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2011年06月16日
「告白」を読んだ
先日、湊かなえさんの「告白」を読んだ。図書館に貸し出しを申し込んで、ほぼ1年、ようやく借りることができた。一年ほど前、松たか子さん主演で映画化された。http://kokuhaku-shimasu.jp/index.html 結構評判の映画だったように思う。だから申し込んだ。でも、今頃読んだのだから、当時はあまり積極的に読む気が無かったのだろう。早く読みたければ、そのとき購入していたはずだから。
今や、中古本で1円です---
と言うわけで、ようやくこの本を読んだ。ひとことで言うと、少年犯罪に対する司法への抗議というか被害者の応報(復讐)感情を吐露するものであった。テーマそのものは重いが、さほど掘り下げられていない、あるいは未消化というべきか。登場人物も個性(キャラ)が立ち上がっていないように感じた。
神戸市の酒鬼薔薇聖斗事件
光市母子殺害事件
高1毒殺少女(この少女は、自分のブログでハムスターを毒物で殺す“実況中継”もしていた)
誰もがこのような残酷あるいは猟奇的な少年犯罪は許せないと思うだろう。司法が少年だからと言う理由で死刑にしないのならば、被害者の遺族が自らの手で復讐しても良い、この小説は、そんなことをメッセージしている。共感できるところはある。
熱血教師、熱中先生、夜回り先生、ヤンキー先生などをパロっている(世直しやんちゃ先生^^)ところもある。マスコミの少年犯罪に関する報道を批判しているところもある。なぜ、犯罪者を守り、被害者に眼を向けないのか。第一章(46頁)だけを読めば、まずまずの作品と言えるかも知れない。まぁエンターテイメントと割り切って読むのが正しい読み方でしょうかねぇ。
今や、中古本で1円です---
と言うわけで、ようやくこの本を読んだ。ひとことで言うと、少年犯罪に対する司法への抗議というか被害者の応報(復讐)感情を吐露するものであった。テーマそのものは重いが、さほど掘り下げられていない、あるいは未消化というべきか。登場人物も個性(キャラ)が立ち上がっていないように感じた。
神戸市の酒鬼薔薇聖斗事件
光市母子殺害事件
高1毒殺少女(この少女は、自分のブログでハムスターを毒物で殺す“実況中継”もしていた)
誰もがこのような残酷あるいは猟奇的な少年犯罪は許せないと思うだろう。司法が少年だからと言う理由で死刑にしないのならば、被害者の遺族が自らの手で復讐しても良い、この小説は、そんなことをメッセージしている。共感できるところはある。
熱血教師、熱中先生、夜回り先生、ヤンキー先生などをパロっている(世直しやんちゃ先生^^)ところもある。マスコミの少年犯罪に関する報道を批判しているところもある。なぜ、犯罪者を守り、被害者に眼を向けないのか。第一章(46頁)だけを読めば、まずまずの作品と言えるかも知れない。まぁエンターテイメントと割り切って読むのが正しい読み方でしょうかねぇ。
Posted by ecell at 18:44│Comments(0)
│小説と絵本