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2014年09月13日

報道の責任の重さ

今回の朝日の誤報、虚報、捏造記事の問題で、あらためて報道の責任の重さを感じる。小は、実名、通名報道の問題から、大は、国家民族に関する問題まで、報道によって、読者の判断や理解は大きく左右される。

弾丸が飛び交う戦場での取材、嵐のなかの台風報道、被災間もない二次災害が起こりうる中での取材や報道、惨たらしい事件の取材。権力者や人気者に対する、報復を恐れぬ仮借のない取材。わたしは、記者と言う業務に就く方々の苦労を思う。

つい最近でも、海外で若い女性のジャーナリストが殺されている。しかし、記者クラブで、マージャンをしながら、広報の発表をそのまま裏を取らずに垂れ流す、手抜きの記者もいるだろう。こういう記者はほんの一握りで、たいていは社会正義の実現、権力行使のチェック、弱者の気持ちの代弁、社会の木鐸でありたいとの初心があったはずだ。

文芸と違って新聞記事は残らない。いくら名文であっても、冬は読者の心を温める蝋燭の灯りとなり、夏は一筋の涼風として消えていくものかもしれない。しかし、ときとして、その記事は読者の心に深く残り、人を変え、世の中を変えていく原点にもなりうる。

今般の一連の記事は、残念なことにこれまで先人が積み上げてきた報道の信頼を壊し、読者や関係者に不安と不信を与えてしまった。そのうえ、多くの人たちに取り返しのつかない傷を負わせた。

だから、朝日はこうするべきだとは言わない。それはわたしたち読者が決めることだと思う。


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Posted by ecell at 07:22│Comments(0)公益
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