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2013年04月29日

和歌山市議会議員を略式起訴

和歌山区検察庁は、4月25日、インターネットの掲示板で、和歌山市議会議員の男性議員を中傷したとして、同じ和歌山市議会議員の男性議員(40)を名誉毀損の罪で略式起訴しました。

この報道については、多くのメディアが被害者、被疑者両方の実名を出している。わかやま新報は実名を出していない。わたしもあえて実名は出さないことにした。何故かというと、現時点での報道では、動機がわからないからである。

中筋日延児童遊園の所有権争いについても、和歌山市当局が市議会に買取り案を提案した段階では第三取得者があちら系統の人だと報道されていなかった。白浜町保呂地区の「中間処理施設(清掃センター)の使用期間延長」問題についても詳細な報道はない。限られた情報しか入手できない。

報道のあり方はいつも問題なっている。例えば、ボクシングの亀田興毅選手のパフォーマンス騒動、奈良の騒音おばさんなど数え上げればきりが無い。読者は限られた情報で何が真実か判断しなければならない。それは極めて難しいことであって、多くはそのよう情報に乗せられてしまうことになる。

だから、今回の事件についても裏にどのような事情があるのか、何故、このようなバカげた書き込みをしたのかなどわからない状況ではあえて実名は出さないことが賢明と判断した。ただ、被疑者が書き込んだような事実はなかったことははっきりしたようだ。

さて、そもそもの問題である児童遊園の所有権争いはどうかといえば、まだ決着がつかないようである。民事裁判が長期化し実質審議に入っているところをみると、第三取得者の背任性(背信的悪意者)などの認定の可能性が大きくなっているのかもしれない。

この問題は、訴訟に勝てば、買取り提案サイドの市長、顧問弁護士、担当部局等の政治責任が、負ければ提案を拒否した議会サイドが政治的責任を問われることになる。しかし、問題の本質は、不動産登記をしていなかった行政側、つまり和歌山市のミスに帰着することはいうまでもない。不思議なことに議会はこのことを追及していないようだ。このミスのため顧問弁護士とは別に市職員として弁護士資格者を採用しているようだが、これって何だかおかしいと感じるナ。

まぁ、厳しく言えば和歌山市役所っていいかげんな仕事をしているって言われても仕方が無いんじゃない。そのうえで名誉毀損問題を起しているのだから、本当にどうしようもない。和歌山市の行政、それをチェックする議会等しっかり真面目にやってくれよと言いたい。報道機関(マスコミ)も警察や検察の公表をベタ記事で書くのではなく関係者の取材をするなど、いわゆるウラを取った報道をして欲しいナ。


関連:
2012年04月13日 和歌山市議会を捜索
2012年08月25日 和歌山市議書類送検
2012年10月28日 あれどうなったのかな  


Posted by ecell at 09:58Comments(0)行政

2012年10月28日

あれどうなったのかな

・けやき大通りの整備計画 県案を事実上白紙


県提案の第一案

JR和歌山駅から市役所方面へのメイン道路けやき大通りの整備計画はどうなっているのだろうか。県提案の第一案が否決されうやむやになったままである。結局、あれって県の提案についてのアリバイ作りだったのだろうか。県民に拒否され、県は「4案以外の案も含め時間をかけ検討する」ということであったが、ほんとうに検討しているのだろうか、疑問だ。

中筋日延児童遊園の所有権争い

現在、和歌山市が議会に和解を拒否され、大阪在住の転買者と争っているが、状況はどうなのだろうか。市の顧問弁護士でさえ負けると判断し和解しようとした案件である。そろそろ判決の出そうな頃である。市民の立場からは勝って欲しいと思うのだが。果たして、和歌山市は転買者が背信的悪意者(H18.1.17先行判例)であることを立証できたのだろうか。

これに関連した和歌山市議の名誉毀損問題はどうなったのか。被害届を撤回したのだろうか。警察は容疑者(現職市議)を特定したが、その後の状況を知りたい。

・白浜町保呂地区の「中間処理施設(清掃センター)の使用期間延長」問題

任期満了を目前に「町民に信を問う」と突然辞任した立谷誠一町長。再選されたが、半月後に再び同じ顔ぶれで選挙となり、今度は水本氏が193票差で立谷氏(現県会議員)を破り初当選した。そして、水本氏に対する全国的に有名になったいわゆる「白浜町の乱」。これに対して水本氏は「精神的苦痛を受けた」として訴訟を起した。結局、水本雄三町長は病気を理由に辞職し訴訟も取り下げた。詳細「すったもんだの白浜町で町長選 5月8日告示 一連のゴタゴタはどうなる?

