがき苦しむ人々の絶望。

むかしも今も、老いや病、貧困は文学のテーマである。いや、人間にとって避けることのできない問題である。若いころ読んだ、深沢七郎の短編小説「楢山節考」を思い出した。山深い貧しい部落の因習に従い、年老いた母を背板に乗せて真冬の楢山へ捨てにゆく親思いの息子。自ら進んで「楢山まいり」の日を早める母親。

耄碌して人間らしさを失ったとき、病によって廃人となってしまったとき、人間としての尊厳はあるのだろうか。それはいったい何なのだろうか。観客の多数は、クリント・イーストウッドが主演・監督した映画「ミリオンダラー・ベイビー」の結末に共感できたのだろうか。

そんな取りとめもないことを感じた小説だった。つまり考えさせられたということ。




映画「ミリオンダラー・ベイビー」
 97人が星5っ

蛇足だけど、深沢七郎の短編小説「楢山節考」について少し書いておきたい。

母親であるおりんが生きる村には、姥捨てという掟があった。姥捨ての楢山へ到着したときに雪が降れば運が良いとされた。年を取っても歯が全部残っていることは恥ずかしいことであり、楢山へ早く行くことが山の神さんにほめられることなのだ。

楢山節考は、一見、老いと貧しさの問題を書いているように思えるが、それよりも深い問題を提起していたように感じる。それは死、あるいは死にかたというか、遺された人たちの手を煩わせないで、世の中から消えるように静かに逝きたいという思い。おりんはそう願っていたのではないだろうか。最近において、商業ベースの葬儀に疑問を持つ人も多くなってきた。墓も葬儀も戒名も不要。

深沢七郎は、「姥捨伝説」を山梨県境川村大黒坂の農家の年寄りから聞き、それを肝臓癌を患った実母・さとじの「自分自らの意思で死におもむくために餓死しようとしている」壮絶な死に重ねながら、老母・おりんと息子・辰平という親子の登場人物を創造したという。

参考:「楢山節考」あらすじ  


Posted by ecell at 10:53Comments(0)小説と絵本

2014年10月26日

javascript版の「フライング・ザ・ホースマン」

今から14年前、下の動画のような作品をexcelVBAで書いたことがある。それがエクセルファンクラブに残っていた。



今日、半日ほど時間をかけて、Javascriptで書きなおしてみた。ほぼ雰囲気は再現できたが、満足度は低い。でも、できれば、皆さんに観ていただきたい。14年前、懐かしいわたしの初期作品です。初期作品と言っても、趣味で作っていたものですから拙いものです。でも何かを創るってことは楽しいことだとつくづく感じる。また何か創ってみるか!

まだ未完成ですが、javascript版の「フライング・ザ・ホースマン」は下記のサイトで観ることができます。なお、ブラウザはGoogle Chorme での動作確認をしただけです。




  


Posted by ecell at 18:00Comments(0)小説と絵本

2014年09月24日

竹林はるか遠く

作者のヨーコ自身が11歳だった第二次世界大戦の終戦時に体験した朝鮮半島北部の羅南(らなん)から京城(けいじょう)、釜山(ふざん)を経て日本へ帰国する際の、朝鮮半島を縦断する決死の体験や、引揚後の苦労が描かれている。戦争の悲惨さを訴える資料として、アメリカでは優良図書に選ばれ中学校用の教材として多くの学校で使用されている。
出典:ウィキペディア

   242人のレビュー  


Posted by ecell at 19:40Comments(0)小説と絵本

2014年07月13日

太地町の誇り

1930年の早春26年の短い生涯を自ら閉じた金子みすゞという女性がいた。以下は彼女が詠ったふたつの詩です。

「大漁」

朝焼小焼だ
大漁だ

大羽鰮(いわし)の
大漁だ

浜は祭りの
やうだけど

海のなかでは
何万の鰮のとむらひ
するだらう



「雀のかあさん」

子供が
子雀(すずめ)
つかまへた

その子のかあさん
笑つてた

雀のかあさん
それみてた

お屋根で鳴かずに
それ見てた


これら二つの詩はいずれも弱い者の側から見て創られたものです。彼女の優れた感受性は人の心を打ちます。でも、「大漁」と「雀のかあさん」には大きな違いがあります。

それは、生きとし生きるものは他の生命をいただくことによって生きるという現実とイノチをもてあそぶこととの違いです。

わたしは、世上名高い、みすゞの「大漁」よりも「雀のかあさん」の方が何倍もよき詩だと思います。「太地町の誇り」というタイトルに合わぬコンテンツかもしれませんが...  


