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2012年07月04日

ゴミ再生銀行

ゴミ再生銀行という言葉を聞いた。変わった銀行という意味では、「バングラデシュのグラミン銀行」が有名だ。この銀行の創始者であるユヌス氏は、貧困層に対する無担保小口融資「マイクロクレジット」の生みの親で、2006年にはバングラデシュ人として初めてノーベル平和賞を受賞した。

この銀行のシステムは、貧困層、主に女性を対象に小額(数十ドルとか百ドルとか)の“無担保”融資で事業資金(牛を飼うとか、材料を購入するとか、小商いの商品を仕入れるとか)を融資することによって、彼らの経済的自立、ひいては社会的立場の確立をはかっていくというものである。

ここまでは別にどうってことは無い。注目すべきことは、無担保にもかかわらず97%といった高い返済率が達成されていることだ。何故、そのようなことが可能なのか。

その鍵は、連帯責任的な相互監視システムにある。通常の銀行では、“クレジット(信用、信頼)”という言葉を使いながらも、実際には人を信用しないことを前提に制度を作ってきた。

しかし、この銀行ではクレジットという意味はその名のとおり“信頼”を意味している。法的な契約で借り手を縛るのではなく、人間的なつながりによって資金を回収する。だから、担保も貸付契約書も取らない(連帯責任的な相互監視システムはあるが)。

貸し出しにおいて法的な契約が存在せず、握手を交わしてお金を貸すだけである。そもそも小口の融資の取立てに弁護士費用をかけたら完全にペイしないからだ。契約の代わりに、お金を返済することはとても大切なことであるということを事前に伝えるのである。(Business Media 誠 山口揚平 性善説は貧困を救えるのか) 

このような仕組みを創造した背景には、「施すという行為は物乞いの尊厳および自活の意欲を奪うことになり、長期的にも短期的にも現実的な解決方法にはならない」という発想が根底にあるのだと言われている。

素晴らしい仕組みだと思う。しかし、この仕組み(システム)にも欠陥はあるようだ。それはわが国で問題になった貧困ビジネスの類のものだという。つまり、このシステムを利用して、額に汗して頑張らずに楽をしているものが生まれてきているという事実があるらしい。

長い前置きになったがこのことは本題ではない。実は、「ゴミ再生銀行」のことを書いておきたかったのである。

インドネシアのある小学校では、人々が古紙やプラスチック、金属、段ボール、発泡スチロールといったリサイクルが可能なゴミを持ってくる。ボランティアの学生たちは持ち込まれたゴミを注意深く計量し、そのゴミの明細を彼らの“預金通帳”に記入していく。この金額はわずかなものだが、それは社会的な連帯を呼び、街がきれいになっていくことにつながる。

和歌山市などでもリサイクル可能なゴミはグループ活動等で集められ、自治体から奨励金が出されているが、もっといろいろな工夫ができるかもしれない。やがて、この銀行は、ゴミが少なくなることによって倒産するかもしれないが、それも良しである。でも、ゴミは発生し続けるのだから、倒産はないか^^

発展途上国に留まらず、わが国でも貧民救済、防貧政策、公的扶助(生活保護等)の一環として取り入れることが可能かもしれない、と思った。出来得れば、和歌山のNPO活動か何かからこのようなノーベル賞クラスのアイデアが生まれ出て欲しいものだなぁ^^


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