この一連の事件は何だったのか。閉鎖的な狭い地域自治体の人間関係や地域エゴなど事件の背景、真実を知りたいと思うが、謎のままで終わってしまうのだろうか。それとも現職の井澗誠町長は、これまでの経緯を含めた交渉議事録等の情報を公開しあきらかにしていくのだろうか。

まだまだその後を知りたいことがある。新聞等マスメディアは事件を報ずるがその後の情報を提供してくれない。「あれはどうなったの」という思いを持つことが少なくない。できれば、経過状況でもよいから報道されると良いのにと感じている。  


Posted by ecell at 07:29Comments(0)行政

2012年08月25日

和歌山市議書類送検

報道によれば、昨日、和歌山市の男性市議が書類送検された。和歌山地検がどう判断するかは分からないが、何とも情けない話である。和歌山の市会議員の信頼と品位に係わる問題である。後日、和歌山市議会は何らかの処分をすることだろう。

事実関係は、和歌山市の男性市議(40)がインターネット掲示板に別の市議を中傷する書き込みをしたとして、和歌山県警和歌山西署は24日、名誉毀損(きそん)容疑でこの男性市議を和歌山地検に書類送検したということ。捜査関係者によると、市議は容疑を認めているという。

和歌山地検がどう判断するかは不明。わたしはこのような行為を軽く見てはいけないと思っている。正々堂々と言論を武器とする議員が、匿名でインターネット掲示板で、特定の同僚を名指して名誉を毀損するとは何とも情けない。

関連記事:中筋日延児童遊園  


Posted by ecell at 10:23Comments(0)行政

2012年04月13日

和歌山市議会を捜索

和歌山市議会を捜索

和歌山市の男性市議を名指しで中傷したインターネット上の書き込みをめぐり、和歌山県警が名誉毀損の疑いで、和歌山市議会の会派控室など関係先数カ所を家宅捜索していたことが12日、分かった。


何とも恥ずかしいニュースだが、おそらく「インターネット上の書き込み」は和ネットというサイトのことじゃないだろうか。2011年10月頃の書き込みが常識的にみて問題になったのだと思う。今回の捜索は、民主主義の原則を守るため、止むを得ないものだろう。

ところで、和歌山市の児童公園(中筋日延-なかすじひのべ-児童遊園)の所有権訴訟は、まったく和歌山市の不手際によって生じたもので、(市が)寄付を受けた(?)というときに登記をしておけば、少しも問題はなかった。その後においても、占有後10年(悪意)あるいは20年(善意)を過ぎた時点で登記(相手方の協力不要)をしておけば、同様に問題はなかった。

市には顧問弁護士もいるだろうし、都市公園の担当者もいるのに何故こんなミスが起こったのだろう。本来なら歴代の都市公園担当者が賠償するべきだが、公務員保護の国賠法等があるからそれは無理だろう。とすれば、議会は行政の政治的責任をまず問わなければならないのではなかろうか。

それにしても情けない(名誉毀損)事件だ。しかし、この情けない事件はどうでも良い事件ではない。議会民主主義の根幹に係わる事件である。これを徹底して守護するためにも司法の健闘を期待したい。繰り返し言いたい。一見小さな事件のようであるが、われわれの社会の維持に係わる重要な問題であると思っている。

蛇足:わたしは、今まで和ネットの書き込みをしたことが無い。たまに閲覧することがあっても、これからも書き込むことは多分無いだろう。はっきり言って、ここの多くの書き込みはどうでも良い情報ばかりで一部のそれは下劣でさえあると感じている。  


Posted by ecell at 08:56Comments(0)行政

2011年09月28日

和歌山市の判断ミス?

市議会委 児童公園、和解案を否決 和歌山市「司法の判断仰ぐ」 2011.9.27 02:10

私有地が児童公園「中筋日延(なかすじひのべ)児童遊園」として30年以上使われていた問題で、和歌山市議会経済文教委員会は26日、市が土地を約530万円で買い取り、所有者と和解するとした議案を否決した。30日の本会議も否決される見通しで、市は「今後は司法の判断を仰ぐ」としている。


つまり、和解案は和歌山市議会経済文教委員会の採決で賛成1反対8で否決されたということ。
思うに、裁判になったとして、和歌山市はミスによって二重売買(本件の場合は取得時効と売買)の登記の無い買主という形になっており、はたして登記という対抗要件を備えた土地所有者に勝てるのだろうか。結果はまず負けるに違いないだろう。

もちろん、二重売買した旧土地所有者は酷いと思うが、時効完成後、第三者対抗要件である登記もしていない市側に落ち度は無かったのか。登記をしておれば、旧所有者から購入した者に対しても所有権を主張できたし、登記するにあたって旧所有者の協力も必要なかったのに。

ところで、経済文教委員会で反対した8人の議員は、この後、裁判で遊園地を明け渡す事態となったり、約530万円以上の購入額で決着となったりした場合どのような責任を取るのだろうか。

この問題について、わたしは原案で止むを得ないと思う。もっとも当時の市長を含めた責任者を明確にして然るべく措置をとることが望ましいと考えるのだが。

それとも、登記を有する現所有者が「背信的悪意者」であるということを立証できる確証を持っているのだろうか。公表されている情報では勝ち目は無いと思うのですがね...

関連:中筋日延児童遊園  


Posted by ecell at 12:39Comments(0)行政