雑学・和歌山

昨日（６月２３日）、太平洋戦争末期の沖縄戦から６７年めの「慰霊の日」を迎え、沖縄では各地で平和への祈りがささげられました。

日米両軍司令官が自決し戦死した沖縄戦。両軍及び民間人を合わせた地上戦中の戦没者は20万人。前田丘陵四日間の戦闘は、米陸軍省が「ありったけの地獄を1つにまとめた」と表現するほどの激しい戦いでありました。

この沖縄戦では、大蔵省(旧)某主計官が昭和三大バカ査定と皮肉る戦艦武蔵も往路の燃料だけで出動しました。実は、わたしのおじさんも特攻隊の一員として５月末に南西諸島で戦死しています。残された遺品は爪(つめ)だけでした。

大本営は、６月２２日菊水十号作戦をもって菊水作戦を終了し、同２５日に沖縄本島における組織的な戦闘の終了を発表しました。

わたしは、沖縄県那覇市に２年暮らしました。この地は、名曲「うるわしの琉球」で歌われるごとく世界に誇れるほどの美しい土地です。和歌山についで大好きなところです。

先の大戦では、沖縄だけが犠牲になったのではないという意見があります。そのとおりです。沖縄のほか広島、長崎はじめ空襲によって多くの都市が破壊されました。それでもやはり、沖縄の戦いは特別なものだったと思います。

８月１５日の全国戦没者追悼式と６月２３日の慰霊の日(沖縄県が制定している記念日)、どちらも戦没者を追悼し平和を祈念する特別な日です。