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2014年05月30日

銀二貫

今日、浪速商人の人情を描いたNHKドラマの原作を読んだ。放送の方は残り1話だと、惜しむ声が多い。原作、というか小説の方では、真帆“てつ”ちゃんの顔半分が醜く焼けただれていて、梅吉さんに「化け物」と言われるほどだけど、ドラマではそれほどではない。

読了後、この作品は、浪速商人の生き様よりも、松吉と真帆がとてもよく描かれていると思った。しかし、少し物語が美しすぎるきらいはあるかも。



銀二貫 Youtube動画
http://youtubetvdoramadouga.blog111.fc2.com/blog-category-950.html

蛇足だけども、原作どおりに真帆の顔半分を焼け爛れた、醜いメーキャップにしていたらどうだっただろうか。きっと多くの視聴者の批判を浴びただろう。少なくない視聴者はお岩さんを連想し、ヒロインがかわいそうという感情よりも気味悪さが起こってきただろう。でもそれだからこそ、松吉の純粋さがいっそう鮮明となってくると思うのだけど...  


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2013年11月20日

はじめての東野ミステリー

人気作家・東野圭吾さんの「容疑者Xの献身」を読んだ。平成17年度下半期直木賞受賞作品で今更というところだが、期待しつつ読んだ。だが一読して、何故かつまらなさ、と言うか違和感を感じてしまった。

この小説のいう献身とか無償の愛って何だろう。小川ナンタラさんの「博士の愛した数式」もそうだったけど、ちょっと変わった人っていうと数学者が登場してくる。この小説を読んでいて、陳腐という言葉が浮かんだ。それにしてもご都合主義に笑ってしまった。

確かに、トリックは現実的でないがよく書かれていた。が、人間が描かれていない。登場人物の誰にも感情移入が出来ず、魅力ある人物が誰一人登場してこなかった。人物が掘り下げられて描かれていないように思った。おそらく、この人の作品をもう読むことはないだろう。



それにしてもスゴイ人気だね。わたしの読み方が間違っているかもしれないな?!  


Posted by ecell at 11:36Comments(0)小説と絵本

2013年10月25日

ライ麦畑のつかまえて

父親による2歳長男の虐待死が京都府綾部市と和歌山市で起こりました。どちらも惨い事件ですが、綾部市の虐待死事件はまったく異常です。父親の心が壊れてしまっているように感じます。

昔、J.D.サリンジャーという作家がいました。彼の作品に「ライ麦畑のつかまえて」といういっぷう変わった題名の小説があります。この小説の主人公は、純真というかちょっと個性的で傷つきやすい高校生です。主人公が退学処分を受けて、ニューヨークの街をさまよい、自宅に帰るまでを描いていたと覚えています。

そのなかで、チャッピーという幼い妹とのやり取りがとても素敵でした。お兄ちゃんは将来何になりたいのと聞く妹に、「ライ麦畑のつかまえて」になりたいと答えます。それってどんなお仕事?

広いライ麦畑があるんだ。そこで子どもたちが遊んでいるんだけど、畑は高台にあって周囲にとっても危険な断崖があるんだ。ぼくはその崖縁に近寄ってくる子どもたちが落っこちないよう次から次と捕まえるんだ。

おぼろげですが、そんなやり取りだったと思います。現実に戻って考えますと、わたしは、「キャッチャー・オブ・ライ イン・ザ・ライ」がこの世にはいないことを悲しく思います。

いったい、サリンジャーは、何故こんなことを想像(創造)したのだろうか。はたして、「キャッチャー・オブ・ライ イン・ザ・ライ」とは何を指しているのだろうか。

   


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2013年10月06日

おおきな木

わたしがはじめてこの絵本を読んだのは大人になってからのことだった。読んでいて何だか悲しかった。その後、腹が立ってきたのを覚えている。

この絵本は、米国の作家でイラストレーターでもあるシェル・シルヴァスタインの作品である。我が国では、1976年から30年以上読み継がれてきた、ほんだきんいちろう氏の訳版と、2010.9.2発刊の村上春樹氏の訳版の二つがある。

