雑学・和歌山

対馬で1988年から毎年行われてきた「厳原港まつり対馬アリラン祭」は、「朝鮮通信使行列」という歴史パレードを目玉としてきた（朝鮮通信使行列は1980年から実施）。しかし、今年になって、対馬から盗まれ韓国に持ち込まれた仏像が返還されないという問題が発生。これに激怒した対馬では、祭から朝鮮（韓国）色を消し、「対馬厳原港まつり」という地元色の強いイベントを8月3、4日に開催した。

仏像を盗まれた対馬の観音寺田中節孝・前住職は行列再開にあくまで反対していく考えだ。実は25年前、アリランの名を祭りにつけることを発案したのは田中氏だった。それだけに裏切られたとの思いはぬぐえない。田中氏はこう断じた。

『国家間で仲が悪くても地域レベルの交流で距離は縮まるはずだという私たちの考えが甘かった。「仏像は韓国から盗まれた」というのは対馬が泥棒扱いされているわけでしょ。失礼にもほどがある。問題が解決しないのに行列を再開したら住民はみんなしらけますよ。祭りは絶対に盛り上がらないでしょうね』（2013.8.5産経新聞より）

この記事を読み、わたしは、「国家間で仲が悪くても地域レベルの交流で距離は縮まるはずだという考えが甘かった」と言う件(くだり)が耳に痛かった。国家間と地域レベルの交流は異なるという思いがあった。それが甘かったという対馬からの声。日韓問題はもう殆ど危険な領域に入っている感が強い。

韓国の反日教育(活動)については従前からあった。それは2012年（平成24年）8月10日、李明博大統領が韓国の現職大統領としては初めて、竹島を訪問し、天皇を侮辱したときが一つのピークに達した。


大統領の発言趣旨は、「天皇が韓国を訪問したいなら独立運動をして亡くなった方たちの家族に心から謝罪しなければならない」「痛惜の念という言葉を言いに来るのであれば（天皇陛下は）来る必要はない」というものだった。

当時の報道によると、背景には、韓国の国民の民族感情に訴えることで、失いつつある求心力を回復しようという狙いがあるものとみられ、残り半年余りの任期である李明博大統領の周辺では、国会議員だった兄や側近たちの不祥事が続いていて、政権の求心力の低下に歯止めが掛からなくなっている。

李明博政権の日本への対応は、12月に控える大統領選挙での与党候補の戦いに影響を及ぼしかねない情勢となっており、光復節で国民の民族感情が一段と高まる時期を迎えて、李明博大統領としては、こうした時期に、歴代の大統領が避けてきた竹島訪問に踏み切ることで、国民感情に訴え求心力を回復するとともに、大統領選挙で野党が勢いづくのを抑えたいという狙いがあったとみられる。ソース　ウィキペディア

その後は、いわゆる慰安婦問題、米国・中国首脳への反日共同の働きかけ、在外韓国人の反日活動、日本帰化韓国人の入国拒否、靖国参拝妨害、戦時徴用訴訟等々、限度を超えた反日運動を展開している。

すでに多くの日本人は、嫌韓、反韓から無韓、つまり韓国無視へと意識は変化してきている。この国は度し難い。道理を言い聞かせてもわからせることができないのだ。それ故、一定の距離を置くのが正しい対応だろうと思い始めている。