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2010年11月09日

思いやりのない学校

群馬県桐生市で小学6年生の女子児童が自殺したことについて少し考えてみた。

まずはじめに、なぜ学校はいじめがあったと言わなかったのだろうか、という疑問。

2003年に文科省中央教育審議会が「5年間でいじめを半減させる」という指針を出していることから、出来れば理由不明の自殺で済ませたかった。また、いじめがあったことが発覚すると、教育委員会等に迷惑がかかり、校長はじめ教師の人事考課に響いたりするので、学級崩壊の事実も含め出来る限り学校内の実態を表に出したくなかったのだろう。

さらに、いじめを認めてしまうと、いじめた子供は誰だという追及が始まる恐れがあり、ますます面倒なことになると考えた。いじめはなかったということで済ますことが出来れば、亡くなった子供には可哀想だが、自分たちを含め、いじめっ子たちも助かると考えた。


では、なぜ、しぶしぶ学校はいじめを認めたのか。

遺書はなかったが、両親の訴えをマスコミが取り上げ、いじめがなかったとすることが難しくなってきた。つまり、明子さんとその両親が再三にわたり担任や他の教諭へいじめを訴えていた事実を隠し徹すことができなくなってきた。結局止むを得ず認めざるを得なくなった。


しかし、いじめと自殺との因果関係は認めていないのは、なぜか

市教育委員会等の顧問弁護士と相談でもしたのか、いじめが原因で自殺となれば、市、担任教諭、監督者である校長やいじめっ子の保護者たちに、7,000万円~1億円以上の慰謝料が請求される可能性が極めて高い。因果関係を認めなければ、その立証責任は遺族側にあるから、勝訴の可能性がある、と考えたのではないだろうか。

ネットでは、明子さんのお父さんは契約社員、お母さんはフィリピン人で、どちらもパチンコ好きで家庭内虐待の噂もあったなどの情報も出されている。真実はどうであるか詳細はわからない。しかし、告別式での10歳の妹の号泣を思うと、普通の家庭であったに違いない。因果関係も含め真実を知りたいという遺族の気持ちは当然のことである。誠実に学校側は答える必要があることは言うまでもない。

いじめで苦しんでいた12歳の子供が自殺したら、いじめが少なくとも一因だと考えるのが普通の人の考えるところだろうが、学校の先生たちは普通の人たちが持つ思考や人情を持っていないようだ。とても不思議に思う。


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