アマゾンのカスタマーレビューでは、「5歳の息子が泣きました」というタイトルで、「昨晩寝る前に、寝転がって一緒によんであげました。物語の中盤より息子が涙を流しだしましたが、最後までつきあってくれました。5歳の子供なりに人生とはどのようなものか感じたようにおもいました」とありました。

この絵本を無償の愛、自己犠牲等々のように捉える方が普通のことだと思います。わたしも最初はそういうふうに感じたのですが、何故かそんなのは、決して愛なんかではないと考えを変えた。その思いは、かって宮沢賢治の「ヨタカの星よだかの星」という童話を読んだときに感じた腹立たしさとよく似ていた。 『間違いを修正(2013.10.7) 恥ずかしいミスでした。』

この腹立たしさは悲しみをともなっていた。何に対する腹立たしさか、よく分からないけど、とにかく怒りの感情が興ってきたのは事実だ。そして何故か悲しかった。おそらく、わたしの読みが浅かったのかもしれない。

ほんだ きんいちろう    村上春樹  Shel Silverstein


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Posted by ecell at 19:33Comments(0)小説と絵本

2013年08月04日

我が誇り和歌山の先達

「人生に悩んだら「日本史」に聞こう 幸せの種は歴史の中にある」という本を読みました。感動しました。amazonに鮭さんという方が「胸の奥から力が湧いてくる本です」というタイトルで、2011/6/17に書評を書いています。以下はその抜粋です。

前半で日本人のDNAを感じつつ、後半のフレッド和田さんとエルトゥールル号の話で号泣です。


この書籍は日本史上の英雄20人の感動的エピソードを書き留めたものですが、そのなかに和歌山関連の話が出てきます。それがフレッド和田さんとエルトゥールル号の話です。以前、凡その話は聞いていましたが、この本を読み、改めてありがたく思いました。ああ、日本人で良かった、和歌山県人で良かった、と。

是非、和歌山の公益法人、NPO、その他の団体は、機会を作っていただき、“博多の歴女"白駒妃登美さんを和歌山にお招きし、本県の偉人賢人のお話をしていただきませんか。くだらない講演を聴くよりも勉強になると思います。和歌山に生まれ育った誇りを感じることができます。もっと和歌山が好きになれますよ。



蛇足:
南方熊楠の昭和天皇ご進講、濱口梧陵の稲むらの火、紀伊国屋文左衛門のミカン船などと同じように、上記二つの話はよく知られているところです。フレッド和田(勇)さんは東京五輪の誘致に私財をなげうって尽力された方です。エルトゥールル号はトルコの軍艦で明治初期に串本沖で台風のため遭難し、串本大島町民が総力を挙げて救助活動をします。そのトルコの返礼がすごいのです。日土友好の起点といわれるエルトゥールル号遭難救助の歴史です。  


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2013年07月09日

西郷さんの逸話

歴史に興味を持っている。なかでも、戦国時代(豊織期)、明治維新、戦前の昭和期という激動の時代に。こういう時代には、天の配剤というべきか、何故か信じられないような傑出した人物が歴史に登場してくる。例えば、西郷隆盛。

維新の功績第一等の西郷は、帰郷後、政府に招かれ、陸軍大将・近衛都督の地位にあった。雨の続くある日、政府の大事な会議に出仕しようとする。が、一張羅の服が乾いていない。質素の生活ゆえ、あとは粗末な着物しかない。

西郷は、雨のなか裾を捲り上げ官邸へと急ぐ。その風情をみた番兵は怪しげな奴と容易に入れようとはしない。雨に打たれながら番兵に叱られている大男の西郷の横を岩倉具視の馬車が過ぎる。

西郷に気づいた岩倉は馬車を止め、番兵に「この方は西郷大将であるぞ」と怒鳴りつける。このとき、西郷は、「岩倉はん、間違っており申す。わたしが悪い。不審な者を糾問する職務に忠実な彼を叱ることは間違って居申す」と身を縮めたという。

この話には、西郷が門監(身分証明書)を忘れて、門番に叱られていたという説(記録)もある。このほか、アメリカ親善のために幕府が咸臨丸を渡米させる際、西郷が「初代大統領のワシントンの末裔がどうしているのか、尋ねてきて欲しい」と頼んだことがある。

しかし、乗組員たちがアメリカで聞き調べてもワシントンの末裔の消息はわからなかった。ワシントン彼自身も、大統領の職を辞した後は、郷里での長い闘病生活の末、ひっそりと亡くなったとのことであった。

西郷は、この話を聞いて、イギリスと戦い独立を勝ちとったワシントン将軍が大神君(徳川家康)のようにならず、職を辞し亡くなるまで郷里で隠棲していたとは、と驚嘆した。欧米の人には貪欲な人もおり信頼できないところもあるが、ワシントンのような人もいるのか、と。

蛇足:
西郷隆盛に関する上記の二つの挿話の真偽、正確さの有無は不明です。どこかで読んだり聴いたりしたものをあいまいな記憶で綴りました。ただ、これらの話は、大西郷のイメージに沿うものだと思います。それにしても、これだけの人物なのに写真や肖像画が一枚も伝えられていないとは。西郷さんには自己顕示欲ってモノが全くなかったのかもしれない...  


Posted by ecell at 08:14Comments(0)小説と絵本

2013年07月05日

編集手帳

読売新聞第一面左下に編集手帳というコラム欄がある。朝日でいうと天声人語にあたる。この担当記者が文章の書き方についての書籍を出している。

わたしは一読し感心した。日常、随分といろいろな情報を書き留めておくらしい。それに関連する事件などをタイムリーにコラムで採り上げるとき、つまりイザってときにそれを取出して文書にするとのことで、実際はそれらの多くは日の目を見ることなく没になってしまうらしい。良い文章を書くための努力に感心してしまった。さすがにプロは違う。

もうずいぶん前のことだけど、森繁久弥さんのことが書かれていた。森繁さんは多才な人だったが、屋根の上のバイオリン弾きなど、舞台人でもあった。

あるとき舞台の一番前で女性が眠っているのが目についた。薄暗闇の客席の一番前で俯くような姿勢で目を閉じて頭を下げていたのだ。森繁さんたちは憤慨し、幕間に座員と彼女を起こしてやろうと相談した。彼女のすぐ前の舞台の端でバタバタと足踏みしたり、わざと大きな声を出したりして起こそうとする。が、彼女の姿勢は変らない。頭を下げたまま、じっと身じろぎもしないのだ。

やがて、舞台が終わって、森繁さんたちは拍手をする彼女を見る。そのとき、深い後悔が襲う。彼女は目が見えなかったのだ。一所懸命に舞台を想像し一言も聞き漏らすまいと、彼女はじっと身じろぎせず耳を傾けていたのだ。

森繁さんは後日、エッセイで、あれほど自分が恥ずかしいと思ったことはなかった、と書いた。

参考:編集手帳


  


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2013年07月05日

指揮者の小林研一郎さんのこと

わたしは読売新聞を購読している。その7月1日の朝刊「時代の証言者」ですか、13面に小林研一郎さんのことが書かれていた。この方はコバケンと愛称される有名な指揮者であるらしい。この文章がとても印象に残ったので書いておきたいと思った。

この第4回では、彼のお父さんのことが書かれているのですが何か胸を打つものがあった。音楽が大好きな小林さんにお父さんは決して良い顔をしない。むしろ、猛反対しているようなのです。でも、不思議なことに家にはたくさんの音楽の本があった。

お父さんは体育の先生だったのですが、この謎は父が亡くなった後にわかる。ここでわたしはグッときた。

葬儀で父の古い友人が読んだ弔辞。それでこの謎は解けるのですが、ここでは書きません。察しの良い方はもうお分かりのことでしょう。母の優しさとは違った父の優しさなのでしょうか。

参考:読売プレミアム(有料) 父の猛反対
是非、図書館、あるいは読売新聞を置いているお近くの食堂等でご覧になってください。  


Posted by ecell at 07:00Comments(0)小説と絵本

2013年05月19日

永遠の0

百田尚樹さんの「永遠の0」を読んだ。評価の高い本である。この本を批判する人はご都合主義の展開と先行する戦誌ものの焼き直し等を指摘する。だけど、わたしは戦争の悲惨さがよく書かれていると感じた。

是非若い人に読んでもらいたい本のひとつだと思う。ただ、ステレオタイプ式に軍の指導部の無能等が書かれているところもある。この本を読まれてから関連する戦史モノを読まれるのもいいだろう。わたしはこれを読んで、母とその一番下の弟のことを偲んで泣いた。

  


Posted by ecell at 11:03Comments(0)小説と絵本